
初日は山日和の晴れ、青空のもと大雪渓を上り、葱平からは花園の花々と絶景を楽しみながら、何とか白馬岳頂上宿舎に到着・昼食、次に花畑が点在する稜線を歩き清水岳を目指しましたが、花を沢山見れたこと、また、ガスが出てきて眺望もイマイチなので裏旭岳先のコマクサの咲いている所から引き返し、白馬岳へと戻りました。
二日目はガス、杓子岳、白馬鑓ヶ岳ともに真っ白、ガイドブックなどに載っている絶景は次の機会となりました。やっと大出原へ下りるとガスが無くなり、周囲の景色も眺められるようになりましたが、遭難防止対策協議会の隊員の方が危険な所ばかりとのアドバイスのとおり濡れたクサリ場、三つの雪渓や崩落地のトラバースなど、花も沢山楽しめるもののなかなか手強いルートでした。
◆初日・8月10日(木)/晴れ
【行 程】
04:25猿倉荘⇒05:35白馬尻(朝食~05:55)⇒07:45葱平⇒08:55小雪渓(休憩~09:05)⇒10:25白馬岳頂上宿舎(宿泊手続・昼食~11:20)⇒12:45裏旭岳先(休憩~12:55)⇒14:50白馬岳(休憩~15:00)⇒15:30白馬岳頂上宿舎(泊)
・猿倉荘下の駐車場での仮眠から目覚めると空には星達が輝き合っており、4時25分、青空が期待できそうと猿倉荘前からヘッデン点けてスタートです。
早朝の猿倉荘

・薄暗いので綺麗には見えませんが、白馬尻までの間でも沢山の花が咲いています。
ヤマアジサイ ミヤマカラマツ

・白馬尻到着

・小屋手前のキヌガサソウの群生~終盤でした。
・白馬尻小屋前のベンチで絶景をおかずに朝食です。

・小屋先からアイゼン装着~いよいよ大雪渓歩きのスタートです。

・少し歩くと雪渓が崩落していましたので、高巻きします。

・長い雪渓歩きが終わり、葱平下に到着しました。

・雪渓を見下ろすと遠くに妙高山、火打山も望めました。

・大分崩落が進み、葱平への取り付きが少し上になっていました。振り返ると続々とハイカーが上ってきます。

・このルートは2回目~6年前はこの辺りが取り付きでした。

・葱平も沢山花が咲いています。
ミヤマクワガタ カワラナデシコ


オオアキカラマツ ヤマオダマキ


・凛々しい天狗菱

・花園スタート!

・小雪渓。登山道の雪渓は融けていましたので、岩の上で休憩です。

・避難小屋通過

・シナノキンバイが綺麗です。

・花園越しに白馬岳頂上宿舎インサイト~もう少しガンバ!

・クルマユリ

・青空+飛行機雲+花園

・ハクサンイチゲ+ミヤマキンポウゲ

・シシウド+イワオウギ

・イワオウギ+ハクサンフウロ

・ウルップソウ~咲き残っていました。

・ハクサンイチゲ

・白馬岳頂上宿舎到着!

・宿舎下の岩に咲くキキョウ
チシマギキョウ イワギキョウ


・白馬岳頂上宿舎で宿泊手続きと昼食を済ませて清水岳へと向かいました。
上りませんが旭岳目指して下ります。

・白馬鑓ヶ岳の頂上はガスに覆われつつありました。

・ハイマツ帯を下りると花園でした。
祖母谷から上られてきたというハイカーの方に「上り返しがきついし、途中まででも花は十分見れるので引き返したら」とのアドバイスを頂きました。このルート、出逢ったハイカーはこの方だけでした。

・花園の花々
ミヤマリンドウ ヨツバシオガマ


タカネヤハズハハコ ハクサンコザクラ


・鞍部まで下りると旭岳の後に朝日岳が望めました。

・雪田を上った旭岳のトラバース道にはライチョウが3羽遊んでいました。

・残念ながら立山・剣岳も上部はガスのなかでした。

・花園を進みます。

・アオノツガザクラ

・もうすし先へ~

・ミヤマダイコンソウ

・ミヤマダイモンジソウ

・ポツポツとコマクサが現れました。終盤ですが、綺麗です。

・今回は寝不足もあってバテバテなので裏旭岳先のここまで。確かにこの先を下りてしまうと上り返しがきつそうでした。休憩しながらガスに覆われつつある清水岳を眺めました。

