伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

10吋タンノイユニットで聴く、今改めて聴く『Ella & Louis』エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロングによる1956年録音バックはオスカー・ピーターソンのカルテット編成、究極の一枚か?

2019年04月06日 | JAZZ・ボサノヴァ

上の写真を見ると、大御所の「ELLA AND LOUIS」には見えない写真が好印象です。勿論リリースは1956年と記してある、この頃はJAZZの名盤が多い。

先日随分古いTANNOT特集号のステレオサウンド誌を購入した『TANNOY』の記事に10吋(IIILZ)を使いCornettaに試聴記が詳しく乗っていた、勿論興味津々で熟読したが、筆者も現在のシステムの記事も掲載しているので紹介するがGOODMANSのARU付きAXIOM80の箱にIIILZを組み入れたもので、当然オリジナルのTANNOY IIILZ inCabinet mkIIと比べ随分低域が響き、今まで味わった事のない響きに感動していたが、この記事を読むと瀬川氏曰く、「IIILZの重低音の量感など期待したら、完全に裏切られる・・・」と言う書き出しで始まっているのが不安を感じる・・・

特にステレオサウンド誌が協力して販売するコーネッタの特集記事を中心に読んだ、結論としては名機TANNOY IIILZも据え置き型の箱に入れての聴き方が一番良い方法と思えるような記事内容です。詳しくは此の冊子を読んで頂きたい、

現在の筆者の住居は木造2階建の1階の書斎約11.5畳に上記のGOODMANSのARU付きAXIOM80の箱にIIILZを組み入れたもので聴いているが余り不満は無い、むしろ満足している。低域は十分聴け、不満も無く響き以前より低域も自然に響く音、佇まいも日本家屋にも合っていると思う。

筆者の使用するAXIOM80の箱はCornettaをステレオサウンド誌の試聴室で試聴された神戸在住の「松波 濤」氏監修の物と同じタイプと伺ってます。筆者の地要する今までのタンノイの10吋ユニットは大事に扱ってきた勿論オリジナルTANNOY IIILZ in CabinetのHPD295をエッジ交換をして使用していたが最近はそれ以前のIIILZ Monitor Goldを知人より譲受交換したが、俄然タンノイらしい涼やかな音が聴ける様になった。確かにタンノイは古いユニットが勝るという事実を体感する事になった。


勿論Cornettaの音は聴いたことが無いので音の比較などは不明ですがTANNOYの10吋のIIILZは凄く癖はあるが、とても良いスピーカーな事は確かで、癖の強いエンクロージャーでもありアンプを選ぶ傾向は大変強い。

ピントが合えばJAZZからクラシックまで幅多い音楽が楽しめるとこは事実である、置き場所、音楽の傾向等で相当癖の強いせいかアンプも選ぶ傾向は強い、特に設置場所には要注意でSPには壁を近づけなく最低1Mは離すのが良い音が期待出来る、又多分Cornetta等のコーナー型SPも壁から塩梅よく離して聴くのが良いのじゃないかな?近づけるとやけに低域がかぶり気味に感ずる。昔据え置き型のエンクロージャーは壁のコーナーを利用し音の反響も加えて設置した置き方が良いとされていたが、のそ場合は壁面に吸音板を設置したりある程の距離を離すことが良い等設置方法も変わってきた様である。


今まで駆動するアンプだけでも8台を投入したが、やはり直熱真空管が一番の様で、これででやっと落ち着き音楽を楽しめそうである。

もちろんラックスのおまけの真空管のハーモナイザー、2Wのプリメインアンプも価格的にはそれなりの音はするが、現在の300B使用のSV-501SEパワーアンプで聴くには大変良いエンクロージャーに癖があるので、アンプはなるべく癖のない物が良いと思うが、TANNOYの性格上其の辺りのアンプ選びが面白い、以前筆者もいずれも使用したマッキン、ラックス等は昔から相性の良いとされ定評があるようですが、何故かいずれもアンプの癖が鼻に付き今は違う素直な物を選んで聴いている。

貧困老人のしがないオーディオ愛好家には高価なアンプは使えないが、今まで使った英国の石のアンプLINNとの相性は良かったが今回真空管の300Bを聴くと思わず笑ってしまった。現在仕事は半分程リタイヤして音楽は平均毎日4~5時間程度効く時間が多く、最近やっと相性の良いSV-501SEパワーアンプに出会えた。

最近良く聴くのがヴォーガルが多い、特にバッハのカンタータ、オペラ、ワグナー等が多い、勿論JAZZもヴォーガルを聴く事が多くなった。勿論昔からヴォーガルは好きだったが、今までは筆者のオーディオ装置がヴォーガルを上手く鳴らせなかったが最近やっと聴ける音の様になった。


このシステムで聴くいかにもリアルに「ELLA AND LOUIS」は目の間で歌うような感じを醸し出すのだ。一番大切な事はエンクロージャーが歌うんじゃなく、ELLA AND LOUISに歌って欲しい。

