今日(12月12日)は「漢字の日」
日本漢字能力検定協会(漢検)が1995(平成7)年に制定。「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)の語呂合せ。
日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」覚えてほしいという願いを込めて、毎年、その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」を全国から募集し、この日に京都の清水寺で発表される。同時に、漢字一字に奥深い意味と日本文化が息づいていることを「いい字一字」に意義づける。
漢字の日の始まり、1995年は「震」 であった。阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊などに“震えた”年。
昨・2004年は、「災」。台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災。イラクでの人質殺害や子供の殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、自動車のリコール隠しなど、目を覆うような人災が多発。
漢字の日の始まりの1995年の「震」に昨・2004年の「災」を加えると、皮肉にも、「震災」になる。しかし、今世情を騒がせているのは、姉歯建設設計事務所による耐震構造設計偽造問題である。お金のためには、震度5以上の震災が起これば倒壊する建物を平気で売る。今年は、今の日本には、人の命よりもお金を優先する人間がはびこっているいる事を、知らされた時代である。又、幼い無力な幼児を平気で殺す人間がはびこっている時代であることを証明した時代である。日本ではもう人は、信用できない。自分のことは自分で防衛しなければならない。
昨年は「災い転じて福となす」との思いも込めて「災」を選んだというが・・・。 今日(漢字の日)の14時より、清水寺「奥の院舞台にて、2005年の漢字が発表される(雨天決行)が・・一体どんな字が選ばれるのだろうか。
話は変るが、私は、学生時代、勉強の中で一番弱いのが漢字であった。外国人が日本語は難しいというが、外国人でなくても日本語は難しい。兎に角、私が、学生の頃は、教科書に出てくる漢字をその成り立ちとか関係なく、ただ、丸暗記を強要されたようなものだ。私はどちらかと言うと数系なので、考えることは好きだったが、ただ暗記することは不得手である。これは、今も変らない。いつか、TVの報道で、幼児にとっては教え方によって、漢字を覚えるのはさほど難しいことではなく易しいこと なのだと言っているのを聞いたことがある。事実、難しい漢字を覚えているのに驚いた。しれは、幼児にとっては抽象的なものは覚えにくいが、具体的なものほど覚えやすい。だから、漢字でも、難しいとか簡単とかは関係なく、そのものがイメージできれば覚えられる。要するに、漢字の成り立ちが分り、そのものがイメージできれば覚えられるのである。だから、たとえば、幼児を集めて、「鳴」と「鳥」「九」の漢字のどちらが覚えやすいかについて実験すれば、「鳴」「鳥」「九」の順だったというのである。それは、九も鳥も象形文字だが鳥のほうがイメージしやすい。又、鳥が口で音を出すことを表した鳴という漢字 (会意文字)の方が分りやすいからだ。漢字は元々象形文字から始まっている。だから、漢字の成り立ちを教えながら、漢字そのものを教えると覚えられるということである。これは、「記憶術」の方法にもあることだ。我々の年代のものは、教え方を知らない先生から教えられたものだから、漢字が嫌いになってしまったといえるだろう。
中国における文字の発祥は、黄帝の代に蒼頡(そうけつ)が砂浜を歩いた鳥の足跡を参考に作った文字とされている。考古学的に現存する最古の漢字は、殷の時代の卜の結果を書き込むための使用された文字である。これは、亀の甲羅や獣の骨(主に牛の肩胛骨)を焼いて占いを行い、その結果を占いに使った甲羅や骨にきざみつけたことから亀甲獣骨文字と呼ばれ、略して甲骨文字といわれている」。その後、青銅器に鋳込まれた金文という文字が登場し、次代の周に引き継がれ、更に周の混乱により各地で独自の発展をすることになる。その後意味・字形ともに抽象化が進み、春秋戦国時代になると地方ごとに通用する字体が違うという事態が発生した。そして天下を覇した秦の始皇帝が字体統一に着手、そして生まれたのが小篆で、小篆は次第に崩れて隷書を生み、隷書が更に崩れて草書、楷書、行書を生んだ。現在、書籍やコンピューター文書などの印刷に使用されている漢字の書体は明時代に確立された明朝体が中心であるが、この起源を遡ると、後漢末期に確立された楷書に行き着くとされている。
漢字の日本への伝来がいつ頃かについては定かではない。ただ、漢字は、古代中国に発祥を持つ文字で、中国語を表記するための伝統的な文字。また中国から日本へ輸入され、その形態・機能を利用して日本語の表記にも使われているものであり、おそらく、前漢の時期ではないかと考えられている。日本列島は楽浪郡(らくろうぐん)を通じてこの時代から中国との交流があり、稲作、製鉄、文字など、様々な技術文化が日本にもたらされたといわれている。日本語における文字の使用は、漢字の輸入とともに始まり、漢字を日本語の音を表記するために利用した万葉仮名が作られた。やがて、漢字の草体を元に平安時代初期に平仮名が、漢字の一部を元に片仮名がつくられたとされる。日本で作られた漢字を国字という。国字には峠・畑・辻などが挙げられるが、主として音読みがないのが特徴である。漢語に限らず、和語までも漢字で表記する点で他の漢字文化圏の国家とは異なる特徴を持っているという。現在は、文部省の漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)を受けており、その字体も簡略化された新字体を使っている。
