信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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運び屋

2019-05-14 15:30:30 | 映画

90歳のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、家族を二の次にして仕事一筋に生きてきたが、商売に

失敗した果てに自宅を差し押さえられそうになる。そのとき彼は、車で荷物を運ぶだけの仕事を持ち掛けられる。

それを引き受け、何の疑いも抱かずに積み荷を受け取っては運搬するアールだったが、荷物の中身は麻薬だった。

90歳近い退役軍人で園芸家のおじいちゃんが麻薬の運び屋だった・・・という実話に基づくストーリーだが

人生そのものを描く感動的な話だった。

多くの場面で、タタことアール爺さんは車を運転している。慣れない犯罪行為に素人ならビクビクしそうなものだが

麻薬を運んでいると知ってからも、カーラジオに合わせて鼻歌混じり、悠々とドライブを楽しんでいるようにさえ見える。

重荷を運ぶ道のりも淡々とマイペースにこなし、 爺さんはよく若者にアドバイスする。説教?程では無い。でも軽く投げ

かける言葉に、人生90年の重みがある。チンピラに「やりたいことを見つけろ。ここにいちゃいけない」と愛ある言葉・・

 自身の反省から「家族を大事にしろ。俺みたいになるなよ」とも。老境の今「間違いだらけの人生だった」人は誰でも

いつか死ぬ。 父と娘の確執はイーストウッド作品でよく描かれるが、本作では本物の娘さんが演じているのも味わい

平気で差別用語を口にするガサツさは「グラン・トリノ」を思い出す。また、色気が全然枯れてないのが凄い。

若い娼婦と楽しい夜を過ごす(90才よ90才。凄すぎないか)。 イーストウッドは渋い硬派ばかりじゃなく、チャラい

色男も演じてきた人なので「グラン・トリノ」同様、本作もイーストウッドの俳優人生の総括のような映画だと思う。

 年輪を重ねた男の一言一言には、 とても深みが

                          あり聞き逃せない。この映画を観れて、本当に良かった。  ☆☆☆☆☆

 


藤と新緑の高島城址公園

2019-05-14 11:40:00 | 諏訪市

    松本の帰路、諏訪で用事を足さなければならないのだが多少時間が早くお昼を頂いても時間が余るな、と

  

    少し早いが藤を見て行こうと言う事になり藤棚と心字池の藤を撮影して居たのだが・・・

     どうも今一つ乗らない。

   

    まだ、早いからな~ 公園内を歩いてみる ん!!そうだ!! 

                         今季「新緑」を題材にしていないな!! 少し狙ってみよう

  

    もみじの種類にもよるが決して緑だけの新緑では無い 赤く染まる新緑?もあります。 

                                      出猩々などがそうですが 

  

     竹も美しい 高島城址公園の少し目立たない場所に咲く「椿」結構な古木なのですが

                                       きずかない方が多いので

     変わった角度から

   

             お城の石垣に落ちた花弁 暗闇の中に一片の花弁が浮き立ちます     

   

     赤い野点傘と紅葉の新緑 対照的な色で春の温かさを表現して見たかったのですがどうでしょうか? 

   最後にもう一枚

     淡い色合いでモミジの花を撮って見ました・・・僅か3ミリほどの花 

                        この時期しか見られない姿をご覧あれ   2019年5月10日撮影