SV-501SEは付随する真空管はELECTRO HARMONIX エレクトロハーモニックス
300Bがついていたが、今回リニューアルされた改良ロット品と紹介された PSVANE 貴族之声 300B Hifi マッチドペアを購入し100時間のエージングも済新しい300Bで聴くが大変よろしい。しかしある程度エージングをした結果対して違わない音質に頭をや病ませた、勿論WE300Bオリジナルに交換は貧困老人には所詮無理な話でアンプの投入は無駄であったと途方に暮れる日々が続いた、古い雑誌の記事で国産の300Bの記事を観て知った真空管がZAIKA5300と言うチューブであるがかなり前に製造中止をしたいた、そんな折に偶然に見つかったのがZAIKA5300であった。
交換した瞬時から全くクリヤーな音が聴けた。改めて思う三局間の音の素晴らしを味わう事となったのです。見た目小ぶりな達磨型の球は写真に撮っても凄く綺麗出会った、SV-501SEパワーアンプは球を交換しても費用対効果は薄いと言われていたが、実際体験すれば判明するがまるで交換した瞬時に霧がなくなり透明な世界に変わったような体験をした。実に素晴らしい瞬間でした。

兎に角SV-501SEから流れる音は今までの音と違い2人が1950年代後期にヴァーヴ・レコードから出したコラボレーション・アルバムは、ジャズの歴史において最高の、そして記憶に残るデュエット作品今まで聴けなかった昔の音を醸し出してくれるようなアンプなんですよ!

音質が良いなどの次元が違う懐かしい匂いのする、エラの声はあくまで上品で、滑らかなメロディ・ラインが心地よく耳を愛撫してくれる。一方ルイのヴォーカルは対照的にザラついたダミ声で、耳障りな咆哮はまるで垢抜けないものだ。

そんな二人の声を並べて聴いてみると、まさしく美女と野獣の出逢いとでも表現すべきマッチングではあるものの、その声質のコントラストが生み出す特異な音楽的ケミストリーが、彼らのレコードを聴く人たちの心を動かし、忘れられないものにしているのである。

今回は筆者も昔から大好きな演奏がピーターソントリオプラスをバックに歌う「ELLA AND LOUIS」が大変雰囲気も良い。

この二人の作品は多く素晴らしい演奏です。演奏の再現ならある程度の装置で鳴るが、ヴォーガルは「ELLA AND LOUIS」の個性の強い歌声は簡単には聴こえない。今まで聴きたいが聴かなかった歌が何時でも聴けるようになったのは大変ありがたい。此処でLOUISのペットのソロの音に張りがあり輝くばかり鳴る感じがご機嫌です。

【レーベル】(Verve)

 1. お友達になれない?00:03:48  Can't We Be Friends

 2. イズント・ジス・ア・ラヴリー・デイ00:06:16 Isn't This A Lovely Day

 3. ヴァーモントの月00:03:43  Moonlight In Vermont

 4. 誰も奪えぬこの思い00:04:39  They Can't Take That Away From Me

 5. 青空の下で00:04:18  Under A Blanket Of Blue

 6. テンダリー00:05:09  Tenderly

 7. 霧深き日00:04:33       A Foggy Day

 8. アラバマに星落ちて00:03:34  Stars Fell On Alabama

 9. チーク・トゥ・チーク00:05:54  Cheek To Cheek

 10. あなたのそばに00:05:42  The Nearness Of You

 11. エイプリル・イン・パリ   April In Paris

此処に見つけた一枚の写真、いかにも田舎の夫婦のような穏やかなショットが最高であるよく見るとLOUISの手にはトランペットを持っている、スタジオでの写真が印象的である。

【演奏者一覧】

Ella Fitzgerald(vo) Louis Armstrong(tp,vo)

Oscar Peterson (p) Herb Ellis (g) Ray Brown(b) Buddy Rich (ds)

【収録情報】1956/08/16

ジャズ界の大兄貴”サッチモ(ルイ・アームストロング)”と大姉御”エラ(・フィッツジェラルド)の軽妙なやりとりの共演、”サッチモ”は本職(?)のトランペットと持ち替え、ながら”エラ”と楽しんで唄っております。

バックはピーターソン・トリオとの共演も泣かせる。

”エラ”は元々最高に唄の上手い歌手ですが、その実力を如何なく発揮しております。サイドメンはやたら凄いメンバーで演奏だけでも聴きたいメンバーでもです。

ピアノのオスカー・ピータソン、ギターのハーブ・エリス、ベースの”レイ・ブラウン、ドラムスのバディ・リッチ”と夢のメンバーです。

歌うはブロードウェイのヒットソングの数々、もう文句はありません。

この二人も多くのヒットレーベルがありますが、共演のレコードはこれだけだと思います。

エラとルイの組み合わせは、運命によって導かれた音楽的婚姻関係であり、それから60年以上が経過した今日においても、彼らのレコーディングはその魅力も輝きもまるで何ひとつ失っていない。

