令和4年10月16日(日)
相撲草 : 力草、メヒジワ、オヒジワ
世界の温帯から熱帯に広く分布するイネ科の雑草。
日本名は、雄日芝(雌日芝)、また「力草」ともいう。
根から強くて抜き難いことからそういわれている。
踏まれ易い地面のよく締まった所等によくみかける。
漢名は「牛筋草」という。
子供達がこの草の茎を絡み合わせて、引っ張り合い
遊びをするのは、その草の強靭さからである。
雌日芝(メヒシバ)は草丈40~80cm、イネ科
の一年草。高い繫殖力があり徐々に増え一面を覆い
つくす。しなやかさと強さから「世界十害大害草」
に選ばれ、「雑草の女王」ともいわれる。
雄日芝(オヒシバ)は葉や茎が太く、メヒシバに比
べて雄々しいことからオヒシバを「力草」と呼ぶ。
似た雑草に、オオバコがあり、これも子供達の遊び
の道具となっている。
葉の形が違う。
人に踏まれても少々の事では枯れない強靭な雑草。
今年は我が町の公園でも、雨が多く日照が続いた所
為かこのメヒシバが大繁殖、月一度の草取りでは間
に合わず、、芝刈り機を導入しようと、土木事務所
へ相談、「芝刈り機は講習を受け使用許可証が必要」
との事。今年は講習が終了(4月年1回)との事。
止むを得ず、有志が暇を見て草取りをする。
(除草剤の使用の案も、園児等が来るので不可)
荷車の轍にも負けずに、強い日射しを好む相撲草を
俳人の一茶は詠んでいる。
今日の1句(俳人の名句)
門先や相撲取草のひとり立つ 小林 一茶