・花々を楽しみながら、白馬岳へ戻ります。
リネンソウ シナノキンバイ


・旭岳下の雪田。ホワイトアウト状態ですが、ベンガラ頼りに進みます。
・白馬岳直下の花々
果穂のチングルマ エゾシオガマ


タカネシオガマ イブキジャコウソウ


・やっと白馬岳到着!
記念写真を撮っていただきました。

・ガスに覆われつつある白馬岳頂上宿舎に15時30分到着。
ビールで乾杯し、長かった初日の完了です。

◆二日目・8月11日(金・山の日)/ガス・曇り
【行 程】
04:30白馬岳頂上宿舎⇒05:55杓子岳⇒07:10白馬鑓ヶ岳⇒07:40鑓温泉分岐(朝食~08:00)⇒10:10鑓温泉(休憩~10:20)⇒11:45杓子沢上展望岩⇒12:20三白沢先(昼食~12:40)⇒13:25小日向のコル⇒15:20道路⇒15:40猿倉荘
・宿舎の部屋は板壁とカーテンの仕切りの二人部屋で個室並みでしたので、寝不足は解消できましたが、二日目の朝は生憎のガス、4時30分、ヘッデン点けてスタートです!
真っ白、何も見えないので杓子岳山頂の証拠写真のみに。

・次の白馬鑓ヶ岳っへの途中、ミヤマアケボノソウが咲いていました。風も強く、中央の花がボケてしましました。

・白馬鑓ヶ岳山頂も証拠写真に~

・鑓温泉分岐で朝食後、大出原辺りまで下りると曇りとなり、景色を見通せるようになってきました。
・ミヤマホツツジ

・白馬連山高山植物帯

・花園、晴れていればです。

・少し離れたところではチングルマが花盛りでした。

・花を存分に楽しめました。
クルマユリ ミヤマキンポウゲ


・ハクサンコザクラの群生

・クサリ場~足下が濡れているので相棒も慎重に下ります。

・やっと白馬鑓温泉小屋に到着!休憩です。

・小屋を出発すると、直ぐ下にミヤマコゴメグサがビッシリと密生していました。

・これから三つの雪渓をトラバースします。沢に架かる橋を渡り、最初の雪渓に進みます。

・最初の雪渓

・雪渓を過ぎ、切れ落ちた崩落地のトラバースを過ぎると鑓沢の雪渓です。

・三番目の杓子沢の雪渓が見えてきました。

・雪渓手前で杓子沢を仰ぎ見ると雪解け水が滝のように流れ落ちていました。

・杓子沢の雪渓を渡って上り返した所の展望岩からは遥か遠くに白馬鑓温泉小屋が見えます。

・クガイソウ

・花園が続きます。

・谷をトラバースする登山道が見えます。

・サラシナショウマ

・三日沢先の露岩で昼食。
小日向のコルへはきつい上り返しでしたが、途中はシモツケソウやオオバギボウシなどが咲き競う花園でした。

・小日向のコル

・ここから下り、長い灌木帯を進み、ブナの大木が現れると猿倉荘への道路にやっと出ました~いや長かった。
道路を下ると直ぐ、15時40分に猿倉荘到着でした~長い長い二日目の完了です。

初日は晴れて眺望も花もバッチリ、二日目も眺望は得られなかったものの沢山の花々に出逢え、たっぷりと白馬を楽しんだ二日間でしたが、最後はバテバテと私達にはちょっと欲張りな計画でした。弛まずに精進が必要です。
二日目はガス、杓子岳、白馬鑓ヶ岳ともに真っ白、ガイドブックなどに載っている絶景は次の機会となりました。やっと大出原へ下りるとガスが無くなり、周囲の景色も眺められるようになりましたが、遭難防止対策協議会の隊員の方が危険な所ばかりとのアドバイスのとおり濡れたクサリ場、三つの雪渓や崩落地のトラバースなど、花も沢山楽しめるもののなかなか手強いルートでした。
◆初日・8月10日(木)/晴れ
【行 程】
04:25猿倉荘⇒05:35白馬尻(朝食~05:55)⇒07:45葱平⇒08:55小雪渓(休憩~09:05)⇒10:25白馬岳頂上宿舎(宿泊手続・昼食~11:20)⇒12:45裏旭岳先(休憩~12:55)⇒14:50白馬岳(休憩~15:00)⇒15:30白馬岳頂上宿舎(泊)
・猿倉荘下の駐車場での仮眠から目覚めると空には星達が輝き合っており、4時25分、青空が期待できそうと猿倉荘前からヘッデン点けてスタートです。
早朝の猿倉荘

・薄暗いので綺麗には見えませんが、白馬尻までの間でも沢山の花が咲いています。
ヤマアジサイ ミヤマカラマツ


・白馬尻到着

・小屋手前のキヌガサソウの群生~終盤でした。

・白馬尻小屋前のベンチで絶景をおかずに朝食です。

・小屋先からアイゼン装着~いよいよ大雪渓歩きのスタートです。

・少し歩くと雪渓が崩落していましたので、高巻きします。

・長い雪渓歩きが終わり、葱平下に到着しました。

・雪渓を見下ろすと遠くに妙高山、火打山も望めました。

・大分崩落が進み、葱平への取り付きが少し上になっていました。振り返ると続々とハイカーが上ってきます。

・このルートは2回目~6年前はこの辺りが取り付きでした。

・葱平も沢山花が咲いています。
ミヤマクワガタ カワラナデシコ


オオアキカラマツ ヤマオダマキ


・凛々しい天狗菱

・花園スタート!

