貧しいユダヤ人家庭出身のルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、必死に努力して名門
ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時在学していた女性は500人中たったの9人で、女子トイレ
すら設置されていなかった。家事と育児に理解のある夫マーティン(アーミー・ハマー)の助けもあり、
ルースは首席で卒業する。しかし女性というだけで法律事務所に就職することができず、大学の教授になる。
1970年代のアメリカでこうやって戦う女性が実在して、今も闘っているのかいるかと思うと胸が熱くなります。
男女が平等ではないことはおかしいと、男だらけの中で学ぶ事を武器として戦う格好良さ・・・
主人公のルース・ギンズバーグはフェミニストとして象徴的な人物ですが、ただ女性の権利を拡大して、ただ
同じ権利を女性にも男性にもあるべきだという訴えをしている。国の補助や特定の職業を誰かの特権では無く
皆のものにしようというだけ・・・また、男性だって男性らしさに縛られているから差別は良くない、という
視点を持っている。 ルースと娘とのやりとりもまたぐっときました。世代を超えて、やり方は違っても心は
同じであること。 この映画は学ぶ事、理解しようとする事、行動する事、それらはどれも大事である事がきっちり
示されている。いわゆる勉強というだけでなく、知る事で生きる為に使える武器が増えていく事、行動する事
で周りも動くことが明確に見えてくるのでは無いでしょうか? 私は何かやって居るのでしょうか??
アカデミー賞作品賞の『グリーンブック』に引き続いてGAGA配給だけれど
同じような路線で観るといいもしれない 最後の4分間・・・・心を打たれます ☆☆☆☆★