7月に入り博多の街では、博多三大祭りの一つ「博多祇園山笠」が始まります。
博多祇園山笠には、「静」と「動」の二つの顔があります。
7月1日に飾り山が公開され、山笠の「静」の始まりです。10日からは、「動」の舁き山が始まり、15日の追い山に向け、博多の街は活気溢れます。
博多祇園山笠の起源は、(諸説あります)聖一国師が仁治2年(1241)疫病除去のため、施餓鬼棚に乗って祈祷水(甘露水)をまいたのが始まりといわれています。
今年で782年目の山笠開催です。
ふくおかウォーキング協会では、毎年この時期に例会として「博多祇園山笠飾り山ウォーク」を開催しています。コロナ前には70数名の参加がありましたが、最近は40数名に留まっています。
今年も7月8日(土)に開催しました。ただ、この数日間福岡地方は、大雨で今日も注意報が発令されていました。
集合場所は、天神の警固公園。参加者は26名でした。(当初は、30数名の参加予定でしたが、やはり雨が影響したのかな・・・)
マップの裏には、「博多山笠一口メモ」を作りました。
9:30スタート。心配された雨も小雨ぐらいで時々止み間も見られます。
◎15番山笠「ソラリア」
◎16番山笠「新天町」
◎9番山笠「天神一丁目」
◎10番山笠「渡辺通一丁目」
◎13番山笠「キャナルシティ博多」
◎番外「櫛田神社」
博多総鎮守「櫛田神社」。山笠期間中、境内では「祇園饅頭」が売られています。
◎4番山笠「中洲流」
※「流(ながれ)」とは、豊臣秀吉の「太閤町割り」を起源とする旧博多部の町の集合体で舁き山を運営する組織の単位。以前は、色々な流れがありましたが、現在は、土居流、大黒流、
東流、中洲流、西流、千代流、恵比須流の七流です。
◎8番山笠「上川端通」
この山笠は、「走る飾り山笠」といって高さ十数メートルある飾り山笠のうち、走るのは、この「八番山笠上川端通」だけです。
本来の山笠は、飾り山笠を彷佛とさせる姿で疾走していましたが、明治中期になり市内に電信・電力線が設置され、山笠は、低くさせられることを余儀なくされました。
その後、実際に動く「舁き山笠」と静の「飾り山笠」に分かれることになりましたが、古来の姿を守るということでこの山笠だけが飾り山笠を櫛田入り奉納しています。
人形の口から煙を吐き、その走る姿は、圧巻です。
◎14番山笠「川端中央街」
◎17番山笠「博多リバレン」
◎1番山笠「土居流」舁き山。土居流が今年の一番山笠です。この1番山笠だけ櫛田入りの後。博多の祝い唄「祝いめでた」を唄うことができます。
ワンちゃんも てのごい(日本タオルのこと)を付け、法被を着て山笠に参加です。
◎5番山笠「西流」舁き山
◎3番山笠「東流」舁き山
◎3番山笠「東流」
コースは、旧博多部に入ります。ここを舁き山が走ります。
◎12番山笠「博多駅商店連合会」
12:00 博多駅にゴールしました。ウォーキング開始当初は、細かい雨に遭いましたが、ウォーキング中は、ほとんど雨に遭いませんでした。
ですが、ポンチョを着、合羽のズボンをはいてのウォーキングは、汗だくだくでした。
飾り山笠は、福岡ドームにもあります。コースには入っていませんが、先日ドームに野球観戦に行ったときに写真を撮ってきました。
◎11番山笠「福岡ドーム」 福岡ドームの山笠は、ソフトバンクホークスが「表」です。
山笠期間中どうしても聞きたくなるのが、福岡出身のチューリップ「博多っ子純情」です。
博多っ子純情 チューリップ + 博多祝い唄(祝いめでた) - Bing video