川のある地域に
今までなかった橋を架けると
人の行き来が
新たに
うまれる
高速鉄道をそこに走らせると
交通の便が良くなるのだから
ヒトとモノの移動は繁くなり
その変化が
資本の移動となって表れる
景気を刺激することになるそのきっかけ
を
当該地域へと与える
というよい効果がこのようにしてひきだせる
これを有効需要と呼ぶ
新規の需要がそこに生じれば
すぐに供給がそれに追い付く
この需給関係の成立が
ものと資本の移動とを
一層活発化させる
このとき
そこに存在していなかった
利益というものが生みだされ
需要と供給の関係が
より緊密なものとなる
個人の持つ消費意欲が高まれば
需要が増え
供給が生じて
そこに追加の利益までもが生まれ出る
利益があがるところに資本は
好んで集まる
人が群がる地域には
モノと資本とが押し寄せてくるものなのだ
道が新しくできたとき
物流は拡大し
巨大な資本が未開の地域へと訪れる
ひとが人を呼び
カネが金を呼ぶ
求心力という名のメカニズムの有無で
需要の有効性を知ることができる
求心力を生み出さない需要は
景気を刺激する能力そのものがなく
資本を大量に投じたとしても
一時的な効果しか得られない
やがて沙汰やみ
という結果を招くことは
これまでの経済政策がよく証明していることである
アベノミクスがこれからその代表例となるだろう
うわべを着飾っただけの経済政策に
実効性は宿らない
プラス方向へと拡大する需給の循環
を生みだすことができていなければ
乗数効果は得られない
デフレ経済は
この需要の減退
が起点となって引き起こされたもの
そこに量的緩和を強制して
資本を大量に投入をしたところで
新規の需要を生み出せなければ
投下した資本が滞留し
静脈瘤のように
銀行の金庫を一方的に膨れ上がらせる
担保能力を持たない
それ故に資本の流入を渇望する組織に
血流が満たされることはおきず
過去の努力の一切が
またしても水泡に帰す
それだけのこと
失われた20年と呼ばれていた期間を通じて
国は有効需要を生み出すことが
何一つできていなかった
認識能力の劣化
が国会を支配していたからである
さまざまな助成措置を講じていながら
景気を力強く反転させることが
できないまま
平然と過ごしている
拙い認識というものが
補助金頼みの経済政策という位置づけを
国の政策へと定着させた
そのことが
国の累積債務を20年で五倍にした
無効な需要に大量の資本を投下していたことにより
あらたな需要を生み出していないことを知りながら
無効な投資
を続けていけば
国の借金は増え続ける
バブル崩壊の起点となった1990年四月からかぞえて
これまでの23年間は
無駄な投資の山を築いただけなのだ
そして
1000兆円を突破するあの膨大な借金の山を
納税義務を持つ国民に
官僚と国会とが
意図的に押し付けた
量的緩和が利いている間に
有効需要を創出することができなければ
またぞろ
損失を
それ以上に積みあげる
今回の緩和は
次元を超えたレベル
だとされている
損失が確定したその場合
膨大な規模の国富が
追加の債務となって
国民へと更に残される
これまでちっとも減っていなかった
それどころか
却って増え続けている温室効果ガスの濃度をみていれば
温暖化対策のすべてに
実効が不在であったという事実を
国民は
政府より先に
理解し得る立場にあった
効果のない節電や省エネ努力に
膨大な量の資本を投じていながら
二酸化炭素濃度の着実な増加
という粗末な結果に
まなざしを向けることすら
してこなかった
効果のない投資を止めることだけで
損失を応分に減らせることはできる
それは債務負担の低減へと
繋がることなのだ
効果のない投資は
無効な需要を拡大し
空疎に満たすためだけのもの
だから景気が20年以上の長きにわたって
一向に回復しなかった
問題の本質は
実に単純
勝つ素朴
節電して発電所で燃やす化石燃料が減った事実は
一切ない
調べる気になれば
誰にでもすぐ分かること
検証を実施しないで
環境的に意味のない節電に
ひたすら励んできた
それが文明の実際の姿
温暖化対策に有効性がもし備わっていたのであれば
石油の消費は確実に減っていた
地下資源の利権に群がる勢力にとって
温暖化という問題を巧みに避けながら
石油の消費を増やすことが
利益を獲得し続けているための
唯一の手段
共通の前提条件となっていた
石油の消費を拡大していくためには
