令和4年10月22日(土)
郡上八幡サンプル工房
数年前、家族旅行で郡上八幡を訪れた。
中学生の孫(男児)は部活(サッカーの試合)で参加出来ず、
息子家族4人、娘家族3人に私達(ヤギ爺夫婦)の9名が、
車2台で飛騨路へ向かう。
今回の旅の目的は、サンプル工房(郡上八幡)での作品作り。
昼前に郡上に到着し、川魚料理やで昼食を取る。
食後、郡上の街並みを散策しながら「サンプル工房」へ、、、
先ずは工房の見学、
店内には、至る所に「食品サンプル」やキーホルダーなどの
サンプルが所せましと並んでいる。
中庭の奥に工房があり、ガラス張りの中のサンプル作りを見
する。若いスタッフが肉類(ステーキ、ハム、ソーセージ)
や寿司ネタのサンプルを作っていた。
いよいよサンプル作りの体験が始まる。
「スイーツ作り」「アイスクリーム作り」「天婦羅作り」の
3コースの中から選ぶ。
娘家族はアイスクリーム作りに、私と息子の孫(女児)は
スイーツ作りに挑戦、息子の嫁さんと長男が天婦羅作りに。
スイーツ作り、
スイーツ作りは、先ずタルト(下の生地)を丸形とハート形
私は丸形を選び、それに生クリームを搾り上にイチゴ、蜜柑
等のフルーツを飾りつける。全て蝋(樹脂)で出来たもの。
3種類の中で一番簡単なものの様だ。
娘家族ははアイスクリーム作りに挑戦した。
カップにアイスクリーム(蝋を混ぜ合わせ溶かして作る)を
入れて、それをテーブルの上にわざと少し零す。
その後、団扇で扇ぎ、、、、、ゆっくりと乾かしていく。
何と、零れたアイスクリームがくっ付かずサッと取れた。
息子の嫁さんとその長男(男児)が挑戦した天婦羅作り、
天婦羅の具材(海老やカボチャ等)は出来て居り、それを
油(見たてた湯)の中に天婦羅の衣(見立てた蝋)を上から
ゆっくり垂らし、その半渇き状態の上に具材(海老等)を乗
せ、衣を掬(すく)いゆっくりと固める。 こうして次々に
具材を天婦羅にしていく。レタスは薄緑色の蝋をゆっくり湯
に潜らせると、レタス独特の形状となる。
天婦羅は一番手間がかかるが、見ていてもこごれが一番楽し
そうであった。 その後それぞれの作品を土産とした。
工房で子供達にクイズが出され、答え合わせは別会場で行う
との事。工房を出て吉田川を挟んだ隣町に「北街館」という
カフェがあり、其処で答え合わせし全問正解だと200円の
商品券(何の事はない、この店はサンプルの土産物店)を
ゲット、、。早速子供達にサンプルの土産を買う。(不足分
は親が、、多額、止むを得まい)
この体験は子供達と伴に私(ヤギ爺)にも楽しい思い出で
あった。
明くる朝、散歩に出かけて朝市を冷やかす、、、、。
何とそこに、郡上の野菜の中に渋柿が並んでいた。
サンプル工房は、
郡上生まれの岩崎瀧三氏が1932年(昭和7年)、大阪で
食品サンプルの事業化に成功し、その後地元(郡上八幡)へ
戻り、地元産業の活性化のために食品サンプル作りを広めた。
今では全国シェアの半数以上を郡上八幡で作っている。
(郡上八幡、博覧館の掲示による。)
今日の1句
ほっこりと渋柿を売る朝の市 ヤギ爺