ニューヨーク社交界のトップとして華やかな毎日を送る一方、ソプラノ歌手を目指して活動しているフローレンス・フォスター・ジェンキンス(メリル・ストリープ)。
しかし、その歌唱力は音痴というしかないレベルであった。夫シンクレア(ヒュー・グラント)は、マスコミを買収したり、理解者だけを集めた小規模なリサイタル
を開いたりと、病を抱えながらも夢を追う彼女を支えていた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールで歌いたいと言い始める。。。
実在した人物を演じさせたらその人物にしか見えないのがメリル・ストリープ。メリルはもちろんなのですが、出てくる人物たちの心情が言葉以上に表情で
表現されていて、それぞれの気持ちが伝わってきます。特に彼女の歌をピアノ伴奏で支える男性の感情の変化はおもしろいです。女性としては共感しがたい
役柄ということもあるのか、夫役のヒューグラントより存在感大でした。全体的に思わず笑ってしまうシーンもたくさんあるので、切なくも楽しめる映画です。
音痴の奥さんを必死になってかばう旦那さんの愛が素晴らしい・・けどそこまでかばう理由をもっと深く取り上げてほしかったかな~
もっとコミカルかと思ったら、そうでもなかったです ☆☆☆★