伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

『トリスタンとイゾルデ』 サヴァリッシュ&バイロイト 1958年を聴く

2018年11月23日 | クラシック音楽・オーディオ

今まで余りワグナーは聴かなかった、というより聴けなかった。

筆者のオーディオ装置ではこの臨場感を体験は無理であろう?駄目だろう?このような問題を

含め聴かなかった、いや聴けなかったであろう。でも考えると聴かなかった事については

余りも多くのソフトがあり、ソフト起用も考えると躊躇していたのかも知れない。

今回又移植したIIILZ、AXIOM80 TANNOYが実にオペラが良く鳴る、実に嬉しい悲鳴です・・・

オーディオ再開してからは積極的に聴くようになった特に古い録音のワグナーである。

それと何より嬉しいことは最近CDがパック価格での購入で格安で購入出来るようになった

事もあリ、跡はiTunes等の入会で膨大なソフトが何時でも聴ける事かも知れない。

勿論当時の録音はモノーラルですが、筆者の装置で聴く限り、音の善し悪しより、ヴォルフガ

ング・ヴィントガッセン(テノール)ビルギット・ニルソン(ソプラノ)の内容が素晴らしい

演奏を再現して鑑賞出来る事に興奮する、勿論オケの演奏も素晴らしい。

装置の良し悪しより、そこにはワグナーが残した遺産に、大変なお宝があることに気付きIIILZ

から聴くが低域不足に不満を漏らしながら徐々にオペラは聴くようになった。

もちろん最近はバッハのカンタータ等もよく耳を傾けている、当然宗教色は拭えないが、バッハ

の美しい世界が広がり、器楽曲もよいが、声楽は音楽の本質を見たように思える。

当然ワグナーの世界は初心者同様ですが聴くたびに奥の深さを痛感しています。

最近の音源はiTunesからの音源が断然多いがボリュームの拘りで、接続機器のパワーワンプ

またはプリアンプ、オーディオインターフェース側での音量は適度ににしてPC(Mac)側で音

量を調整するとリアルな音が得られるようです。良い意味で音に深みがでて声に一段と艶がま

した。36歳で引退したビルギット・ニルソンのソプラノが実にリアルに鳴り出し驚く・・・・

それぞれの装置によっては違いがあるのかも知れませんが色々確かめる必要はあるようです。

最近はこの方式で音楽を聴いている次第です。昔と違い最近は気になった演奏家等すぐに検索

出来音楽を楽しむことが出来る時代に感謝するばかりである。最近は益々古い録音のワグナー

に癒やされている次第です。昔TEAC A-7400を購入した頃NHKのバイロイト音楽祭をエアー

チェックを試みたがオープンリールデッキ2台が必要に気付き2トラ19で録音したが、10号

テープも高額で最低10本は必要の計算になり、一本一万円で毎年十万必要となり、録音をNa

kamichiのカセットテープで録音したいた頃を思い出します、何のためのA-7400か?まるで

道化である(笑)!勿論聴く時間もなく無残に録音したテープは聴くことなく処分した苦い経験

がある、このソフト代金に相当の金額が必要とした当時と比べ、現在は簡便にソフトが入手出

来る、誠に良い時代になった、

特にワグナー等は膨大なソフトがあり貧困老人には実にありがたい。

今後RMEを超えるインターフェイスの登場に期待するばかりである

今も気になったCDは購入するが、膨大なソフトが検索して聴ける時代に驚くばかりです。

どうもオーディオマニアは余りにもこだわり過ぎて過ぎて角を矯めて牛を殺す(小さな欠点を

無理に直そうとして、かえって全体をだめにすることのたとえ。)なことをする傾向が強い、

今までも何度も痛い事をしているようです、例えばRCAコード、スピーカーケーブル、電源等を

交換だけでも音は変化するが拘れば半田の材質の問題長さの本題細かな所のチェック事項が実に

多いが今後改造を試みたいのはスーパーツイーターの導入ですが・・・・考えればパーツ以外の

接続部分の価格も相当膨れ上がる、正直貧困老人には辛い、でも音質が良くなると聞けば実行し

たく成るのがマニアなんでしょうネ?

筆者などは機械音痴で、ましては電気関係の事ははんだ付けも儘ならない、でもある程度の拘

りは大切です、TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)からオーディオは再開し、AXIOM 80

の箱に出会いIIILZ を移植して聴き出したIIILZ AXIOM 80で聴くがTANNOY IIILZで聴いてい

た音楽が変わってきた、と同時に筆者の趣味も違う方向に向かっているようです、相変わらずバ

ッハも好きですが最近は特に声楽を聴くことが多くなった、元々このTANNOY IIILZは実に定位

の良いことで知られたスピーカーなので、特に少し前の指揮者で聴くワグナーは我が家のシステ

ムでの鳴り方が誠にいい塩梅に鳴る。まるで歌手の立ち位置まで想像させるようだ。

その声楽と言えばリヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner/1813-1883)