・小雪渓。登山道の雪渓は融けていましたので、岩の上で休憩です。

・避難小屋通過

・シナノキンバイが綺麗です。

・花園越しに白馬岳頂上宿舎インサイト~もう少しガンバ!

・クルマユリ

・青空+飛行機雲+花園

・ハクサンイチゲ+ミヤマキンポウゲ

・シシウド+イワオウギ

・イワオウギ+ハクサンフウロ

・ウルップソウ~咲き残っていました。

・ハクサンイチゲ

・白馬岳頂上宿舎到着!

・宿舎下の岩に咲くキキョウ
チシマギキョウ イワギキョウ


・白馬岳頂上宿舎で宿泊手続きと昼食を済ませて清水岳へと向かいました。
上りませんが旭岳目指して下ります。

・白馬鑓ヶ岳の頂上はガスに覆われつつありました。

・ハイマツ帯を下りると花園でした。
祖母谷から上られてきたというハイカーの方に「上り返しがきついし、途中まででも花は十分見れるので引き返したら」とのアドバイスを頂きました。このルート、出逢ったハイカーはこの方だけでした。

・花園の花々
ミヤマリンドウ ヨツバシオガマ


タカネヤハズハハコ ハクサンコザクラ


・鞍部まで下りると旭岳の後に朝日岳が望めました。

・雪田を上った旭岳のトラバース道にはライチョウが3羽遊んでいました。

・残念ながら立山・剣岳も上部はガスのなかでした。

・花園を進みます。

・アオノツガザクラ

・もうすし先へ~

・ミヤマダイコンソウ

・ミヤマダイモンジソウ

・ポツポツとコマクサが現れました。終盤ですが、綺麗です。

・今回は寝不足もあってバテバテなので裏旭岳先のここまで。確かにこの先を下りてしまうと上り返しがきつそうでした。休憩しながらガスに覆われつつある清水岳を眺めました。

・花々を楽しみながら、白馬岳へ戻ります。
リネンソウ シナノキンバイ


・旭岳下の雪田。ホワイトアウト状態ですが、ベンガラ頼りに進みます。

・白馬岳直下の花々
果穂のチングルマ エゾシオガマ


タカネシオガマ イブキジャコウソウ


・やっと白馬岳到着!
記念写真を撮っていただきました。

・ガスに覆われつつある白馬岳頂上宿舎に15時30分到着。
ビールで乾杯し、長かった初日の完了です。

◆二日目・8月11日(金・山の日)/ガス・曇り
【行 程】
04:30白馬岳頂上宿舎⇒05:55杓子岳⇒07:10白馬鑓ヶ岳⇒07:40鑓温泉分岐(朝食~08:00)⇒10:10鑓温泉(休憩~10:20)⇒11:45杓子沢上展望岩⇒12:20三白沢先(昼食~12:40)⇒13:25小日向のコル⇒15:20道路⇒15:40猿倉荘
・宿舎の部屋は板壁とカーテンの仕切りの二人部屋で個室並みでしたので、寝不足は解消できましたが、二日目の朝は生憎のガス、4時30分、ヘッデン点けてスタートです!
真っ白、何も見えないので杓子岳山頂の証拠写真のみに。

