さっきのブログでは、DBアクセスなどで、
3.入出力用のハッシュマップを使い、テーブルごとにクラスを作成する
4.入出力用のハッシュマップを使い、1つのクラスで行う
だと、宗教上の理由で3になると書きました。
その意味と、説明を書きます。
実際に、どのように作るかという場合、工数的に楽とか、効率的とか、リスキーでないというよりも、
・現在の流行の人たちが、主張している意見とか、
・トレンドの流れから、そっちのほうがおしゃれな場合、
そっちのほうの意見になります。
ひどい場合なんかだと、本やネットで読んだくらいで、プロトも、てきとーに本にでているものを応用したくらいのものを作った状態のものでも、そっちがトレンドだと、やってみようと言い出す人がいます。
コンピューター関係者以外だったら、ありえない!と思うでしょう。
自分で、徹底的に使いこなして会得していないやつ、そんなリスキーなものを、平気で使うなんてと。。でも、今のコンピューター業界は、この流れが多いです。
そのカラクリは、こんなかんじです。
最近、オフコンを使ってCOBOLで開発するっていう話、聞かないですよねえ。。。あんまり
(まあ、売っていないということもあるが。。。)
COBOLでの新規案件って、かなり少ないと思います。
でも、COBOLとJavaでは、どっちが生産性が高いかっていうこと、自分で書いて比べている、若い人は少ないと思います。最近の若い人の中には、COBOLを馬鹿にするわりに、自分で書いてなかったりします。
COBOLでも、オフコンの富士通Kシリーズの場合には、画面もDBも、まったく同じレコード構造に入ってくる上、それらはツールで作成でき、画面側でエラーチェックしてくれるし、画面操作をレコード内の値を設定することでできる(レコードのある箇所に値を入れるとプロテクトになる)ので、生産性は高いです。
でも、今COBOLの、そういうものを使うという意見はありえないし、それどころか、その考え方をJavaにとりいれ、画面から、DBから、すべての情報を1レコード、HashMapの中に入れるというような考え方をする人もいません。絶対いません。ただみんな、やってないけどばかにするだけです。人を馬鹿にするくらいだから、昔の技術なんていうことを、聞かれることもありません。
2007年問題とは、COBOLを継承することではなく、それを言葉をネタに、新しくリプレースするためのセールストークです
そんな感じで、この業界は、まったく新しいものが常に出てきて(といっても、昔の焼き直し+あるふぁだったりするんだが)、それが妄信的に信じられ、宗教的になり、若手のプロジェクトマネージャーやアーキテクトクラス、プロジェクトリーダークラスのひとが、「絶対とりいれるんだ!」といいはります。なぜいいはるか、おしゃれでかっこいいから、今の仕事が面白くないから。
で、営業はそれに乗ります。なぜなら、新しい考えのほうが、「売れるから!」
なぜ、売れるか。。。お客さんが、新しい考えのほうが、先進的でかっこいいから、
新しい、先進的技術を導入すると、売り上げ、生産性あーっぷと思って買っちゃうんですねー
(実は、儲かるかどうかというのは、お客さん自体も、わからないし、検証してないことが多い)
そのため、この業界は、宗教的にその考えを取り入れる(=事前に批判的に検証していないで、盲目的に、その意見は正しいと思い込む)ことになり、神学論争に発展します。
はたからみると、「それって、どーでもいーじゃん!」っていうことを、熱心に議論したり、やたら、難しい言葉をとりいれるのです。。。
「どーでもいいじゃん!」などと、言ってはいけません。
かれらは、それを主張することにより、先端をやっているというプライドと居場所を確保するのですから。
そのような考えが出てきたら、営業といっしょに、「すばらしい!」といっておきましょう
(営業はそのような考え、大歓迎です。なぜなら、「売れるから」)
で、じゃあ、ウィリアムのいたずらのような、こっぱワーカーさんたち(末端の作業する人たち)は、どーするかというと、
上の若手のえらーい人たち(でも、えらーいといっても、2次請けとか3次請けクラスなんだけどね)がいう技法で、本当にできるかどうか検証し、その考え方が、受け入れられない(明らかに破綻する)ときだけ、反対します。
それ以外は、反対してもあんまり、意味ないので(反対すると、すげー、若手の上のほうの人から文句言われる割には、メリットがない。なぜなら、どんなやり方をしても、たいして、かわんないから、つーか、どんなやり方、どんな言語でも作れないと、いま、お仕事つづかない)はんたいはせず、対処法だけ考えます。
つまり、3のやり方が多い理由は、今、それが、トレンドだからです。
それ以上でも、それ以下でもない(おれは、ぷっちゃんか。。。極上生徒会を見てない人には、わからないと思うけど)
で、さらに、この宗教には、宗教改革があるんだな(^^)v