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円空彫

2020年07月23日 00時02分01秒 | 日常のこと&写真
初めて単身赴任したときいったんカメラから離れ、独り身になったことで、邪心が湧かないようにとカルチャースクールで仏像「円空彫」に挑んでみようと入門した。
彫刻刀は年賀状の版画作りでしか握ったことがなく、ましてやノミや槌を持つなんて初めての体験だった。一木から彫り上げていくというのは初体験では難しく、ノミの使い方から手ほどきを受けた。初めは形を作っていく簡単な工作のようなことから始め、彫り方の手ほどきを受けてから、いよいよ円空彫の仏像に挑戦。出来上がりつつあるところで鼻のところをそり落としてしまったりして、再度、初めからやり直すという不器用さ。なんとかかんとか一体彫りあがったが、やはり眼の部分が難しく先生の手をかりて整えてもらった。「護法神」のつもりだが何に見えるかなぁ~~。
 次にお地蔵さんに挑戦しようと、第二課程に入った。仕事が忙しいこともあり毎週通えるということもなく、少し彫っては休みという感じで学んでいたが、またまた転勤の内示。おおよぞ2年ほどで転勤になることが多い業界。とうとう「護法神」一体だけとなった。よい経験になったと未だに守り仏として先祖伝来の大黒天と共に並んで祀ってある。
 ※円空(えんくう、寛永9年(1632年) - 元禄8年7月15日(1695年8月24日))は、江戸時代前期の修験僧・仏師・歌人。特に、各地に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残したことで知られる。
 一説に生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5,300体以上の像が発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。その中でも、岐阜県、愛知県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている。そのうち愛知県内で3,000体以上、岐阜県内で1,000体以上を数える。また、北海道、東北に残るものは初期像が多く、岐阜県飛騨地方には後期像が多い。多作だが作品のひとつひとつがそれぞれの個性をもっている。(出典:ウィキペディア)





<円空彫>( 谷口信夫工房HPより転載 http://t-nobuo.com/ )


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