今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

育児の日

2006-09-12 | 記念日
今日(9月12日)は「育児の日」(毎月12日)
社会全体で子育てについて考え、地域が一体になって子育てしやすい環境づくりに取り組むきっかけの日にと、神戸新聞社が制定。
同神戸新聞社HPの「育児の日」運動 を見ると、以下のようにあった。
(趣旨 )毎月12日を「育(いく=1)児(じ=2)の日」として広く提唱することで、社会全体で子育てを考える機会にする。地域が一体となってすべての子どもを健やかにはぐくむという意識を広げると同時に、子育て中の父母らの苦労にも思いを致し、子育てしやすい社会環境づくりに取り組むきっかけにする。
神戸新聞では当該日(毎月12日)の朝刊1面の題字下欄に「毎月12日は『育児の日』  みんなで考え みんなが支える みんなの子育て」というキャッチフレーズを掲載している。
また、姫路市在住の版画家・岩田健三郎さんの原画による啓発用ポスターを作成し、運動の浸透を目指している。
本運動は単なる啓発にとどまらず、家庭や地域、職場などさまざまな場での具体的な取り組みを通して意識の広がりを意図したもので、個々の実践例としては、
◎企業や自治体等の職場では、この日は、お父さん・お母さん社員は「ノー残業デー」とし、職場の仲間の理解と協力で、普段より少し早めに子どもたちの待つ家に帰って、ゆっくりと家族の団らんタイムを楽しんでもらう。
◎地域のおじさん、おばさんたちは、率先して近所の子どもたちに声をかけてあげ、何かいいところを見つけて、ほめてあげる。(明るい笑顔が、きっとあなたをも元気にしてくれるはず)
◎家族連れの行楽を優待サービス。親子のふれあいと思い出づくりの機会が広がる。(お店でも店員さんの優しい笑顔が出迎えてくれるはず。買い物も、いつもより少し安いかも?)
◎電車で見かけた赤ちゃんを抱いたお母さんや大きなお腹の妊婦さんは、はた目よりずっと重労働。この日だけでも勇気を出して、座席を譲ってあげよう。・・・といったことの実践を勧めていこうというもの。
本当に、ちょっとしたことがされた人は嬉しいものだ。子育ては大変な重労働である。私は男なので本当の事は分からないが、私は若い頃子どもが生まれてまだ、1歳になったばかりの頃、愛知県の方に転勤していた。息子は生まれたときから、心臓が悪く、心臓の権威の人のいる神戸のかかりつけの病院があった。それで、定期的に見てもらいに行かなければならなかったが、その頃の私は忙しく、家のことをかまってやれなかった。余り1人で旅をしたことのない家人が、1歳過ぎの子どもを連れて大きな荷物を持ち、神戸の病院に通っていた。新幹線に乗るまでには名鉄にも乗らなければならなかった。小さな体の家人にとっては大変な事だったろうと思う。本当にどこからそんな力が出てくるのかと驚くくらいであった。そんな時、回りから、網棚の荷物などちょっと親切に下ろしたりしてもらったらどれだけ嬉しかっただろうと思う。ましてや、身重な身体なら・・・。私達の若い時代は、子供のために殆ど時間をとってやれなかった。子育ては全て家人に任せていたが、上に記しているような、ちょっとした、気遣いがどれだけ、子育てに励みを与えるだろう。
最近は、自分勝手な人が多くなって、人は人、困っていても、見てみぬふりをし、ちょっと、座席をゆずることすらしない人が多い。
子育てのために教育費はかかるし「子育てがむずかしい時代になった」と言われて久しい。核家族化で子育ての知恵も伝わらなくなったことや、地域コミュニティーが弱くなったことがある。女性の社会進出が進む一方で、家庭での役割分担が変わらないという事情もある。子育てが楽しくなく、負担の多いものになっていることが、少子化と無縁ではない。少しでも子育てがしやすい環境をつくる必要を神戸新聞社が提唱したいと考えたのも、そのような環境は地域社会全体で支援していく事がひつようだからだろう。
万葉集に次の歌がある「 銀( しろがね)も 黄金(くがね)も 玉も 何せむに 勝れる宝 子にしかめやも 」(万葉集・巻5・803 山上憶良)
 山上憶良の有名な「子等を思ふ歌」である。「金銀宝石が何になろう。子供ほどの宝がこの世にあろうか」という意味で、自然よりも人間への暖かな愛情を歌うことの多かった万葉の詩人、憶良らしい歌である。
昔は、子どもは神様からの授かりもの、宝物といって、大切に育ててきた。今の時代、金銀宝石(お金)の方が優先し、子どもを宝物と考えない人が増えてきた。子どもを可愛がるというよりも、ストレスを発散させるために虐待したり、児童扶養手当や特別児童扶養手当保険金などを目的に子ども生んだり、負傷させる親までいる現状が嘆かわしい。
そこまでいかなくても、最近は、「結婚したきっかけは?」・・・「勢いで・・」とか、「デキちゃったので・・」などといったことを耳にするが、いくら、少子化で子どもが少なくなったとはいえ、性欲を満たした結果できちゃった子どもは本当に哀れである。昔から、いい加減な芸能人などが、しょっちゅう引っ付いたりはなれたりしていたが、この頃は、普通の人達までもが、性格の不一致だ何だといって、産んでは別れ又、気に入ったら再婚などといったことを平気でしている。又、好きでもない男や女の間に出来た子供など、愛することが出来ないなどと育児放棄をする者さえいる。そんな家庭に生まれた子どもは、生んでくれと言って生まれたわけではない。親の都合で生んだのだろうと、親に対して、恨みを持ち、切れたとたんに平気で親殺しさえするようになった。
仏教の教では、人間界に生を受ける事は非常に恵まれた者だけの希な事。しかし、せっかくこの人間界に生を受けながら、親に虐待されたり殺されたりする子がおり、逆に親を殺すことになる子のいる時代になってしまった。正に、仏教で言う末世というべきか・・・。嗚呼、何と悲しい事だろう!!
(画像は、版画家・岩田健三郎さんの原画による啓発用ポスター。神戸新聞Web Newsより)
参考:
神戸新聞Web News
http://www.kobe-np.co.jp/skip/index.html
萬葉集 第五卷
http://gamui55.spaces.live.com/Blog/cns!1po1KV5WKI7z-p5PR4sMnFAg!536.entry
妊娠・育児大百科
http://www.sodatsu.com/data/ency/
育児応援サイト・ままの笑顔
http://homepage2.nifty.com/mamanoegao/sedaikann.html
セイロンベンケイソウ/子宝草
http://heboen.hp.infoseek.co.jp/kanyou/hakarame.html