長い伝統を持つ狂言方の家に生まれた大藏基誠(大藏基誠)は、10歳の息子・康誠(大藏康誠)と共に山奥の稽古場を
訪れ、自身の父と同じように厳しく息子に稽古をつけるが、康誠はそんな父に戸惑う。ある日、近くに住む宮下
(坂田明)と孫の咲子(鎌田らい樹)が稽古場を訪ね、咲子は幼い康誠が稽古に励む姿にくぎ付けになる。そして康誠は
咲子と一緒に森に行き、樹齢何百年とも思われる大木を見つける
諏訪ロケの作品と言う事で観に行かせて頂きました。。
序盤で「狂言と能楽の違い」の解説ついでに語られていました。「一度(息子が狂言を)やめたいと言い出した事が
あるんです」・・・・その件こそ傾聴したかったんだけど、なぜかそこで声がフェードアウトしちゃいました。。。
作品はわかりやすく、いかにも映画っぽい映画の「映画やってます」「芝居やってます」感が一切なく、余計なもの
を何一つ感じない。伝統を引き継ぐって大変なのだろう?関係性も師匠と弟子であり、親と子であるというのは難しい
のだろう?ふとした時に親と子の関係で接しているのが微笑ましかった。
味噌汁を父子で狂言ゼリフ交わしながら呑ませ合うユーモラス場面には、素直に惹き込まれた。いっそのこと、最初
から最後まで狂言喋りオンリーで通してくれればもっと観れたかもしれない・・・
鎌田らい樹さんは唯一の女優さんです。流石でした
映画としての感想は・・・・ドキュメンタリー?なのか何を訴えたいのか?少し不明でした ☆★