伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ドレミの不思議を紐解く、偉大なバッハは作曲を始める前から熟知していたのか・・・正に脳トレーニングだ。

2020年11月12日 | クラシック音楽・オーディオ

最近「うまく調律されたクラヴィーア」一般的には平均律クラヴィーア曲集の演奏者を代る代る聴くがどうやら平均律トラップに惑わされているように思う、最初に基本ドレミのドはドの音はどれであろうか?白鍵盤全てがドの音なんですね。その中の批准がハ長調の誰もが知るドの音なんです。

最近購入した「音楽と洗脳」苫米地 英人 (トマベチ ヒデト)著、1959年、東京生まれ。認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。
計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。決して音楽学者でもなく科学者の隙間を埋めてくれるような本でした。見えてくる音楽の楽したと言った工合です。



数字を使って神を記述しよいうとしたピタゴラスが「ピタゴラス音階」をつくり神に捧げたと言われる宗教と音楽の繋がり・・・。
上図の様な鍵盤を想像すると隣同士鍵盤は常に半音階離れています。2つ離れた場合は全音離れた事になるのですが、長調の場合の音の並びは「全全半全全全半」です。どういう意味かは、ドとレの間も全音で、レとミの間も全音、ミとファは半音・・・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドを並べた音階が長調で全て共通です。と科学的に説明されています。
白鍵盤の全てはドの音が成立でき、そのあたりが正に科学者の発想であろう。

次にCDが日本の音楽環境に大きな問題を投じたこと、これなデジタル情報を収録した音楽メディアと言ってます。それはソニーの社史の中より「業務用PCN-1600を発表、そして世界の録音現場に広めようと1980年でしたが、価格が倍以上高く音質は悪く音楽的ではないと拒否される、ソニーを支えたスティービー・ワンダーやジャズピアニストのハービー・ハンコックなどがデジタルオーディオを支援した、そしてクラシック界では帝王と称するカラヤンという巨匠がこのCDの素晴らしさをアピールしてくれた」此の様な事を知り昔からソニーのオーディオ機材の優れた物は皆無で、今まで筆者も購入もしたことが無いまた今後も使いたくない筆頭です。

ついでにカラヤン、ハービー・ハンコック、スティービー・ワンダーとも余り聴かないのは偶然であろうか?果たしてこのテーマの「うまく調律されたクラヴィーア」のことも実にうまい具合に説明されてます、一読をお勧めします。

とても興味深い点は、ところで視聴するにはいかなる機器を使ったのが良いかについても解説されています。苫米地 英人氏のオーディオシステムも大変興味深い、以前もアップルの漢字トーク時代「ことりえ」についても関わり合いがあると聞いたが筆者は使いづらく別ソフトを使っていた。

昔話になるが、仕事でソニーレコード静岡工場に何度も行き、サンプルと称してLPレコードを数枚頂いた、当時サイモンとガーファンクル2枚組で有名、当時は自慢のノイマンの録音機材を輸入して社員で組み立てレコード制作を手がけた事を自慢気に話していたが、オールフラットで音質も頗る良いと言われ楽しみに持ち帰り聴いたが、これがノイマンの音かと疑問が過る、素人集団で作ったLPは芸術とは無縁で、音楽制作は出来ないであろう。

ついでにビクターのレコード制作の人が話したのは、音をカットする音域決め高域もカットオフして聴きやすい仕上がりにしているそうです、マザーをカットオフせずレコードプレスは聴けないレコードと言われていた。当時有名な百恵ちゃんのLPも含まれ好きな友人に全てを引き取って頂き、その後益々ソニー製品は縁遠くなっている、ソニーレーベルは未だ敬遠気味である。
最初のイメージは大切である。ソニーはその様な気風があるように思う、ウォークマンなどの得意分野を入れ込んだ携帯も今やAppleの足元にも及ばない、今後は是非頑張っていただきたい。



