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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木 犀

2022-10-19 16:11:09 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年10月19日(水)

木 犀 : 金木犀、銀木犀

モクセイ科の常緑小高木。 
高さ3~6m、時に10mに達するものも在る。
幹が灰褐色で、紋理が犀の皮に似ている事からこの
名がある。
仲秋頃から葉腋に白色の小花が多数束生する銀木犀。
橙黄色の花を付けるのが金木犀。共に枝が多く葉も
密生し、開花時には強い芳香を放つ。

金木犀、

銀木犀、

薄黄木犀、

木犀は中国原産で丹桂の金木犀、銀桂の銀木犀、金
桂の薄黄木犀がある。
日本へは江戸時代に渡来し、多くは観賞用に庭木と
して植えられた。

佳く晴れた日に何処からともなく漂う甘い芳香に、
思わず足を留め辺りを見回して、木犀の花に気付か
される。
気が付けば行く先々でこの花に出会うことが多い。
金木犀の落花が、黄金を敷き詰めた道を行く事も。

中国の桂林等では、町全体が桂花(木犀)の香に
包まれて、盛る時には息苦しい程に感じることも
あるという。

区役所の裏手に在る中学校の金木犀が盛りを迎え
ている。手続きを済ませた後、中学校グランドの
方へ足を向ける。

正門横の中庭辺りから金木犀の香りが漂い来る。
校舎から、若い歌声が聴こえてくる、、、、。
この辺りはよく散歩で通るが、歌声がした事は
なかった。久しく聴かなかったコーラス、、、
金木犀の香りに浸り、、、若い歌声を聞き、、
暫しの間、懐かしき頃を想い描いてみたが、、


そう言えばご近所にも木犀が在ったと、香りを
辿りつつ家路にむかう、、、。


今日の1句

金木犀歌声聞こゆ中学校  ヤギ爺