信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

信州から日々の情報・映画・草花・軽登山等‥気まぐれに情報発信していきます

弁士・生演奏付き無声映画『椿姫』の上映会を楽しむ

2015-11-03 13:43:30 | 映画

私が毎度、お世話になっている映画館「岡谷スカラ座」ですごく面白そうなイベントがありました。岡谷市のイベント「岡谷まち歩き古本市」の

イベントの一つですが、今回は1921年のアメリカで製作された『椿姫』。日本では対象13年に帝国ホテル演芸場で封切された作品です。

弁士は「ハルキ」さん。2011年デビューの女性活動弁士で、七色の声と歯切れの良い語りで古典サイレント映画を現代エンターテーメント

に蘇らせて居ます。で、生演奏はと言うと!なんと!あの・・・「新垣 隆」さんの生ピアノ演奏付きです。

新垣 隆さんは15年も前から無声映画のバック演奏を行っていたんですね。一日限りの特別上映会は満員の盛況ぶりでした。 映画はと言うと

          『椿 姫』

郷里から花の都パリへと出てきたばかりの法学生「アルマン・ドュヴァル」には街中のものすべてが新鮮で珍しかった。

或る夜、アルマンは友人のガストンに紹介され、夜のパリを飾る女性「マルグリット・ゴーティエ」と出会う。マルグリットは『椿姫』と呼ばれる

美しい女性。そして、こうした世界には稀な、純粋な心の持ち主であり、ただただ真実恋に生きたいと願っている「アルマン」

二人はすぐに強烈な恋に落ちるのだが・・・・最後は悲劇に終わる。

 

無声映画を観たのは何十年ぶりだろう? レンタルビデオの走りのころ、βとVHSビデオの頃、良く『チャップリン』の作品を借りて観たっけ・・

弁士『ハルキ』さんは一人で何役もこなしているのだが画面を観ていると、とても一人で演じているとは思えないほどで、さすが七色の声を

持つといわれる方だと・・・映画が始まって役120年そして最初の役30年はこう言った無声映画。 今日みたいな「弁士」の方がいて映像を

観ていたのだな~と・・・映画のバックで演奏されているピアノ、新垣さんのピアノ演奏ですが普通に映画に流れているかのような自然さ!!

映画を観ていてこの映画に普通に流れているかのような違和感を全然感じないのです。。。たまに(あ~生演奏だっけ)と思い返す物の

なんと言う自然さ!!映画もさることながら無声映画の魅力を引き出して頂くお二人『ハルキ』さんと『新垣 隆』さんに素晴らしい物を魅せて頂きました

   勿論、上映会後「新垣 隆」さんの最新CD(サイン入り) ジャズと言うので買わせて頂きました。

           帰路の車の中では新垣さんとバリトンサックス奏者 吉田 隆一さんの音楽が流れていました。