信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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うさぎ追いし -山極勝三郎物語-

2016-12-07 12:21:04 | 映画

長野県は先行上映だったのでしょうか? 長野県民でこの方の名前を知らない方は少ないでしょう・・・ 早速拝見させて頂きました

「ガンが作れればガンは治せる」という考えから、世界初の人工ガンの発生実験に成功した実在の病理学者・山極勝三郎氏の生涯に迫る伝記ドラマです

明治初期。上田潘の下級武士の家系に生まれた勝三郎(遠藤憲一)は、町医者の山極吉哉(横光克彦)の後を継ぐため上京、むこ養子として吉哉の娘

かね子(水野真紀)と結婚する。東京大学で病理学を学び、32歳で教授に昇進。だが、勝三郎は結核を患う。病と闘いながら勝三郎は人工ガンの実験に

没頭する・・・大きな展開はなく生涯を坦々と映してゆく。ただし、前半は彼の風貌や人柄をネタに小さな笑いを重ね、後半は結核に侵されながら研究する

鬼気迫る姿で涙を誘って行く。泣き笑いがあり楽しかった。伝記「山極勝三郎物語」として見に行くなら楽しめると思います。

少し気になるのは・・・上田での幼少期~青年になるまでは気にならないのですが・・・・大学に入った時から「遠藤 憲一」さんになるのですが・・・・

違和感が・・その他にも配役が年を取るにつれ変わるのですが少し無理があるような・・・

欲を言えば、山極勝三郎氏は「脚気の研究」「ペストの研究」「ツベルクリンの研究」等も少しは拾って欲しかったかな? 

そして、人工ガンを世界で最初に作りながら、アジア人という理由でノーベル賞が与えられなかった事実を、山極勝三郎はあまり気にしていない。

                           映画を見て救われた気分になりました。数少ない長野県の生んだ誇りの人ですから

 助手役の「阿部 尚」さんが

       光ってましたね~ 「癌出来つ意気昂然と二歩散歩」 長野県民は何処かで聞いたフレーズですよね・・・        ★★★