漢字と言えば、最近の「脳内エステ IQサプリメント」(フジテレビ)が面白い。この中に、漢字を使った「合体漢字」クイズがある。漢字のへんやつくりなどをばらしたものを組み立てて、二文字を熟語を作る・・といった番組であるが、なかなか、凝っていて面白い。最近は、TVでもクイズ番組が多くなってきたが、芸のないタレントのつまらぬ話よりは、健康志向の今の時代、多少脳のためのサプリメントにもなって良いだろう。それで、漢字を使ったクイズ番組がどれくらいあるだろうと思って、探したら、テレビ番組の中で漢字をテーマとしたコーナーが出てきたら、それを紹介しているHP「漢字inテレビ番組』と、言うものがあった。結構あるものだね~。
(画像は来年の干支文字切手シートの中から、 「象形文字の犬 」の切手)
参考:
日本漢字能力検定協会
http://www.kanken.or.jp/index.html
漢字 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%AD%97
漢字の運動場/漢字の歴史や漢字のクイズなど,漢字がもっと身近になる素材がたくさんある。
http://www.tokai.or.jp/undoujyo/
漢字ミニ知識/ 漢字の成り立ちごとに,たくさんの漢字を分類している。
http://homepage2.nifty.com/mogmog/kanji_chishiki.htm
漢字基本用語集
http://www.taishukan.co.jp/kanji/kanji_yogo.html
漢字ひつじゅん君/漢字の筆順が一目でわかる。
http://www.human.gr.jp/hitsujun/kanzi/
漢字辞典
http://homepage2.nifty.com/TAB01645/ohara/index.htm
「言」の漢字文化を学ぶ
http://www1.ttcn.ne.jp/~motokazu.K.home/gensi-to.htm
漢字楽園
http://kanji.ifdef.jp/index.html
漢字表
http://www.cc.mie-u.ac.jp/~la20100/kanziriku.html
2005年「今年の漢字」大募集
http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2005/
日本漢字能力検定協会(漢検)が1995(平成7)年に制定。「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)の語呂合せ。
日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」覚えてほしいという願いを込めて、毎年、その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」を全国から募集し、この日に京都の清水寺で発表される。同時に、漢字一字に奥深い意味と日本文化が息づいていることを「いい字一字」に意義づける。
漢字の日の始まり、1995年は「震」 であった。阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊などに“震えた”年。
昨・2004年は、「災」。台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災。イラクでの人質殺害や子供の殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、自動車のリコール隠しなど、目を覆うような人災が多発。
漢字の日の始まりの1995年の「震」に昨・2004年の「災」を加えると、皮肉にも、「震災」になる。しかし、今世情を騒がせているのは、姉歯建設設計事務所による耐震構造設計偽造問題である。お金のためには、震度5以上の震災が起これば倒壊する建物を平気で売る。今年は、今の日本には、人の命よりもお金を優先する人間がはびこっているいる事を、知らされた時代である。又、幼い無力な幼児を平気で殺す人間がはびこっている時代であることを証明した時代である。日本ではもう人は、信用できない。自分のことは自分で防衛しなければならない。
昨年は「災い転じて福となす」との思いも込めて「災」を選んだというが・・・。 今日(漢字の日)の14時より、清水寺「奥の院舞台にて、2005年の漢字が発表される(雨天決行)が・・一体どんな字が選ばれるのだろうか。
