ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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福島第一の冷却水にCO2を溶かし、東京都の離れ小島の地下深くに埋めてCO2・処理水問題解決と言ったら?

2021-11-15 08:59:50 | そのほか
何が問題だと思いますか?


日曜討論とか見ていると、最近の「テレビに出ている」若い人は

(1)地球温暖化を、1.5度以内に抑えるには
(2)CO2の排出力を削減すればよく
(3)そのためには、エコな商品を使うことである

という命題があるとき、

(1)が成立するには(2)が成立し、そのためには(3)が必要と思っているような気がしてならない。

大人の人は、
こういう匿名のブログや、心の中では、
(1)が成立するには、(2)ではだめで、
(2)を成立させるため、(3)は・・・逆効果かもしれない
ということを知っているけど、

大人の事情で、
(1)が成立するには(2)が成立し、そのためには(3)が必要と
生きていくために、口先で言っている(自分もそう)。

このブログは匿名なので、せっかくだから、大人の人の本当の意見を、若い人に向けて書いておく(多分若い人も、大人と同じことを思っているけど・・・一応念のため)



■(1≠2)温暖化の原因で重要なのは代替フロン。CO2の1万倍の温室効果と言われる。

NHKスペシャルのグレート・リセット〜脱炭素社会 最前線を追う〜
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/KV8V3QMW3V/

の中で、研究者たちが温暖化として選んだ一番が「冷媒」であることから
解るように、温暖化で一番問題なのは、冷媒として使われる代替フロン。

フロンがオゾン層に穴をあけるのが問題で使われなくなり、
その代わりに代替フロンが使われるが、
この代替フロンの温室効果はCO2の1万倍もあることは、
与党である公明党も知っている

温室効果はCO2の1万倍 「代替フロン」の規制強化へ
https://www.komei.or.jp/komeinews/p29198/


その公明党のホームページに書いてある通り、

CO2が減少する一方、代替フロンは増加傾向にある。

CO2より、問題じゃん!
CO2を一生懸命減らしているけど、それより1万倍も温室効果が大きい
代替フロンは、(CO2が減っているのに)増えているんだよ!!
温暖化を減らそうとしたら、CO2より、まず代替フロンだろう・・・

・・・だからNHKスペシャルの研究者のアンケートでは冷媒が一意なわけ。



だけど、NHKスペシャルもその話題はほとんど触れないし、
マスコミもあんまり言わないし、
公明党自体、あんまり言っていない。

なぜか・・・

理由は2つ

(1)CO2削減のほうが、利権の絡む人が多い
(2)今、それを言われると困る会社が、多い

(1)については
CO2を削減するには、太陽光発電だよね・・・(以下自粛)

(2)について
 代替フロンを置き換えるには・・・経済産業省が示している

フロン対策の動向について
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/kagaku_busshitsu/pdf/008_04_00.pdf


の6ページ。つまり、置き換えるものがまだ決まってないところもある。
そして、ここでは書いていないけど、CO2に置き換える場合、費用が掛かる。
なので、代替フロンを使ってモノを作っているメーカーや、そのものを部品として使っている業界は、急に「置き換えろ」と言われても、こまってしまう。

というわけで、都合が悪いものは、そっとしておいて騒がない。



そこで、気づいた人も多いのでないだろうか、このニュース

COP26 アメリカと中国が共同宣言 メタンの排出削減に向け協力
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211111/k10013343361000.html


今まで、ヨーロッパがCO2削減において多くの技術を持っていたので、
その技術を利用するように世界を動かし、「CO2削減こそが温暖化対策」
というイメージを作り上げた。
そして、ヨーロッパは、アメリカや中国を非難した
  →ヨーロッパのOO2削減技術をつかえということ。

さらに、(CO2では不十分ということをヨーロッパはたぶん知っていながら)
日本を悪者にし、化石賞を与え、
日本もヨーロッパのOO2削減技術を使うように迫った。
→だから日本がアンモニアを使ったCO2削減を言っても、
 CO2削減は限定的と言い切って認めなかった、
 (この矛盾は後でも出てくるけど・・・)



でも、ゲームは変わった。
メタンの温暖化はCO2の20倍。
そのメタンでアメリカと中国で手を結んだ。
ってことは、この2国はメタン削減技術を持っているのだろう。

形勢逆転。
今度はアメリカ、中国が、ヨーロッパを
「CO2削減したって、メタン削減しなければ、
意味ないでしょ。20倍なんだから・・・」
といって、ヨーロッパに自分たちの技術を使うように迫るだろう。

日本が今まで石炭利用でヨーロッパからいじめられたように、
今度はアメリカ、中国がメタンでヨーロッパをいじめることであろう。

・・・だけど、温暖化1万倍の代替フロンについてはだれも言わない。
まだ、できていないので、それを言われると、みんな困るので・・・



■(2≠3)電気を作るのに化石燃料が中心な今の時代に、
 ガソリンから電気利用に変えても効率悪くて逆効果?

