よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

長崎街道を歩いています。№6(松原宿~千綿宿)

2011-02-10 08:19:17 | 長崎街道歩き
(前回№5からの続き)
郡川を渡り街道は左折している。
このあたりは、「寿古」(すこ)という地名らしい。
発電所前のバス停で国道に合流。
ふと目の前を見ると「寿古コーヒー園」の看板。
看板には「長崎はコーヒー伝来の地で江戸時代(寛永18年)オランダ人が長崎出島にコーヒー(南蛮茶)を
持ち込んだのが日本におけるコーヒーの始まりです。」と書いてある。

入場無料の温室内に入ってみるとコーヒーの赤い実がいっぱい。
係の方の話だとこの実から種を出しそれを焙煎してコーヒーにするそうです。
温室内には、ブーゲンビリアの花がたくさん咲いていました。
ここのコーヒーが飲みたくなり併設のレストランへ。
メニューを見るとランチもある。これにコーヒーが付いている。
時計を見ると12時15分前。お腹も減ってきたので私は「ハンバーグ定食」家内は「カレーセット」を注文。
店の方には悪いかもしれませんが、あまり期待はしていませんでしたが、食べてみるとこれが凄く美味しい。
家内のは、ほうれん草とチーズのカレーでしたが、このカレー深い味がする。
食事の後に出てきたコーヒーは、コーヒーの香りがしてとても美味しかった。飲んだ後も口の中にコーヒーの
香りが残っている。
また、街道のことをお店の女性の方に聞いてみるとご本人はご存知なかったが、すぐマスターでしょうか、
その方がやって来られ詳しく教えていただいた。旅をしているとこのような親切を受けると本当にありがたい。
このお店、従業員の教育も行き届いており気持ちのいいお店だった。近ければまた来るのに・・・・・

お腹もいっぱいになり再び街道を歩きます。
リンガーハットの交差点を左折すると松原宿に入ります。

松原宿は、大村、彼杵の中間にあり距離もどちらから来ても
10kmでした。ですから、本陣などなくお茶屋さんがあるぐらいでした。
昔は、大村の中心地がここ松原でした。
昔の庄屋跡には、松原小学校が建っています。
今、地元の方が「松原宿活性化協議会」というのを立ち上げられ地域の活性化活動を行われています。
その活動の拠点が「旧松屋旅館」です。
旅館に入ってみるとメンバーの方が今度の20日に行われるウオーキング大会の準備をされていた。

旧松屋旅館の向かえが松原宿茶店です。
ここでは、松原で造られた鎌、包丁などが即売されていた。
シーボルトが江戸参府で「鉄の槌で名高く武器、小刀、その他鉄製品を産出する。」と書いてますように
松原は、鍛冶屋さんの町でした。
手にとってみると製品は非常に良くまたお値段も良かったです。

この松原宿で有名なのがへこはずしというお菓子です。
ネーミングに魅せられこのへこはずしを見てみると「おこし」です。
もう300年の伝統があるそうです。
由来は、この「おこし」あまり美味しいので兵児がはずれたのも忘れるぐらいだったそうです。

伊東家住宅
鎌倉時代源頼朝の家来、工藤祐経は松原村100町歩を賜ったがその領地の別当として伊東家が下向し、
神社の管理、松原鎌の宗家となり、刀鍛冶を伝承した。「五色塀」が有名。

相撲取りの墓
街道のはずれに「相撲取りの墓」があります。
今、お相撲界がもめていますが、江戸時代ここからお相撲取りが出ました。
四股名は、「大荒鷺山」「秀の川」と記されています。

鹿の島(しかのしま)
この街道初めて海に出ました。ここは、鹿の島といって景観のいい所です。
案内板によると
「老松みどり映えた鹿の島」と呼ばれた。もとは浅瀬でつながれた古墳の島。
大正時代料亭があったが今はない。


街道は、松原宿を後に千綿宿に向かいます。
街道は、国道に入ったりわき道にそれたりしています。
長崎市内では、街道の標識がたくさんあり、地図を見なくても歩けたがやはりこのあたりに来ると
案内板が少ない。

彼杵はお茶でも有名。お茶畑の横を歩いていく。
右手には長崎道大村湾PAが・・・・
又海沿いの街道を歩いていると大村線佐世保行きの電車が通過する。

しばらく歩くと千綿宿に着く。
千綿は、商工業が発達し江戸末期には100軒以上の店があったという。
明治に入って鉄道が開通すると急速に寂れたそうだ。
また、この千綿は、大河ドラマ「龍馬伝」に出てきた大浦慶のお茶や農産物を出荷していた所でもある。
その大浦慶の商品を扱っていたお店が「旧土肥家」です。
今は、他の方の所有になっていますが、この一帯昔の町並みを残しているということで長崎県の
「まちづくり景観資産」に指定されている。

街道は、長崎県最後の宿「彼杵(そのぎ)」に向かいます。       
                                           (続く)




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よっくん)
2011-02-11 18:32:36
toho-tohoさん
コメント有難うございます。
聞きなれた地名でしょう。
この街道彼杵で佐世保方面と嬉野に分かれます

あちらの方にもアップしていますが、
写真があまり使えませんのであちらは外部には
公開していません。
返信する
写真がいい感じですね。 (toho-toho)
2011-02-11 07:47:56
写真が大きくて、様子がよくわかっていいですね。
ランチの写真、どちらもおいしそうです。

長崎街道、長崎県内、地名を目にすると懐かしい気持ちになってきます。
返信する

コメントを投稿