温室効果を止めたことにすることができる
何らかの効果と思しきものがありさえすれば
それでよい
温暖化を止めた積りにさせておくことが
できるのだから
異常気象のかずかずが
世界中で観測されるようになったのは
当然の報い
一向に減らない二酸化炭素の濃度は
発電で消費した地下資源が
節電していたその分だけ減らせる
とした法律を通過させていた国会が
安心して
石油を消費できるようにするための算段として
採用したというイキサツを
錯誤の背景として
永遠に持ち続けていなければならない
温暖化対策の有効性を
検証する義務を果たす努力を
これまで怠ってきた政策決定者たちは
効果のない対策であることを知りながら
すっかり
温暖化を止めた積りになっている
実に愚かなことである
強風が吹き荒れるようになり
集中豪雨はその密度を
過去に類例のない規模
と気象庁に言わしめるほど
急速に悪化させている
自然災害で落命した人の数は
年ごとに増えている
効果のない節電であったからこそ
電力会社にとっては
損失を直接高めるものとなり
二年後からは
節電努力を国民に求めない
という姿勢へと自らの姿勢を改めた
この変節ぶりには
まことに雄弁なものがある
節電に地下資源の燃焼を抑制する効果など
まったくない
蓄電池などの直流電源でなければ
節電効果は得られない
消費者にとって節電のメリットといえるのは
電気料金の請求金額を引き下げることが
少しばかりできるだけ
これが電力業界の収益を圧迫する要因の一つとなった
原発から火力へと電源を変更したということが
燃料費の高騰をもたらしたという理由は
みせかせのものに過ぎない
尤もらしく見えるものこそ
最も怪しむべきものなのだ
有効需要を生み出す効果があったのであれば
電力会社は
石油とガスの輸入量を大きく減らすことが
十分にできていた
燃料コストを削減したその分だけ
経常利益を増やす程度のことは可能であった
現実をながめると
電気料金は高まり続けており
二酸化炭素の大気中濃度は一貫して増えつづけている
温暖化を止める効果は
まったく得られていなかった
このことから
これまでの温暖化防止対策のすべてが
無効な需要となっていた
ということが見えてくる
橋を掛け替えただけなら
そこに新たな需要は生まれない
崩落事故を未然に防ぐための
新規の利益を生むことのない
それは後ろ向きの投資
でしかないからだ
これが有効需要には結びつかないとする
その理由
景気を回復させるためには
有効需要を生み出して
乗数効果を発揮させることが
効率的に
できていなければならない
バブル経済崩壊後にとられたあらゆる経済対策は
その悉くが
無効な需要を生み出すための対策となっており
不毛な結果を生み出した状態のまま
で
終わっていた
という事実が山のように残されている
今回の量的緩和が奏功したとしても
有効需要の創出に結び付かなかったのであれば
それは損失にしかなり得ない
無意味な経済政策を推進するための行為だということを
確定する時の到来は
近い
インフラが既に整備されている現状で
有効需要を生み出すのは
まさに
至難の業
生半可な認識で
対応できるレベルの話ではないだろう
経済が既にグローバル化しているのだから
国民所得を増やせば
相対的な変化を生み
コスト高という状態が誘導され
輸出競争力を殺ぐ
という結果を自らの行為で引き寄せる
価格競争力が低下するのだから
所得水準の上昇という
国民にとって望ましい結果は
一過性のものとなる
市場シェアを自ら狭める行為となって
産業全体にかかる負圧を
より高めただけ
という結末が意味として定まるのは
そう遠くない
労働賃金の上昇を期待することができない以上
生産コスト
流通コスト
販売コストなどの諸経費を効率化して
圧縮する以外に
有効な方法はない
そこで注目されたのが
これまで不可能だとされていた
エネルギーコストの圧縮であった
電気代が下がれば生産コストも下がり
タダの電気で走る移動体が普及することによって
流通コストを押し下げれば
販売コストにもその影響が波及する
環境負荷のないエネルギー創出法は
温室効果を減らすためのコストさえ
低下させるものとなり
災害で社会資産を復旧させるコストをも
減らす効果を発揮する
新規の需要を期待することができない
粗末な経済環境の下で
有効需要を生み出すためには
コスト効率を再点検することで
活路を切り開く道を
模索することができていなければならない