そのことは『Cheek To Cheek: The Complete Duet Recordings』を一度聴いただけで分かるはずだ。これは2人の関わりを讃えるために新たに発売された4枚組CDコレクションである。ヴァーヴで2人が一緒にレコーディングした3枚のアルバムに加え、デッカからリリースされた全シングル曲と、ハリウッド・ボウルで録音されたライヴ音源、更にレアな別テイクやNGテイクまでが網羅されている。豊かな才能の宝庫という表現がぴったりの、ジャズ史に残る最高のデュオの記録だ。

2人によるヴァーヴのためのアルバムのレコーディング・セッションの開始日は1956年8月16日、エラとルイがグランツが手掛けた中でも最も記憶に残るJ.A.T.P.コンサートのひとつだったハリウッド・ボウルでのライヴの翌日だった。エラ・フィッツジェラルドは明らかにルイ・アームストロングにゾッコンだったようだ。

元々彼の長年のファンであった彼女は、ジャズ界の大先輩が気持ちよくいられるよう絶えず気を配り、彼のコンフォート・ゾーンを侵すようなことは一切しなかった。ノーマン・グランツによれば、彼女はレコーディング全編にわたってすべてルイに決定権を委ね、憧れの人とスタジオでの時間を分かち合えることにただただ喜びを感じている様子だったそうだ。

「ルイとアルバムを作っていた時の彼女は、曲選びも彼に任せると言って譲らなかったし、全曲彼のキーに合わせて歌っていたよ、それがどんなに彼女には歌いにくくてもね」。

下のペットはルイ・アームストロング愛用のものだそうです。

大物どうしの豪華なカップル。ジャズ史上、いまだにエラ&ルイを凌ぐ顔合わせは実現していないのではないか。聴く者を楽しませるエンタテイナーとして、共に卓越したセンスと実力のキング&クイーンだけに、息の合った歌声を堪能できる。

Louis & Ella - Dream A Little Dream Of Me (HD)

今後も、少し古いが音質より素敵な音楽を、楽しみたいと思う「名盤」を見つめ(聴き)直していきたい。

2人が本物の恋人のような雰囲気を醸し出しているのも素敵だ、

其れとサイドメンは大好きなピーターソン・トリオが光る。ヴィンテージエンクロージャーで聴くこのSV-501SEの300Bのパワーアンプで1950年台の「ELLA AND LOUIS」音に勿論手放せなくなる匂いの音が鳴った、このような匂いを聴きたかったのかもしれない。決してトランジスターアンプでは味わえない香りの音です。

彼らのデュエットをこんなにも耳に心地よいものにしているのは、2人のヴォーカルのくだけた会話のような掛け合いぶりである。19歳という年齢差にも拘わらず、2人の醸し出す親近感は、世代間の壁などたちまちのうちに消え去ったのだろうと思わせる。

実際、この組み合わせの最初のアルバムのジャケットに使われた写真、エラとルイがスタジオの中で、普段着らしい夏服姿で隣同士に座っているオフショットからは、彼らが互いに一緒に過ごすことをどれほど快く感じていたかが伝わってくる。

もっとも、エラ・フィッツジェラルドは自分のヒーローのパロディを披露することに臆するような歌手ではなく、ルイ・アームストロングのハスキーながなり声も完璧にマスターしていた。1961年の彼女の珠玉のライヴ・アルバム『Ella In Berlin』を聴いた方は誰でも、彼女がルイ・アームストロングお気に入りのナンバーだった「Mack The Knife」で即興的に彼の魂を召喚した様子が忘れられないだろう。また、エラとルイの組み合わせは、運命によって導かれた音楽的婚姻関係であり、それから60年以上が経過した今日においても、彼らのレコーディングはその魅力も輝きもまるで何ひとつ失っていない。大変申し訳無いが最近のジャズボーガルを聴く前に是非Ella & Louisを聴いて欲しい。


久しぶりに10吋のIIILZ Monitor Goldのユニットと真空管ZAIKA5300のコンビで聴く、正にジャズ・ヴォーカルの女王とトランペット&ヴォーカルの王様という豪華カップル。者を楽しませるエンタテイナーとして、共に貫くセンスと実力のキング&クイーンだけに、本物の恋人のような仲睦まじい歌声が堪能できる。ここでの2人は終始リラックスしたムードで淡々とデュエットを行なっていて、聴く者を心底なごませる。その歌声は素朴で暖かく、なにか歌の原点にふれたような気分になる。曲はすべてスタンダードなので、その点でも親しみやすい。あのエラがルイの前では愛らしい乙女のように映るから不思議だ。ルイの輝かしいコルネットトランペットも聴ける。バックはオスカー・ピーターソン・トリオにバディ・リッチを加えたカルテットで、これまた文句のつけようがない布陣。装置も最近新しい真空管も入れ替えて聴くが初心者のも勿論ジャズの楽しさを味わうことのできるアルバムであろう。

兎角この頃の女性ジャズヴォーガルは実に巧みな歌手が並んでいた、エラ&ルイを筆頭に、ビリー・ホリデイ & レスター・ヤングのアルバム、エラ・フィッツジェラルド & ジョー・パス等今も実に歌の旨い輝く新鮮な感じで楽しめる名盤を紹介していきたいと思う、ブラボー!