ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

金融市場でのAIの話とか、渋滞シミュレーションとか

2017-01-11 14:13:26 | Weblog
1月10日第12回 産総研人工知能セミナー「AIと社会シミュレーション」に
行ってきた!ので、その内容をメモメモ

ただ、場所が、産総研 臨海副都心センター 別館だったんだけど、
初めての場所で知らなかったので、りんかい線の「東京テレポート」
駅からおりてしまい・・・しまった!この地図縮尺が・・・

ということで、全然間に合わず、はじめの和泉先生のお話は聞けなかった
ので、途中からメモメモ

※AISTに行く人、素直に「ゆりかもめ」の「テレコムセンター」から行く
ことを強くお薦めします。




金融市場での人工知能技術の応用と人工市場研究の紹介
(とプログラムではなっている)

【途中から】


深層学習 
ディープラーニングを使ったアルゴリズム取引
 統計よりも2.48ポイント
 7800時限の入力データから1時間後の株価予測
画像:集まると意味がある
相場:ひとつひとつが意味を持つ→多層にしても・・
 あたるときもあるし、ないときもあるし・・

板情報の画像化:注文状況を画像に直す
・10秒後の予測
・畳み込みニューラルネットワークで
 →平均55%
・意味がある状況とない状況:大きな入力だけ使う(フィルタリング)
 →60%くらい

画像認識に比べ、1つ1つの意味が大きい
・数値データの解析については人工知能が得意
 上手くいく例:半歩先、予測するのは上手くいく
 市場の潮目が大きく変わる(ゲームチェンジ)は難しい
  →一工夫必要

ニュースデータでは?→金融テキストマイニング
・ニュース、Twitterのテキストデータ
  →ボラティリティ予測
 特徴量のコーディング勝負
  →機械学習まではいっていない

・ニュース記事からの特徴量抽出
 S&P500の個別銘柄:大きく上がった下がった銘柄
  キーワードと上げ下げ:SVMで分析
   →ベスト5には入る:S&Pだけでは1位

・テキストマイニングヘッジファンド:半分くらいに淘汰
  →運用によっては不安定
 Tweetsからの特徴量抽出
  キーワード:6種類に関連付ける
  心理的な表現とダウの相関→平穏さと相関

 自己組織化ファジーネットワークによる予測モデル
  86.7%当てることが出来た

 追試結果:よかったのも、わるかったのもある

・安定性がないのはなぜか?
 2008年 リーマンショック→時期によるのでは?

金融テキストマイニングの方向性
・直接価格を予測することは難しい
・市場に関連する経済環境・状況を判別する方向に
  日銀テキストインデックス
  野村AI景況感指数

いくつか期待されているもの

既存の手法
・ごみを捨てて数値化:どんなキーワード
・word2vecによる単語の分散表現;機械に自動学習

200次元のベクトル
・単語の足し算引き算が出来る
  レクサス-トヨタ+日産=インフィニティ

センテンスを入力すると→主語がかわっても似たようなケースを拾える

決まりきったキーワードのマッチングは得意

囲碁の機械学習→プロのトレーダーに勝てるか?
・過去の棋譜:自己対戦
 →おなじことが金融データでできるか?
 →金融に定石がない

カブロボコンテスト→過去の10年間:将来では上手くいかない

社会シュミレーション
 8種類のアルゴリズムX3種類のパラメータ
それを実際にやると・・・
 2015年と2016年で負の相関
ローリスク・ハイリターン:ベイジアン(機械学習)

人工市場
・インフラ、制度設計
 →ティックサイズ(円刻み)変えたら、どうなるか
  閾値を決める
・日銀:京 数万銘柄のシミュレーション
・フラッシュクラッシュ




■様々な移動に関するシミュレーションの可能性 西成先生

・渋滞学

・社会シュミレーションの方法
 大きく2つ
  データマイニングとモデリングの2つの立場がある
  
モデリング派
   因果関係:モデリング
 交通はモデリングできる:データ解析
  →心理が絡むと、モデリングが出来ない
 モデル化:
  原理原則:連続の式、排除体積効果
  エージェントの内部自由度をどのように捉えるか
 検証
  パラメータの極限での論理的検証
  データや知られている現象を再現できるか
 目的
  あり得るシナリオの1つを提示する
  医師決定者の判断材料

・渋滞を考えるための数理
 連続の式、排除体積効果
  ASEP:非対象単純排除過程→前が開いているときだけ進む
   →イギリスの数学者発表

・渋滞:臨界現象 層転移
  
・データを再現できるか
 交通量と密度の関係=基本図
 渋滞の定義が出来る 右下がりになる

・出っ張ってるところ大事:メタ安定状態
 →それが崩壊して渋滞
・ASEPの基本図:単純すぎてメタ安定状態がない
・slow to startモデル:クルマの慣性効果を入れる

・不安定性が渋滞を引き起こす
 分散が減る→崩壊→分散が増える
 メタ安定を調べると、予測が出来る
 →原理があれば、はるかにいい

・ちょとだけあけると渋滞が吸収できる

・カーナビによる車間情報提供
  車間距離40mで警告

ペースメーカー車の実験
・小仏トンネルにおける渋滞抑制実験
 2箇所センサー
 渋滞のときにゆっくり走ると、渋滞はなくなる
  スローイン ファストアウト

・スローインのための補助システム例
  可変速度規制 VSL
  カーナビ(テレマ)・車間距離=ミリ波レーダー

・ファストアウトとACC(アダプティブクルーズコントロール)
 →自動運転技術の基盤

人流シミュレーション
・2時限ASEP(フロア・フィールドモデル)

人の渋滞と障害物の影響:障害物があると、速く出れる
・どちらが速いか:出口 端のほうが速い

ダブルボトルネックの問題

待ち行列
 混み具合:ポアソンレート
 歩行時間:
 サービス時間
混んでいてサービスが短い:並列
混んでいない:フォーク
→成田空港 入国管理にて運用中

Bull-Whip Effect(ブルホイップ効果)と自然渋滞
 みんなすこしずつ在庫を持つ→さいごにはすごいことに!
 自然渋滞と同じパターン
→IoT,AIのパーツとして使う

あるべき交通政策とは
・この歩道が混んでいる→3つのいけん
  広げろ
  情報提供アプリを出す
  人の教育をする
 →まとまらない:バックグラウンドの違い
・分野によって考え方が異なる

最後に
AI+IoTと交通の未来
・モデリングができれば、因果関係が分かるので強い
  AIはその補助ツールとして有効
・交通のスマート化:データのオープン化が必須
  積載効率 50%きる→からで帰ってくるから
・自動運転 限定された用途で活躍
  専用道路では可能、物流自動運転
  ドローンタクシー

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