今までなかった橋を架けると
人の行き来が
新たに
うまれる
高速鉄道をそこに走らせると
交通の便が良くなるのだから
ヒトとモノの移動は繁くなり
その変化が
資本の移動となって表れる
景気を刺激することになるそのきっかけ
を
当該地域へと与える
というよい効果がこのようにしてひきだせる
これを有効需要と呼ぶ
新規の需要がそこに生じれば
すぐに供給がそれに追い付く
この需給関係の成立が
ものと資本の移動とを
一層活発化させる
このとき
そこに存在していなかった
利益というものが生みだされ
需要と供給の関係が
より緊密なものとなる
個人の持つ消費意欲が高まれば
需要が増え
供給が生じて
そこに追加の利益までもが生まれ出る
利益があがるところに資本は
好んで集まる
人が群がる地域には
モノと資本とが押し寄せてくるものなのだ
道が新しくできたとき
物流は拡大し
巨大な資本が未開の地域へと訪れる
ひとが人を呼び
カネが金を呼ぶ
求心力という名のメカニズムの有無で
需要の有効性を知ることができる
求心力を生み出さない需要は
景気を刺激する能力そのものがなく
資本を大量に投じたとしても
一時的な効果しか得られない
やがて沙汰やみ
という結果を招くことは
これまでの経済政策がよく証明していることである
アベノミクスがこれからその代表例となるだろう
うわべを着飾っただけの経済政策に
実効性は宿らない
プラス方向へと拡大する需給の循環
を生みだすことができていなければ
乗数効果は得られない
デフレ経済は
この需要の減退
が起点となって引き起こされたもの
そこに量的緩和を強制して
資本を大量に投入をしたところで
新規の需要を生み出せなければ
投下した資本が滞留し
静脈瘤のように
銀行の金庫を一方的に膨れ上がらせる
担保能力を持たない
それ故に資本の流入を渇望する組織に
血流が満たされることはおきず
過去の努力の一切が
またしても水泡に帰す
それだけのこと
失われた20年と呼ばれていた期間を通じて
国は有効需要を生み出すことが
何一つできていなかった
認識能力の劣化
が国会を支配していたからである
さまざまな助成措置を講じていながら
景気を力強く反転させることが
できないまま
平然と過ごしている
拙い認識というものが
補助金頼みの経済政策という位置づけを
国の政策へと定着させた
そのことが
国の累積債務を20年で五倍にした
無効な需要に大量の資本を投下していたことにより
あらたな需要を生み出していないことを知りながら
無効な投資
を続けていけば
国の借金は増え続ける
バブル崩壊の起点となった1990年四月からかぞえて
これまでの23年間は
無駄な投資の山を築いただけなのだ
そして
1000兆円を突破するあの膨大な借金の山を
納税義務を持つ国民に
官僚と国会とが
意図的に押し付けた
量的緩和が利いている間に
有効需要を創出することができなければ
またぞろ
損失を
それ以上に積みあげる
今回の緩和は
次元を超えたレベル
だとされている
損失が確定したその場合
膨大な規模の国富が
追加の債務となって
国民へと更に残される
これまでちっとも減っていなかった
それどころか
却って増え続けている温室効果ガスの濃度をみていれば
温暖化対策のすべてに
実効が不在であったという事実を
国民は
政府より先に
理解し得る立場にあった
効果のない節電や省エネ努力に
膨大な量の資本を投じていながら
二酸化炭素濃度の着実な増加
という粗末な結果に
まなざしを向けることすら
してこなかった
効果のない投資を止めることだけで
損失を応分に減らせることはできる
それは債務負担の低減へと
繋がることなのだ
効果のない投資は
無効な需要を拡大し
空疎に満たすためだけのもの
だから景気が20年以上の長きにわたって
一向に回復しなかった
問題の本質は
実に単純
勝つ素朴
節電して発電所で燃やす化石燃料が減った事実は
一切ない
調べる気になれば
誰にでもすぐ分かること
検証を実施しないで
環境的に意味のない節電に
ひたすら励んできた
それが文明の実際の姿
温暖化対策に有効性がもし備わっていたのであれば
石油の消費は確実に減っていた
地下資源の利権に群がる勢力にとって
温暖化という問題を巧みに避けながら
石油の消費を増やすことが
利益を獲得し続けているための
唯一の手段
共通の前提条件となっていた
石油の消費を拡大していくためには