「音にこだわるならば真空管アンプ」いい聴き方は信頼して聞き流すこと。音に対して無意識になればなるほどいいと書きましたが、もしも、こだわるのであれば、オーディオ機器にこだわるのはいいことです。私は機能音源を制作するときも、再生するときも、機能音源ライブを行うときも、アンプは全て真空管アンプを使っています、なぜ真空管アンプにこだわるのかといえば、真空管の三極管は偶数倍音を強調するからです。

人間の脳は、純正律の和音を好むとと同様に、何故か、偶数倍音を好みます。特殊機能音源においても真空管三極管アンプをしようすれば、偶数倍音が強調されることで、音が勿論、艶やかになります。と解説されています。

現在筆者のオーディオ機器は何れも年代物であり、その中で唯一新しい機材はオーディオインターフェイスだけである、定年過ぎの貧困老人にはこの辺りの装置が分相応と思う、デジタル化が進みiTunes等の加盟で簡単にソフトは入手でき実に良き時代になった。そこでこの氾濫する音楽リストの中から演奏者を選び聴き分ける作業は大変興味深い。勿論気に入ればLP、CD購入する様に聴くが、一応最近やっと落ち着いて聴ける環境に近づく、再度聴き直し6年の年月が過ぎてしまった。完全禁煙して以降は煙が真空管と、LPとCDに移行しているようである(笑)。



オーディオ機材もまるで「うまく調律されたオーディオ機器」といった具合なんでしょうか?勿論出力真空管も種類があり、音質もそれぞれ三極管五極管とで音質の差はあるが、肝心な事は正にバランスが良い事が最大の条件なんであろう。「うまく調律された真空管オーディオ機器」なんですね。

現在筆者のオーディオ機器はLUX KIT/A3500パワーアンプにho's systemのLS3/5aで聴くことが多い、GOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に10吋同軸型2ウェイユニットであるHPD295のTANNOYでの音も良いが特に鍵盤楽器のチェンバロ等は高音の再生が華麗で、綺麗すぎに聴こえて、自然に聴こえる最近は3/5aを常用してしまう、此のあたりが3/5aの魅力であろう。
聴く話によると、ある人などは最終的には3/5aのみで楽しんでいらっしゃる方も沢山いるよです。

山岡氏より3/5aに相性の合うアンプを教えて頂きし購入の、LUX KIT/A3500パワーアンプだが、分かる範囲で補修はしたが、取扱マニュアルが付属してなく是非入手したいと思っていた、手軽に出来るコンデンサー等の交換詳細事項は知りたい場合、無いと困るのがマニュアルです、マニュアルはヤフオクに出店されていたが6千円の価格が表示されていた、購入も考えたが、前からPDFを探すが見つからなかったが、やっと見つけましたPDFデーターです。



早速見つけたLUX KIT/A3500の説明書(マニュアル)をPDFを見つけ予備も含め2部コピーした、おっしゃていただければ、マニュアルPDF希望の方はデーターを添付しますよ。この半世紀前のLUX KIT/A3500パワーアンプを使っている方は意外と多く、メインの真空管も交換可能のアンプで人気度も伺えるようです、真空管アンプの場合は肝心な事はトランスが命でコンデンサー等の交換、真空管ソケットの交換で復活する場合が多いようです筆者の持つ真空管ソケットも交換した。多少の改良後ある程度の慣らし運転を終了し、今回は全てがまとまってきた装置でエディット・ピヒト=アクセンフェルト(Edith Picht-Axenfeld)を再度聴き直してみる。

今までこの「平均律クラヴィーア曲」幾度も紹介してきましたが、鍵盤楽器奏者も数あるが今後も良い演奏者と巡り合わせれば是非紹介は続けたい。
2001年,87歳で他界した偉大なピアノ、チェンバロ奏者であり、教育者として20世紀の音楽界に大きな足跡を道してディット・ピヒト=アクセンフェルト。バッハの譜面の隅々まで熟知してエキスパートである高度な技術とエレガントに比類ない音色はいつもでも輝くのであろう。



