上げ底の人生

昔々は
スーパーの店頭に並んでいる商品や
観光地のおみやげ物やさんにたくさん並んでいる商品の中に
上げ底商品は山ほどありました。

上げ底とは
箱・桶(おけ)などの底を少し上げて、
外見からは実際より中身が多く見えるように作ったものをいいます。（大辞林より）

無力な自分を振り返り
自分は上げ底の人生を送っているのではないかと思う時があります。
本当に自分は外から見えるような中身のある人間なのだろうかと・・・。

周りから見ると几帳面、快活、切れ者（自分で言うかな…？？）
などといわれることが有る私ですが
外から見える私と本当の自分とは全く違っています。

自分自身が分かっている自分は
不精
易きに流れる
怠惰
無愛想
快楽主義
引っ込み思案
努力の人（これは自信が有ります！）

学生時代、万年床の周囲に生活必需品の全てが揃っているような生活を送ってきました。
そんな性格が一瞬のうちに消え去ることなど有り得ないと思っています。

人間には理性があるといわれています。
ひょっとしたら細い細い雲の糸一本で外界との関係を保っているのかもしれません。

そんな中でただただ我武者羅に前だけを見て突っ走っているようにも思います。

時々不精な私が姿を現しそうになります
時々怠惰な私が姿を現しそうになります
時々無頓着な私が姿を現しそうになります

上げ底は上げ底なりに
その上げた底を懸命に地面に近づけようとしている次第です。
まだまだやること山積ですね。