令和4年10月3日(月)
竹の春

竹はイネ科タケ亜科の多年生常緑木本の総称で、タケ群と
ササ群に大別される。茎は木質化、隆起した節がある。
竹は主として、地下茎によって無性的に繁殖する。

春には地下茎から筍を地上に出し、2,3カ月で1本の竹
に急成長する。
そのために親竹は生気を失い、「竹の秋」(春季)という。
次に竹の葉は黄色くなり、落葉となる。「竹落葉」(夏季)

その竹が秋になると回復し、葉が青々と「竹の春」(秋季)
俳句の世界には、竹一つを取っても様々な季語が在る。

(真竹は約120年を周期とし、一斉に開花し枯死する)
竹は春から夏に4かけてが繁殖期で、地下の根茎から若芽(
筍)が出るため、親竹は衰え黄葉・落葉する。
秋になり若竹が生長し、親竹は青々と枝葉を茂らせる。

大高緑地公園

白鳥庭園、
一宮に住む娘宅の裏手に竹藪がある。
そんなに大きな竹林ではないが、、、、以前、娘達がこの地
へ引っ越した頃、春先に竹林を所有する方が筍を下さった。

娘は筍の調理の仕方が判らず、皮を剝くのも面倒だと大きな
筍をそのまま車に積んでくれた。
娘の家に行くたびに、裏の竹藪が風に騒めき、鳥が囀り、、


夏には竹笹が庭に舞い散り、、、丁度今頃は青々とした竹が
空にそそり立っていた。

今日の1句
ざわざわと青々として竹の春 ヤギ爺