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ヴェートーベン第6「田園」を楽しむ

2020年07月17日 10時39分04秒 | 日常のこと&写真
 再び雨だ。今年はここ数年の梅雨とは異なり長雨になっており昭和の時代の長梅雨を思い出される。だがその時代と違って集中豪雨となる梅雨で大きな水災を引き起こしている。ハザードマップも正確に作られてはいるものの、一般庶民にはほとんど利用されず役立たずになっている。というのもマップに示されていても住まいを動かすことも出来ないのが実態。ピンポイントの被災地にならないことを祈るだけだ。

 ひと段落ついたところだし編集の仕事を控え、クラッシック音楽を聴いている。シンフォニーは指揮者によって大いに変わるが、典型的なのが「カラヤン」だろう。カラヤンといえばヴェートーベンと云われるほどにヴェートーベンの指揮には独特の思いをもっている。今日は二人の巨匠の演奏を聴き分けてみた。ヴェートーベンの第6「田園」をカラヤンとワルターの指揮で聴いてみると、私的にはワルターのイメージに合う。
 シンフォニーの第一楽章は比較的「アレグロ」から入ることが多く「田園」も類に漏れない。
 まずカラヤンのアレグロ(速く軽快に)をまさにテンポよく軽快に田園を颯爽とサイクリングしている絵で描いている。方やワルターはスキップするほどの軽いテンポで、朝の田園の空気をたっぷり吸い込みながら散策している描写だ。
 ということで私はサイクリングより朝の空気感を体いっぱいに感じながら散策しているワルターの想いに引き付けられる。そんな描き方の違いを聴きながら、私の朝を過ごしている。



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