支援センター宿泊2日目夕食後にサプライズがあった
慰労のために 遠野の語り部をボラ協が呼んでくれた
リュックの散らばる部屋の片隅だけを片付けた スポットライトなど
居合わせた芸術劇場のプロデュサーに頼んだがそれは無理
毛布を折りたたみそれを舞台にして お待ちした
「いろり火」会長工藤さのみさんが民話を語ってくれた
「むかしあったずもの」から始まり 「どんど祓れ」で終わった
客の乗りが良いのか30分の予定が1時間も話してくれた
おしらさま カッパ淵 座敷わらしなどいっぱい話したが
言葉が半分以上わからないので雰囲気で聞いた
その中で柳田國男の遠野物語99話の基となった
昔の三陸津波で奥さんを亡くした男の話しをされた
夏の海辺 月夜に男が便所にたったするとすでに死んだ自分の妻が
深く心を通はせたと聞きし男といっしょに近寄ってくるではないか
思わずあとをつけ、妻の名を呼ぶと 振り返りにこと笑い
「今はこの人と夫婦になった」という
「残された子どもがかわいくないのか」
と男が聞くと 女は顔色を変えて泣く
そして男女は足早に去り、岩陰に入って見えなくなった
男はあれは幻か現実かと悩み患ってその後亡くなった
震災後のケアの必要性を訴えたのだろうか
思いがけずに良い話を聞かせてもらい感動した
ちなみに「どんど晴れ」の「晴れ」はNHKの朝ドラで使ったが
本来は「はらう」という字だといわれた 漢字は「払う」だと思って
わかったような顔をしてうなずいて聞いていたが 後で変換したら
払う 祓う 掃う など出てきたどの字を使うのかは定かでない
震災で誰もが傷ついている中、ケアが必要ですね。
山水さんも実際に足を運ばれて現地の悲惨な状況を知ってかなりのショックを受けられたことでしょう。そんな中でのいいお話は元気付けられたことでしょう。
気配りがうれしかったです
このあと地酒でミーティング さらに宿舎を抜け出て
遠野駅前散策へ それは6-5で
遠野の語り部の話は引き込まれるのではないでしょうか。
通訳が必要だったかもしれません でも解らないというのが恥ずかしい
知っている話はわかりました 大きな褒美でした