「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

花の詩「すみれ」

2021年08月14日 18時53分06秒 | 花の詩
5月に掲載して以来、久しぶりに花の詩を。今回は季節的には過ぎたが「すみれ」を採り上げて見た。



 [花言葉]は小さな愛。温順・謙虚・謙譲・謙遜・うつしみ深さ・控え目・無邪気な恋・愛・思い・純潔・誠実・小さな幸せ・つつましい幸福・貞節、慎み深さ・ひかえめなど多岐にわたる。
◇紫:「貞節」「誠実」
◇白:「誠実」「謙遜」「あどけない恋」「無邪気な恋」
◇黄:「牧歌的な喜び」「慎ましい喜び」

 開花時期は、3月初旬から5月上旬で、花の形が大工道具の「墨入れ」に似ていることに由来する説があり、「すみいれ」が「すみれ」へと変化したという。
 花はラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じではなく、下側の1枚が大きい。花茎は根際から出て立ち上がり、上からうつむき加減に下を向いて花を開いている。
 昔から山菜としても重宝され、葉は天ぷらにしたり、茹でておひたしや和え物になり、花の部分は酢の物や吸い物に。

 すみれと言えば、自然とこんな歌が口からこぼれ出す。
「春 すみれ咲き春を告げる
春 何ゆえ人は汝を待つ
たのし悩ましき
春の夢甘き恋
人の心酔わす
それは汝すみれの咲く春
  
すみれの花咲くころ
はじめて君を知りぬ
君を想い日ごと夜ごと
悩みしあの日のころ
すみれの花咲くころ
今も心ふるう
忘れな君われらの恋
すみれの花咲くころ
忘れな君われらの恋
すみれの花咲くころ」
(作詞 Fritz Rotter 白井鐵造、作曲 Franz Doelle)

 宝塚歌劇団のシンボル曲というかテーマソングとなっているこの曲、甘く切ない歌である。
 “すみれ”ってそんな抒情的な香りを醸し出す可憐な花。野に群生するすみれも良いが、小さな花鉢に一輪という“すみれ”も愛おしい。
 宝塚歌劇団創立100年を越えた、いろんな記念行事が繰り広げられたが、そこに流れるこの「すみれの花」の歌は人々の心を虜にしまた癒してくれた。
 ギリシャ神話にこんな話が残っている。
「美しい娘イオには羊飼いのアティスという許婚がいた。しかし、太陽神アポロンがイオに恋し追いかけまわしていた。すると、女神ディアナがアポロンから守るためイオの姿をスミレに変えた」という。

 すみれは古来から愛されていた花で、万葉集にもみられる。
「春の野に菫つみにと来(こ)し我そ 
  野をなつかしみ 一夜寝にける」(山部赤人)
 
 和歌や俳句にもすみれは多く登場している。
「しばしとて出こし處もあれにけり 蓬のかれ葉董まじりに」(藤原定家)
「古郷の昔の庭を思出でて すみれつみにとくる人もがな」(西行)
「こよひ寝て摘みて帰らむ菫さく 小野の芝生は露しげくとも」(中納言国信)
「故郷の志賀の都のすみれ草 つむ人なしに花やさくらん」(綱吉)
「春の野にさけるすみれをてに摘みて わがふるさとをおもほゆるかな」(良寛)
「山路(やまじ)きてなにやらゆかし 菫草(すみれぐさ)」(松尾芭蕉)
「玉透のガラスうつはの水清み 香ひ菫の花よみがえる」(正岡子規) 
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健康的若さを保つために

2021年08月14日 10時40分48秒 | 日常のこと&写真
 毎朝と夜には健康寿命延伸のためストレッチとウォーキングを欠かさない。加えて朝は「声だし」をする。
歌を忘れたカナリアではないがプッツリ歌わなくなったものの、声出しは若さの秘訣、発声練習は続けている。
ストレッチは筋肉を鍛えるためで、筋肉は生きる上で重要な役割を担っている、臓器への影響も筋肉を通して血管を若返らせ免疫力も高める。
年齢が年齢だけに過重なストレッチは避けているが、スクワットや屈伸、腕立て伏せ、腹筋、背筋は鍛えている。腕立て伏せはもう若い頃のように100回、200回もできず50回も辛いが、頑張って30回は。整体師の先生は私の年齢で30回は凄いという。10回もできないでしょうとも。。。
筋肉を鍛えると血管を若返らせる物質が多く発生しコレステロール抑制、心臓病をも防ぐ。
これらの運動に加え食生活にも気を配っている。妻も健康志向で40年余りストレッチを欠かさない。どんなに疲れていても継続しており「継続は力」と鼻を高くしている。
何故、発声練習を続けているのか。
 呼吸器によい影響を与えるからだ。腹式呼吸から横隔膜を上に押し上げながら喉を広げ「アー」と前に声を発する。そして「オー」と発し胸部に響かせる。次に「ハアー」とか「フムー」とか鼻に抜ける発声をする。北島三郎さんが鼻に抜ける歌い方をするように。
 そんなことを繰り返して「ママママママママ・・・」と「ド」の音階から1オクターブ上がり「ファ」くらいまで発し、それから下げてくる。
 映画俳優より歌手の方が長生きしている傾向があるが(勿論、生活習慣を正しくしていることが条件)それは発声法に基づく声を発するからだと私は思っている。
太鼓を叩くときもかなり大声を発し「やっ」「せつ」「そーれ」とか気合を入れる。大きな音に負けないくらいの大声だ。腹から発している。
私と妻はそのようなことを継続しているからと思っているが同年配よりも若さを保っていると自負している。
営業職に身を置いていた時代、接待接待で暴飲暴食が続き、そのつけが回ってきて血糖値が高くなっているものの、入院となるような症状には至らなく過ごせている。
 また、ブロ友のshimaさんがお若いのは筋トレをしているからだと思っている。

 ※血管の若さを保つには、血管自体をしなやかに保つこと、そして中を流れる血液をサラサラにすること、この両面に着目する必要があります。ホースにあたる血管の状態と、そこを流れる血液の性状、この両方の質を高めることが大切なのです。善玉のHDLコレステロールを増やすためには、納豆、ねぎ、お茶、きのこ類、トマトなどを意図的にとるようにするのがお勧め。

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