遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

栗 飯

2018-09-29 15:43:54 | 日記
平成30年9月29日(土)

栗ごはん : 栗御強(おこわ


新栗の殻や渋皮をとり、塩等を加えて炊き
こんだご飯。
茹でた栗をご飯が炊きあがる寸前に加える
方法もある。
我家では糯米を少し(2割程)加える。
冷めてからでも美味しくいただける様だ。


知人から、今年初めての栗を頂いた。
早速、栗ご飯を所望する。
先ず栗の鬼皮を取る、続いて渋皮を剥く。
これが大変な作業である。
昨今では。皮を剥いた栗をスーパー等で
よく見かけるが、確かに若い方達には栗の
皮を剥く作業は大変であろう。

鬼皮は先ず30分程お湯(水でも良い)に
付け置く(栗をふやかす)。


栗の座(下部平らな薄茶の所)を上にして
尖ったツヤの在る茶色の部分との境目に、
刃を入れ、尖った方を下向きに持ち剥いて
行くとスムーズに剥ける。
尖った先端の部分を鰐口(ラジオペンチ)
でチョン切り、その穴の部分から刃を入れ
剥いても良いとの事(やった事はないが)


渋皮の部分は更に面倒で難しく、もっぱら
カミさんの仕事。
本来は、渋皮のまま一晩水に漬け、確り
皮をふやけさせてから剥くと良い様です。

栗ご飯が炊け、釜の蓋が開くと、台所から
湯気と伴に栗の香りが漂い、、、、
食欲をそそる。



御近所に住む、独り居のご婦人宅へ早速の
お裾分け。


この時季になると、薄暗い台所の隅で、一心
に栗の皮を剥く、母の皺の手を思い出す。


今日の1句

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