・次の白馬鑓ヶ岳っへの途中、ミヤマアケボノソウが咲いていました。風も強く、中央の花がボケてしましました。

・白馬鑓ヶ岳山頂も証拠写真に~

・鑓温泉分岐で朝食後、大出原辺りまで下りると曇りとなり、景色を見通せるようになってきました。

・ミヤマホツツジ

・白馬連山高山植物帯

・花園、晴れていればです。

・少し離れたところではチングルマが花盛りでした。

・花を存分に楽しめました。
クルマユリ ミヤマキンポウゲ


・ハクサンコザクラの群生

・クサリ場~足下が濡れているので相棒も慎重に下ります。

・やっと白馬鑓温泉小屋に到着!休憩です。

・小屋を出発すると、直ぐ下にミヤマコゴメグサがビッシリと密生していました。

・これから三つの雪渓をトラバースします。沢に架かる橋を渡り、最初の雪渓に進みます。

・最初の雪渓

・雪渓を過ぎ、切れ落ちた崩落地のトラバースを過ぎると鑓沢の雪渓です。

・三番目の杓子沢の雪渓が見えてきました。

・雪渓手前で杓子沢を仰ぎ見ると雪解け水が滝のように流れ落ちていました。

・杓子沢の雪渓を渡って上り返した所の展望岩からは遥か遠くに白馬鑓温泉小屋が見えます。

・クガイソウ

・花園が続きます。

・谷をトラバースする登山道が見えます。

・サラシナショウマ

・三日沢先の露岩で昼食。
小日向のコルへはきつい上り返しでしたが、途中はシモツケソウやオオバギボウシなどが咲き競う花園でした。

・小日向のコル

・ここから下り、長い灌木帯を進み、ブナの大木が現れると猿倉荘への道路にやっと出ました~いや長かった。
道路を下ると直ぐ、15時40分に猿倉荘到着でした~長い長い二日目の完了です。

初日は晴れて眺望も花もバッチリ、二日目も眺望は得られなかったものの沢山の花々に出逢え、たっぷりと白馬を楽しんだ二日間でしたが、最後はバテバテと私達にはちょっと欲張りな計画でした。弛まずに精進が必要です。
いいなぁ~!!
素晴らしいお花畑、雪渓の迫力もすごいです!!
初日は清水岳への時間も含め4時半出発、だったでしょうか。
そして二日目も4時半出発で、猿倉到着が15時40分ですか。
厳しい道のりが時間でもわかりますねー。
お写真を拝見してもかなり難しそうです。
そんな中での白馬三山踏破、本当におめでとうございました!
本当にすごいです!!
初日は咲き残りのウルップソウにも出逢え、眺望
にも恵まれ、二日目も沢山の花々に出逢え、充実
したというか欲張り過ぎの大変な二日間でした。
特に鑓温泉経由のルートはハードでした。
自分たちの脚力を踏まえ、初日は清水岳方面には
行かずに体力を温存し、翌日に備えるべきでした
~大いに反省です。
それに一日目の青空と山の写真、どれも綺麗なこと・・・。
7年前の9月中旬に白馬三山に行きましたが、この記事を拝見すると、
やはりこの時期に行きたくなりますね。
また白馬鑓温泉にも入りた~い。
今でもやりたいとは思っているのですが、白馬岳でさえも歩いたことがないんです(^^;)
花だけでなく、ライチョウにも会えたのはラッキーでしたね。
だいぶ謙遜されているようですが、実力だと思っています(^_^)v
白馬はどう歩いても沢山の花々に出逢え、晴れてい
ればこれまた絶景に恵まれので、良いですね。
二日目がせめて薄曇りくらいの天気であったならば
最高の山行でしたでしょうね。
白馬鑓温泉に前泊した青年によると良い温泉との
ことでしたので、次は泊まってみたいです。
白馬は3回目でしたが、沢山の花々やライチョウに
も出逢うことができ、初日は絶景にも恵まれ、ヘロ
ヘロになりながらも何とか歩いてきました。
花は白馬界隈が素晴らしいです。
でんさんなら、日帰りも可能ですよ~でもじっくり
と花を楽しむのも良いですよ。
展望は天気次第ですから、1日目が晴れたから良しですよ。
ウルップソウ見たいです。
雷鳥にも遭遇。
雪渓は軽アイゼンが必要なんですね。
白馬鑓温泉に泊まるのも一考でしょうか?
それにしても、白馬三山の夏山を堪能されましたね。
来年行きたくなります。
今年の夏は天候が不順なので山に行くのも躊躇されますが、2日間楽しまれた事と思います。
今、祖母谷から歩かれる人はほとんどいないのでしょうね。
それだけに清水岳方面は静かな山歩きが楽しめそうです。
花の白馬岳~お疲れ様~でした。
沢山の花々、そしてライチョウにも出逢え、初日は
眺望にも恵まれ、存分に白馬三山を楽しみました。
ウルップソウ、運良く咲き残りのものが見れまし
たが、花盛りは7月末でしょうか。
大雪渓は軽アイゼンが必要ですが、他の雪渓は
必要ありませんでした。
白馬鑓温泉、評判が良いようです。
バテバテでしたが、夏の白馬を堪能できました。
良い天気であろう日を探して歩きましたが、それ
でも二日目はガス後曇りでした。
このルート、雪渓以外では沢山の花が咲き競う花園
が続き、まさに花三昧でした。
清水岳へのルート、お会いしたハイカーはお一人と
静かなものでした。
花を存分に楽しめた満足の二日間でした。