日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

風と共に去りぬ 第二幕

2010-02-01 | つれづれ
その日は朝8時の電車で先ずは京都へ向かいました。
京都から京丹後市峰山までは約3時間の時間を要しました。
結果到着したのは、午後1時
そして、担当の方にお迎えいただいて、会場である京丹後市商工会へ
90分の予定のセミナーを
会場から頂いたセミナー後のご質問で15分間サービスし
午後4時過ぎには峰山から京都に向かう電車に乗車しました。
その後、福知山で電車を乗り継ぎ、京都で問題の彼女と遭遇してしまいました。

それにしても狭い(いつもは狭く感じないのですが)シートで忙しなく動く彼女です。

あっ!
飲み干した筈のチューハイの空き缶をまた口に持って行きました。
氷結の空き缶の口からズーズーと音が出ています。
なんだか酔っぱらっているような気がします。

そしてまたケータイを操作しています。
大柄(私より身長は低そうですが明らかに私より重そうです)の彼女の頭は
必然的に前のめりにならざるを得ないらしく
私と視線が合うようなことはありませんでしたが
彼女が動く度に私にコツコツ、ゴツッゴツッとぶつかって来るので
私は更に細くできない身体を細くしようとしていました。

しばらくすると・・・
彼女はウトウトし始めました。
私は妙な緊張感で眠気すら飛んでしまっています。
数分もそんな状態が続いた時です

急に彼女のケータイが
けたたましい受信音を立てました。
まさに寝耳を襲われた感があったのでしょう
彼女は左手のケータイをジャラジャラ言わせながら
立ち上がろうにも下ろしているテーブルが邪魔になり
しかも氷結の空き缶をガチャガチャ言わせ、無理やり元に戻そうとしています。
加えてなぜかアタフタと足元の荷物を持ったり下ろしたりしながら
立ち上がったかと思ったら
膝にかけていた自分のコートを
なんと私に放り投げて来たのです。
コートが私の肩に掛った位ですから、彼女の慌てぶりは尋常ではありませんでした。

そんなこんなで数回の着信音が鳴っている間に
彼女は着信ボタンを押す事は出来ずに、会話が始まる事はありませんでした。

彼女は正気を取り戻し、小さな声で私に「すみませんでした」とお詫びを言い
時間の経過とともに落ち着きを取り戻して行くのがわかりました。
しかし、なんども大きく溜息をついていました。

数分後、彼女はだいぶ落ち着いたのでしょう
足元の荷物をゴソゴソとし始めました。
そこから出て来たのは、駅弁「焼きサバ弁当」です。
その駅弁をガシャガシャと開け、ゆっくりゆっくり食べ始めました。

朝11時前後にミックスサンドを食べたきりの私には酷な焼きサバの匂いです。
それでも時々ケータイを操作しながら、なぜか涙ぐんで弁当に箸を進めています。
弁当を三分の一も食べた頃でしょうか、車掌による検札が始まりました。
彼女は、そんなことにも気もかけず
ゆっくりゆっくり箸を進めています。

あっ!
気づいたらもうこんな長文になってしまいました。
この続きは再度書かせていただきます。
コメント
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