安かろう悪かろう

セルフサービスの弱点見たり！
そんな感じをこの羽田空港でさせて貰いました。
もちろん食べものネタですが…。（ついでにビールも…）

意地汚い私はこの手の内容をブログに書くなと
親族中から非難されているのですが、書かずにいられない…。
変な趣味に走っているのかもしれません。。。

いつものように羽田空港に着き搭乗便まではしばらくあります。
朝ごはんの付いていないホテルに泊まり
お昼頃は食欲も無く
ここらで喉も渇いたからと入ったセルフサービスのファミレス
第一ターミナルビルをお使いの方は良くご存じの
○oyal○eli

入った瞬間、出ようかな…
そんな事を思わせられましたが
これも勉強と思い辛抱する事にしました。

案の定
私の前に並んでいる人たちに笑顔はありません。
それどころか何故かギスギスした感じがします。

それは明らかな店員不足が招いているものでした。
レジを使えない、客あしらいができないバイト君にレジをさせ
目の前の作業で周囲も見えないおばちゃんに飲み物を任せ
おそらく一番のベテランと思われる女性が
動かぬ後輩たちに大声で指示を繰り返します。

○○さん聞こえたっ！？
それは後ろから二番目のお客さんのっ！！
どんなにできる女性でもそこに煌（きら）めくものはありませんでした。


二度と来ないだろうな…。
今日のお客様を次に繋げる驚きは微塵もありませんでした。
それどころか私が注文したプレートの上を見ると…。

Ｌサイズの筈の生ビールは明らかに中生ジョッキの変形
おつまみはフライドチキンに蛸のカルパッチョ
そしてナスとトマトの○○（なんというものかわかりません）
これなら庄屋（庄屋さんごめんなさい。貴店は素晴らしいと言っているのです）の
突き出しの方が何倍良いか、という代物です。

確かに価格に誘われて入ってしまいました。

１３００円なら仕方がないね。
そんな風に言わないでください。
確かに他のお店でビールの大ジョッキとおつまみ３品を頼むと
どんなに安くても２５００円超になります。

採算を合わすためのセルフサービスと徹底した人員削減
明らかに手抜きの料理と小さなビール（←実はこれが一番の原因？？）

お客様あっての飲食業。
お客様あっての事業です。
目線を変えないと撤退するしかないお店の一つになってしまいそうです。

そうそう
久しぶりにおいしいと思わないビールを飲んでいた時
某行政機関から緊急の電話があり慌ててお店から出ましたが
タッチの差で電話には出られませんでした。

こちらから掛け直すと
資料を送ったが見て頂けたかという内容でした。
出張中であることを告げ検査場を通過して気が付いた事がありました。

あっ！！傘がない！
昨夜ドシャ降りになったため急遽買った500円の傘
天気が回復した今日は一日中その傘を持って羽田まで来たのに
なんとそのお店に忘れてきてしまいました。
貧すれば鈍するとはこのことでしょうか…。

脱帽 サービス業の神髄とは

申し訳ありませんが私にはできません。
競争の激しいホテル業界
とにかくお客様には嫌な思いをさせないという姿勢
あまりの非日常的対応にこちらが赤面してしまいそうでした。

場所は東京飯田橋
件（くだん）のホテルは駅から５分ほどの立地にあります。
二日間の予約を入れておいた私は
急遽二日目の宿泊を断念せざるを得なくなり
フロントに申し出ました。

少々お待ちください…。
フロント受け付け担当は今日と明日の予約を確認しています。
明日の宿泊が叶わなくなった私に向かって
「明日の宿泊分を取り消しさせていただきました。
キャンセル料は今回は頂戴いたしません。」

何の厭味もなく
何の疑いもなく
ただ淡々とキャンセルの手続きを進めてくれました。

競争が激しいホテル業界だからでしょうか？
それとも今回のキャンセルよりもファンとなって
次回来てくれることを期待してでしょうか？
あまりの見事さに脱帽です。
こんな単純な事ですが、一瞬にしてまた宿泊しようと思ってしまいました。

我が身に置き換えた場合できるだろうか…。
またまた見習わないといけないものを体験してしまいました。