どうしようかと考えながらも出発した ミステリーツアのようなもんだ
東に向かった 曇り空では富士山も望めない 本栖湖の芝桜をあきらめ 目指すは箱根
山のホテル ちょうどお昼頃につく ホテルの食事は値が張るので
人から聞いてメモしておいた店に寄った トイレの匂いがする店だった
客はほかにはいない 筋の多い薄っぺらのマグロが乗った丼ぶりを食べた
どうしてこの店を紹介したのか こんなことならホテルで食べればよかった
それはともかく山のホテルのつつじ 来る時期が少し遅すぎた
枯れたツツジがが目立つそれでも入園料は取る
苦情を言うと「ツツジは種類が違うのでいっぺんには咲かない」
「今はシャクナゲがきれいに咲いている」と言われた
さすがに苦情処理は手慣れたものだ これだけのつつじ管理費もかかるだろう
それを見せてもらうのだから 文句は言えない
そんな私を慰めるかのように 雲に隠れていた富士が姿を見せた