令和4年10月8日(土)
夜 長 : 長き夜
夜が最も長いのは冬至前後の頃であるが、秋分の日を
過ぎると夜がめっきり長くなったと感じるようになる。
夜なべに精が出たり、読書に身が入ったりするのもこの
頃である。
月夜、
星夜、
今日のように煌々と電灯が何時までも点いている時代に
あっては、闇に対する畏怖や静謐の受け取り方が違う育
ち方をしてきた世代との隔たりは如何ともしがたい。
深夜放送に浸り、ゲーム漬け等の寝惚け眼で出勤する
若者達やはしご酒で町を彷徨う中年サラリーマンの姿。
勿論、これは私の在りし日の姿ではあるが、、、、、。
今では暇を持て余した我が身には、秋の夜長の過ごし
方にも工夫もなく、「さあ、夜通し好きな本を片っ端
に読むぞ、、、」意気込んではみたものの若い頃の様
な根気は続かず、、、知らぬ間に机に伏し涎を垂らし、
果ては、本を枕に白河夜船である、、、、。
カミさんはと、、、居間でテレビの前で転寝ている。
「本を枕に」(読書案内の本)
とは言え、今夜も好きな本(今までに読んだもの)を
枕元に「積読」(つんどく)。
「下町ロケット」(池井戸潤)日々平安(山本周五郎)
「限界集落株式会社」(黒野伸一)それに「生命潮流」
(ライアル・ワトソン)、何れもこれまでに読んだ本。
どれだけ読めるか、、、? 早くも高いびき(己の)
今日の1句
本に飽き本を枕の夜長かな ヤギ爺