まだ足慣らし中の山は暑さが続いているので涼しさを。さらに、この山では初めてとなるレンゲショウマに狙いを定め、何年かぶりの浅間隠山へ。関越自動車道高崎ICからの一般道と山道50㎞に飽きた頃、現地に着く。予想どおり登山口近くの駐車場には入れず、その先のスペースに駐車。それでも5分程度の歩きで登山道に入る。情報を得ていた入口そばのレンゲショウマは見当たらず、谷筋の道を進む。滑りやすい石がゴロゴロして歩きにくい。カラマツ林の中、ひんやりした空気も最初だけで汗が噴き出す。道の左右を注意深く歩いてしばらく、尾根上に上がる手前でお目当ての花を見つける。うす紫の花びらに濃い紫色を先端に付け、下向きに開く清楚で可憐な花。奥多摩の御岳山ほど密集していないが数か所に点在、ひっそりと咲いてこの花らしい。帰路の再会を約束して先に向かう。尾根から少し下って北軽井沢分岐。緩やかな登り返しの初めは広葉樹と笹原の山腹を大きくジグザグ、その後は一転して直登気味の急傾斜。小休止しながら登り詰め、わらび平分岐に出るとあと僅か。樹林帯の中を笹に覆われた道、軽いアップダウンで山頂に到着。晴れたり、曇ったりの眺望は今一つながら雄大な浅間山が目の前、疲れも忘れる景色をゆっくり味わう。夏から秋に向かう多くの山野草も見ながら往路を下山の道。滑りやすい急下降は2本のトレッキングポールの有難みを痛感。もちろん、レンゲショウマとも再度の対面。そして登山口に戻ってきたところで、もう一度探すと案内板後ろの斜面で花を発見。諦めないで良かった。数年前に亡くなったO君とも登った思い出のある山。あの時の涼風は無かったが今日は“森の妖精”と出会えた。秋にでもまた来てみようか。2021年8月28日(土)/(登山口から200m先の仮設WCある約10台の駐車場は満車、その先の駐車スペースを利用)登山口1340m 08:45~09:20北軽井沢分岐1430m ~10:10わらび平分岐1680m ~10:25浅間隠山1757m 10:50~11:00わらび平分岐~11:45北軽井沢分岐~(写真撮影)~12:30登山口<山中の登山者多くも混雑は感じず。駐車場は二度上峠に向かって3か所計約40台分あり。帰路の温泉は途中10分にある「はまゆう山荘」(内湯のみ)、入浴時は3人のみで茶褐色の湯にゆっくり浸った>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます