信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

信州から日々の情報・映画・草花・軽登山等‥気まぐれに情報発信していきます

ホテルローヤル 

2020-11-28 14:18:21 | 映画

      北国の湿原を望むラブホテル「ホテルローヤル」経営者の一人娘・田中雅代(波瑠)は受験に失敗し

      渋々実家の仕事を手伝うことになる。アダルトグッズ会社の営業・宮川聡史(松山ケンイチ)に思いを

      寄せながら、告白することなく淡々と仕事をこなす間にも、ホテルにはさまざまな境遇の男女が訪れる。

      ある日、ホテルの一室で心中事件が起こり、さらに父・大吉(安田顕)が病気で倒れてしまう

      直木賞を受賞した桜木紫乃の小説を映画化。郊外のラブホ(モーテル)を舞台に、様々なカップル

      親子などの愛憎渦巻く人間模様を描く。作品のほとんどはモーテルの、さらに言えば一つの部屋

      をメインに展開されています。しかし場所柄もあってか、利用客、従業員、オーナー親子・・

      実に多彩な面々がその場所を通り過ぎていく時間、そこで展開されるのは、一言で言えばどれも

     「切ない」話であり、ほんの少しの愛情が添えられている。

      本作では高校教師と17歳の女子高生のカップル?も登場する。話の骨格となる重要な部分なのですが

      いかんせん女子高生が老けすぎ。伊藤沙莉が演じているが彼女は26歳?いくらなんでも17歳の

      女子高生役は無理ありすぎ(笑)もう一つ。ラブホというのは、基本、入室すると鍵がかかって精算

      するまで部屋の外には出られないはずですが、映画ではおかまいなし。伊藤沙莉はホテル内を歩き

      回り、他の客に挨拶し、最後は非常ベルまで鳴らす始末。また、ダクトを通して部屋の中の会話が

      従業員の休憩室に丸聞こえ(昔の神話?)というのもちょっとありえない設定で、話の都合上

      必要なのだろうが少し気になった。

      キャストが皆さん素晴らしい!!と言った作品 正直勿体ないなと・・・    ☆☆☆


ドクター・デスの遺産-BLLACK FILE-

2020-11-28 11:01:04 | 映画

    終末期の患者ばかりが次々と不審な死を遂げる事件が相次ぎ、捜査に乗り出した刑事の犬養と高千穂は

    依頼を受けて患者を安楽死させる「ドクター・デス」と呼ばれる医者の存在にたどり着く。

    そんな矢先、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘の沙耶香が、ドクター・デスに安楽死を依頼

    安楽死は殺人か否か?、というデリケートなテーマなのでそれなりに身構えて鑑賞しましたが・・・

    ストーリーは、父の死に疑問をもった少年からの110番通報をきっかけに、安楽死殺人の疑いをもった

    刑事が事件の真相を追うというものです。安楽死という賛否が分かれそうな事件を扱い、それなりに

    緊迫感をもって展開していた所は良かったかと、しかし、残念ながら、良かったのはそれだけです。

    冒頭からすぐに事件性が疑われるものの、その後の捜査に説得力がなかったり、テンポが?睡魔に

    中でも、最大のマイナスポイントは、安楽死の扱い方です。確かに、序盤では安楽死を全否定出来ない

    気持ちで観ていたのですが下手に親子愛を絡めたり、刑事の活躍ぶりを描こうとしたりせず、むしろ

    余計な要素を極力排除して、安楽死の是非を問うことの一点で描き切り、最後の判断も観客に投げる

    ぐらいでもよかったと思います。

        

                 テレビの2時間枠か連続ドラマなら、もっと楽しめたのかも?    ☆☆