に興味惹かれる、パトロンである国王に自分専用の劇場を造らせる!?ワーグナーは自分の作品の

世界観を表現するのに既存の形式、既存の劇場では満足しない人物でした。そしてバイエルン国

王という最強のパトロンをゲットしたのをいいことに、自分の専用劇場「バイロイト祝祭劇場」

を造らせることに成功するのです。ちなみに国王のワーグナーへの傾倒ぶりは想像を超えるもので、

ワーグナーのわがままにとことん援助を続けた結果、国の財政が傾いたと言われているほどのもの

でした。

ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』全曲

円卓の騎士のトリスタン卿は、現在のイギリスのコーンウォール地方にあったとされるリオネス国

の、メリオダス王とイザベラ王妃の間に産まれた息子で、叔父であるマルク王に仕えて勇敢に戦っ

ていたんだ」

簡単に言えば物語の概要は、媚薬を飲んだ勇者トリスタンと叔父マルク王の妃イゾルデが、禁断

の恋に陥っていく悲劇的なストーリーです。

トリスタンとイゾルデ物語の発祥はスコットランドのおとぎ話と言われているんだ。その話が、

イギリスのウェールズやコーンウォール地方で伝説となり、ドリスタン王子とマーチ王、エシル

ト妃とのロマンスの物語になったんだ。さらに、この物語がフランスに伝わり、12世紀に纏め

られた抒情詩が書かれ、これがトリスタンとイゾルデ物語になったそうだ。ヨーロッパでは学校

の教科書に載るくらい誰でも知っている物語だそうです。中世ヨーロッパの騎士道の考えや恋愛

を描いた、代表的な作品なのでしょう。でもこれは不倫ではなかろうか?

 ワーグナー 《トリスタンとイゾルデ》 第2幕(抜粋) ヴァルナイ/ヴィントガッセン

 『トリスタンとイゾルデ』サヴァリッシュ&バイロイト 1958

20世紀を代表するワーグナー・ソプラノ、ビルギット・ニルソン生誕100年記念。

戦争で一時中断したバイロイト音楽祭が再開された1951年より舞台に立っていたヴィントガッ

セン、1954年から登場したニルソン、この2人がバイロイトの『トリスタン』で初顔合わせし

たのは1957年でした。この演奏はすでに広く知られていますが、実はこの1957年の上演は大

成功を収めたわけではなく、この演奏でバイロイト・デビューを果たしたサヴァリッシュの指

揮がどことなくぎこちなかった上、2人の歌唱もまだまだ熟達の域に達していたわけではなかっ

たようです。

しかし、今回登場の1958年の演奏は、ヴィントガッセンとニルソンの強靭な声と、サヴァリッ

シュの斬新な解釈(1957年度の演奏では「テンポが速すぎる」とされた)によるすっきりとし

たオーケストラの響きが溶け合うことで、まさに「最高の組み合わせ」が完成しています。

主役2人を巡る人々も、素晴らしい歌手たちによって演じられています。マルケ王を歌うグライ

ンドル、ブランゲーネ役のホフマンを始め、ニルソンと同じくスウェーデン出身のセデーン、2

年後の1960年にはトリスタン役としてニルソンと共演したウールといったワーグナー作品では

おなじみの顔ぶれは、この後もニルソン、ヴィントガッセンとともに華々しい時代を築いた人た

ちです。

【収録情報】

● ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』全曲

 トリスタン…ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール)

イゾルデ…ビルギット・ニルソン(ソプラノ)

マルケ王…ヨーゼフ・グラインドル(バス)

クルヴェナール…エリック・セデーン(バリトン)

メーロト…フリッツ・ウール(テノール)

ブランゲーネ…グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)

牧人…ヘルマン・ヴィンクラー(テノール)

舵手…エグモント・コッホ(バリトン)

 若い水夫…ヨーゼフ・トラクセル(テノール)

バイロイト祝祭合唱団

ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)

バイロイト祝祭管弦楽団

ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)

録音時期:1958年7月26日

録音場所:バイロイト祝祭劇場

録音方式:モノラル(ライヴ)

 

 勿論ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(ニルソン/ヴィントガッセン/マイヤー/

グラインドル/ヴェヒター/バイロイト祝祭合唱団&管弦楽団/ベーム)(1962)も聴くが

同時に全曲聴くのは約8時間必要なので今回は前奏曲と第二幕を鑑賞しサヴァリッシュ指揮の

「トリスタンとイゾルデ」は全曲聴いてしまった、途中休憩を入れ実に楽しいひと時でした。

筆者はヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)のトリスタンとイゾルデ』サヴァリッシュ

勿論バイロイト音楽祭はリヒャルト・ワグナーのオペラ・楽劇だけを上演する目的で1876年

に開幕した。音楽監督は置かれず、その時々の最高のワーグナー指揮者が招かれる。

オーケストラのメンバーはドイツ各地のオーケストラ団員から集められる。

1958年が断然良い、ブラボー!

庭の薔薇が時期外れに咲いたがすごく色が綺麗で写真に認めました。