弁え（わきまえ）

企業再生をしなければならない企業の中にあって抵抗勢力である人がいます。

俺が作った借金じゃない
俺は辞めれば済むんだ
俺は保証人の責任なんか負わないぞ
先ずはあいつが責任を取るべきだ
・・・

企業は再生したいのに
自分は苦しい目には遭いたくない
そんなことを思って経営に参加するから
企業の経営は一向に良くならなかったりします。

弁（わきま）えという言葉があります。
わきまえとは「人としての道理を承知している。」事をいいます。

人に助けて貰わなければならない状況になったとき
助けてもらう側になった人にはその人が持つべき弁えがあります。

その弁えとは
申し訳ない
有難い
絶対に再起する
先ずは私から
そんな言葉で現わされるものだと思います。

経営に失敗したにもかかわらず
あれは嫌だ
これは嫌だ
あっちが良い
こっちが良い
駄々っ子みたいな事ばかり言っていては
助けようとしていた筈の人までが
嫌になってしまいます。

弁え・・・
持ちたいものですね。