 エコなものと使えばco2が削減するというイメージがあるが、
 前にも書いたけど、例えば中国やインドで電気自動車を使った場合、、
 中国は7割近く、インドは7割以上は化石燃料で発電しているので、

http://www.ene100.jp/www/wp-content/uploads/zumen/4-2-2.jpg

 いったん化石燃料を電気に落として、その電気で自動車を走らすという
 非効率的なことをやっているだけで、
 結局、今まで通り、化石燃料を使ってco2を出していることには違いない。

・・・意味ない

だけど、電気自動車が進んでいる、中国はそのようなことは言わない。
ヨーロッパも中国を非難しない
(ヨーロッパにとって電気自動車売れることはいいことだから)。

でも、日本がアンモニアを使ってco2削減をしたとたんに、
そのアンモニアを作るのに・・・と言い出して非難している。
中国の電気自動車はさておき・・・

さっすがにこのことが問題なのはNHKでも取り上げていて、


で、日本の問題として、電源構成を取り上げていたけど…
でも、その番組を見て分かる通り、それを気にしているのはトヨタだけで、
ほかの車メーカーは電源構成お構いなくEVシフトなのよ。

(ちなみに、フランスは原子力70%なので、EV化することがCO2削減につながる)

※ただ、NHKスペシャルのEVの回、
取り上げ方については・・・と思うところがあるので、
別エントリで詳しく書く。
やっぱり、ロールスロイスが原発やることとかにも触れてほしいよね。

EV関係なしに、そもそも自動車産業って、乗る人(=人口)が減るから、
斜陽産業なんだって・・・



・・・で、このこと(今の電源構成ではCO2増やすのに、
みんなEVやること)からもわかるだろう。

本当に地球を守るという発想でco2削減を言っているのではなく、
自分たちの利権・利益・国益のために、
環境という道具を使っているだけである。

グレタさんなどは、大人の人たちに利用されてしまっている。
幅広い知識を持っていないので、利用しやすいのだ。

大人は、それを知っているが、
グレタさんたちを助けようとしない。

なぜか、
グレタさんたちは、大人と一緒に仲良くやりましょうと言っていないからだ。
大人を非難しているだけ。
そういう人たちと、一緒にやっていくことはできない。

大人はもっと、協力的な若者を選ぶ。



■将来あるべき社会は「削減する」のではなく「循環する」社会

では、温暖化させないために本来あるべき社会というのは、
どういう社会なんだろう。

それは、削減する社会ではなく、循環する社会
CO2を排出したら、人工光合成とかによって、CO2を分解し、
分解したものをまた利用して・・というように、物質的には、
循環して、ヘリも増えもしない。

ただ、その過程で、エネルギーが必要になる。
そこで、エネルギーを、今のところは、
太陽や原子力、将来的には核融合から持ってくるということになる。

例題を一つ。表題の件。

CO2を削減するには、CO2を吸収すればよい。
CO2を吸収するには、水に溶かせばよい(炭酸水)
ってことは、表題の通り、

福島第一の冷却水にCO2を溶かし、東京都の離れ小島の地下深くに埋めてCO2・処理水問題解決と言ったら?

ここで、「原子力は危ない!」って言いだしたら、
  多分それは、思考停止になっている。
  処理水なので、放射能は十分に取り除かれている。
  東京の離れ小島に捨てるのだから、風評被害もない。

  思考停止するのはもちろん個人の自由なのでよいのですが、
  ここでは、その回答はおいていく。

CO2削減のことだけ考えたら、この考えはグッドアイデアになる。

ただ、実際にやると、どこかで破綻する。水を土に埋めてしまうので、
どこかで水がなくなることになる。

循環的に考えると、
「いったん地下に炭酸水として保存しておき」
「CO2分解技術が進んだら、炭酸水からCO2を取り出して、分解し、
 水は再利用する」
ということになる。この考えは循環するので無限に続けられるが、
そのとき、水にCO2を溶かしたり、とりだしたりするときにエネルギー
が必要となってくる。このエネルギーをどこから持ってくるか・・・

今は、原子力だけど、将来的には・・・核融合?



あ~長く書きすぎて、よくわかんなくなってきた。
EVのはなし、ロールスロイスの話、核融合の話は、また別の機会にすることにするわ・・・





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