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月曜日の戯れ言

損得勘定しかできぬ者たちの醜態



さて、紙芝居は今をどんな風に描くのだろう。詩人は何を語るのだろう。道理が通らぬ世の中になり、嘘と利害が大手を振って歩く。恥という概念は消滅し、大人は幼稚化していき、無関心という呪術で、未来に猿ぐつわをはめる。自らの手足を、心臓を、食い荒らしていることに気づかずに欲望という胃袋を膨らませうごめく生物。宇宙は見えない手で地球の崩壊をプログラムし、カウントダウンのスイッチを押そうとしている。ブラックホールは舌なめずりし、待機しているのだ。自由を燃やし走る列車、運転手は独裁を夢見る、すべての権利を抱きしめる夢を。人をバクダンに仕立てても平気なヤツらだ。じぶんだけが生き残れると妄想する亡者たちだ。しかし、罪はすべての者と無縁ではない。一票の軽さが時限爆弾の破壊力を増し続けていったのだ。詩人はカウントする。両手を突き出し、指を折り始める。コトバから責任という魂を奪い取ったモノたちの顔を思い浮かべながら、ゆっくりと、力を込めて・・・紙芝居のモノローグとして、





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