ディット・ピヒト=アクセンフェルトは1914年1月1日、フライブルク生まれの鍵盤楽器奏者。2001年4月19日、フライブルクの自宅で心不全のため他界。フライブルク大学眼科学の教授であり眼科臨床医の世界的権威テオドール・アクセンフェルトの娘として1914年、フライブルクで生まれた。5歳でピアノの演奏を始め、卒業試験後は当時バーゼルにいたルドルフ・ゼルキンにピアノを、ヴォルフガング・アウラー、アルベルト・シュヴァイツァーのもとでオルガンを学んだ。

1935年にベルリンでデビュー、1937年にワルシャワの国際ショパン・コンクールでショパン賞を受賞。1947年~80年、フライブルク国立音楽大学でピアノと初期鍵盤音楽の教授となる。世界的なチェンバロ奏者として活躍していたが、モダン・ピアノの名手でもあり、シューベルトやショパンの名演も残している。

我が国にも十数回に渡って来日し、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルなどで、日本の演奏家の指導にも重要な役割を担っていた。
世界的なピアニスト、チェンバリストとして活躍。オーレル・ニコレ、ハインツ・ホリガー、フィッシャー・ディースカウ、ヘンリク・シェリング、ローター・コッホらとの共演やレコーディングなども数多い。アンスバッハ週間、イギリス・バッハ週間、ルツェルン音楽祭、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルなどでも重要な役割を果たしてきた。 2001年、87歳で他界した偉大なピアノ、チェンバロ奏者であり、教育者としても20世紀の音楽界に大きな足跡を遺したエディット・ピヒト=アクセンフェルト。バッハの譜面のすみずみまで熟知したエキスパートである彼女が高度な技術でエレガントに奏でる比類のない音色は、どこまでも暖かく聴くものをやさしく包み込みます。



昔は気に入ったレコードを見つけ、演奏者の違いに興味はあったが、同曲での違う演奏者の購入は躊躇した、当時のLP代金は高額で月1〜2枚が限界でセット物の購入は何ヶ月も我慢する必要があった。懐かしい思い出です。

 ピヒト=アクセンフェルトの芸術
 バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(2CD)


世界的鍵盤楽器奏者ピヒト=アクセンフェルトが到達した比類なき高み。
ピヒト=アクセンフェルトの名盤が最新技術によるオリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスタリングで蘇ります!
【収録情報】
 ・J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
 (24の前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV846~第24番ロ短調 BWV869)
 エディット・ピヒト=アクセンフェルト(チェンバロ)
 録音:1979年5月/埼玉


バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻(2CD)
【曲目】
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻
 24の前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV870~第24番 ロ短調 BWV893
【演奏】
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(チェンバロ)
【録音】
1979年5月 埼玉
実は彼女は最晩年、バッハのチェンバロ作品全曲録音プロジェクトを企画し、録音が進んでいた。が、彼女が2001年に亡くなったために惜しくも未完に終っていた。今回登場するのは、これまで発売されることなく保管されていたその秘蔵の音源の中から厳選した名演だそうです。



特に我が意が多い、バッハの大家アクセンフェルトが残した唯一のショパン録音。
ピヒト=アクセンフェルトがセッションで残した唯一のショパンで、遅めのテンポから一つ一つの音にショパンが託した輝きが目に見えるように再現された個性的な名演。是非とも聴きたい一枚です、アンプマニュアルで出費が無かったので、本日AmazonでCDをポチりました。納品が楽しみでもあります。
【曲目】
ショパン
  1.12の練習曲集作品10
  2.12の練習曲集作品25
【演奏】
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(ピアノ)
【録音】
1975年10月11日&12日、東京、石橋メモリアル・ホール
[オリジナル・プロデューサー]井阪紘
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]大野正樹
ADD/STEREO
解説ではエチュードの大問題は10の6をどう弾くかだと思う。楽譜には付点4分音符を1分間69で弾けとかいてある。6/8拍子なので、1小節1.74秒で弾けという事になる。この曲は53小節+8分音符1個で実現ので、他53.2小節×1.74秒≈92.57秒、なんと1分33秒で弾けと最事になる。その様な細かな事にも気になっています、
どの様に演奏されているのかを楽しみに待ちます、ブラボー!