温室効果を止めたことにすることができる
何らかの効果と思しきものがありさえすれば
それでよい
温暖化を止めた積りにさせておくことが
できるのだから
異常気象のかずかずが
世界中で観測されるようになったのは
当然の報い
一向に減らない二酸化炭素の濃度は
発電で消費した地下資源が
節電していたその分だけ減らせる
とした法律を通過させていた国会が
安心して
石油を消費できるようにするための算段として
採用したというイキサツを
錯誤の背景として
永遠に持ち続けていなければならない
温暖化対策の有効性を
検証する義務を果たす努力を
これまで怠ってきた政策決定者たちは
効果のない対策であることを知りながら
すっかり
温暖化を止めた積りになっている
実に愚かなことである
強風が吹き荒れるようになり
集中豪雨はその密度を
過去に類例のない規模
と気象庁に言わしめるほど
急速に悪化させている
自然災害で落命した人の数は
年ごとに増えている
効果のない節電であったからこそ
電力会社にとっては
損失を直接高めるものとなり
二年後からは
節電努力を国民に求めない
という姿勢へと自らの姿勢を改めた
この変節ぶりには
まことに雄弁なものがある
節電に地下資源の燃焼を抑制する効果など
まったくない
蓄電池などの直流電源でなければ
節電効果は得られない
消費者にとって節電のメリットといえるのは
電気料金の請求金額を引き下げることが
少しばかりできるだけ
これが電力業界の収益を圧迫する要因の一つとなった
原発から火力へと電源を変更したということが
燃料費の高騰をもたらしたという理由は
みせかせのものに過ぎない
尤もらしく見えるものこそ
最も怪しむべきものなのだ
有効需要を生み出す効果があったのであれば
電力会社は
石油とガスの輸入量を大きく減らすことが
十分にできていた
燃料コストを削減したその分だけ
経常利益を増やす程度のことは可能であった
現実をながめると
電気料金は高まり続けており
二酸化炭素の大気中濃度は一貫して増えつづけている
温暖化を止める効果は
まったく得られていなかった
このことから
これまでの温暖化防止対策のすべてが
無効な需要となっていた
ということが見えてくる
橋を掛け替えただけなら
そこに新たな需要は生まれない
崩落事故を未然に防ぐための
新規の利益を生むことのない
それは後ろ向きの投資
でしかないからだ
これが有効需要には結びつかないとする
その理由
景気を回復させるためには
有効需要を生み出して
乗数効果を発揮させることが
効率的に
できていなければならない
バブル経済崩壊後にとられたあらゆる経済対策は
その悉くが
無効な需要を生み出すための対策となっており
不毛な結果を生み出した状態のまま
で
終わっていた
という事実が山のように残されている
今回の量的緩和が奏功したとしても
有効需要の創出に結び付かなかったのであれば
それは損失にしかなり得ない
無意味な経済政策を推進するための行為だということを
確定する時の到来は
近い
インフラが既に整備されている現状で
有効需要を生み出すのは
まさに
至難の業
生半可な認識で
対応できるレベルの話ではないだろう
経済が既にグローバル化しているのだから
国民所得を増やせば
相対的な変化を生み
コスト高という状態が誘導され
輸出競争力を殺ぐ
という結果を自らの行為で引き寄せる
価格競争力が低下するのだから
所得水準の上昇という
国民にとって望ましい結果は
一過性のものとなる
市場シェアを自ら狭める行為となって
産業全体にかかる負圧を
より高めただけ
という結末が意味として定まるのは
そう遠くない
労働賃金の上昇を期待することができない以上
生産コスト
流通コスト
販売コストなどの諸経費を効率化して
圧縮する以外に
有効な方法はない
そこで注目されたのが
これまで不可能だとされていた
エネルギーコストの圧縮であった
電気代が下がれば生産コストも下がり
タダの電気で走る移動体が普及することによって
流通コストを押し下げれば
販売コストにもその影響が波及する
環境負荷のないエネルギー創出法は
温室効果を減らすためのコストさえ
低下させるものとなり
災害で社会資産を復旧させるコストをも
減らす効果を発揮する
新規の需要を期待することができない
粗末な経済環境の下で
有効需要を生み出すためには
コスト効率を再点検することで
活路を切り開く道を
模索することができていなければならない