昔 節分になると家の門(かど)にオニオドシを立てた
それが今は見当たらない何処の家でも忘れてしまったようだ
オニオドシは4メーターくらいの竹竿に籠とはなの木や
ヒイラギの枝をつけて玄関前庭に立てるが
このあたりではハナンバ(香花?)を使う
鬼は匂いの強いものを嫌うとされた
これにより鬼が寄り付かないようにする
おまじないのようなものだが こういう昔からの風習がなくなるのはさびしい 他にも節分には鰯の頭やネギなどをカヤの木に挟んで玄関などに差しておく ヤイカガシもあるが これはまだ残っている ハナンバを火にあぶり それで身体全体を払い「へびもマムシも食いつくな」と唱える風習はまだ家でもやっている こうすることにより気休めにはなるので 健康に暮らせるのだ
追記 このオニオドシを倒す日も決まっていた 節分後の 酉の日だそうだ この期間が短いほうが良い年になるとされている したがって今年は8日 5日間だが さて長いと見るか短いと見るか どんな年になっていくのだろうか