話は変るが、私は、学生時代、勉強の中で一番弱いのが漢字であった。外国人が日本語は難しいというが、外国人でなくても日本語は難しい。兎に角、私が、学生の頃は、教科書に出てくる漢字をその成り立ちとか関係なく、ただ、丸暗記を強要されたようなものだ。私はどちらかと言うと数系なので、考えることは好きだったが、ただ暗記することは不得手である。これは、今も変らない。いつか、TVの報道で、幼児にとっては教え方によって、漢字を覚えるのはさほど難しいことではなく易しいこと なのだと言っているのを聞いたことがある。事実、難しい漢字を覚えているのに驚いた。しれは、幼児にとっては抽象的なものは覚えにくいが、具体的なものほど覚えやすい。だから、漢字でも、難しいとか簡単とかは関係なく、そのものがイメージできれば覚えられる。要するに、漢字の成り立ちが分り、そのものがイメージできれば覚えられるのである。だから、たとえば、幼児を集めて、「鳴」と「鳥」「九」の漢字のどちらが覚えやすいかについて実験すれば、「鳴」「鳥」「九」の順だったというのである。それは、九も鳥も象形文字だが鳥のほうがイメージしやすい。又、鳥が口で音を出すことを表した鳴という漢字 (会意文字)の方が分りやすいからだ。漢字は元々象形文字から始まっている。だから、漢字の成り立ちを教えながら、漢字そのものを教えると覚えられるということである。これは、「記憶術」の方法にもあることだ。我々の年代のものは、教え方を知らない先生から教えられたものだから、漢字が嫌いになってしまったといえるだろう。
中国における文字の発祥は、黄帝の代に蒼頡(そうけつ)が砂浜を歩いた鳥の足跡を参考に作った文字とされている。考古学的に現存する最古の漢字は、殷の時代の卜の結果を書き込むための使用された文字である。これは、亀の甲羅や獣の骨(主に牛の肩胛骨)を焼いて占いを行い、その結果を占いに使った甲羅や骨にきざみつけたことから亀甲獣骨文字と呼ばれ、略して甲骨文字といわれている」。その後、青銅器に鋳込まれた金文という文字が登場し、次代の周に引き継がれ、更に周の混乱により各地で独自の発展をすることになる。その後意味・字形ともに抽象化が進み、春秋戦国時代になると地方ごとに通用する字体が違うという事態が発生した。そして天下を覇した秦の始皇帝が字体統一に着手、そして生まれたのが小篆で、小篆は次第に崩れて隷書を生み、隷書が更に崩れて草書、楷書、行書を生んだ。現在、書籍やコンピューター文書などの印刷に使用されている漢字の書体は明時代に確立された明朝体が中心であるが、この起源を遡ると、後漢末期に確立された楷書に行き着くとされている。
漢字の日本への伝来がいつ頃かについては定かではない。ただ、漢字は、古代中国に発祥を持つ文字で、中国語を表記するための伝統的な文字。また中国から日本へ輸入され、その形態・機能を利用して日本語の表記にも使われているものであり、おそらく、前漢の時期ではないかと考えられている。日本列島は楽浪郡(らくろうぐん)を通じてこの時代から中国との交流があり、稲作、製鉄、文字など、様々な技術文化が日本にもたらされたといわれている。日本語における文字の使用は、漢字の輸入とともに始まり、漢字を日本語の音を表記するために利用した万葉仮名が作られた。やがて、漢字の草体を元に平安時代初期に平仮名が、漢字の一部を元に片仮名がつくられたとされる。日本で作られた漢字を国字という。国字には峠・畑・辻などが挙げられるが、主として音読みがないのが特徴である。漢語に限らず、和語までも漢字で表記する点で他の漢字文化圏の国家とは異なる特徴を持っているという。現在は、文部省の漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)を受けており、その字体も簡略化された新字体を使っている。
漢字と言えば、最近の「脳内エステ IQサプリメント」(フジテレビ)が面白い。この中に、漢字を使った「合体漢字」クイズがある。漢字のへんやつくりなどをばらしたものを組み立てて、二文字を熟語を作る・・といった番組であるが、なかなか、凝っていて面白い。最近は、TVでもクイズ番組が多くなってきたが、芸のないタレントのつまらぬ話よりは、健康志向の今の時代、多少脳のためのサプリメントにもなって良いだろう。それで、漢字を使ったクイズ番組がどれくらいあるだろうと思って、探したら、テレビ番組の中で漢字をテーマとしたコーナーが出てきたら、それを紹介しているHP「漢字inテレビ番組』と、言うものがあった。結構あるものだね~。
(画像は来年の干支文字切手シートの中から、 「象形文字の犬 」の切手)
参考:
日本漢字能力検定協会
http://www.kanken.or.jp/index.html
漢字 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%AD%97
漢字の運動場/漢字の歴史や漢字のクイズなど,漢字がもっと身近になる素材がたくさんある。
http://www.tokai.or.jp/undoujyo/
漢字ミニ知識/ 漢字の成り立ちごとに,たくさんの漢字を分類している。
http://homepage2.nifty.com/mogmog/kanji_chishiki.htm
漢字基本用語集
http://www.taishukan.co.jp/kanji/kanji_yogo.html
漢字ひつじゅん君/漢字の筆順が一目でわかる。
http://www.human.gr.jp/hitsujun/kanzi/
漢字辞典
http://homepage2.nifty.com/TAB01645/ohara/index.htm
「言」の漢字文化を学ぶ
http://www1.ttcn.ne.jp/~motokazu.K.home/gensi-to.htm
漢字楽園
http://kanji.ifdef.jp/index.html
漢字表
http://www.cc.mie-u.ac.jp/~la20100/kanziriku.html
2005年「今年の漢字」大募集
http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2005/