こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

過 ち の 胤

2014-04-20 08:20:00 | Weblog
問題の姿というものが

当事者の誰にも

まったく

見えていないとき

望ましからざる経過を生じさせ

期待に背いた結果を

生む


国会では財政の悪化が

この20年で

急速に

すすみ

債務超過を肥大させ

国の負債総額を

信じがたいほど莫大な

規模へと

あっという間に

押し上げていた


実効が得られていない対策であることを知っていながら

温暖化を防止するための諸対策に

巨額の国費を投入しつづけ

無効な需要創出に

邁進しているその姿は

狂っている

としか言いようがない


経済状勢の変化がもつ

その断面

の一部から見えてくるものは

成熟期へと既に到達している

市場経済というものが

内需の拡大を導かずに

損失ばかりを肥え太らせている

というその負の効果


補助金頼みの経済政策に

終始してきた過去の事実は

そのことを

当時から

しきりに

訴えつづけていた


国費の継続的

大量投入が維持されていなければ

国内経済を活性化することは

もとより

できない

有効需要がそこに成り立っていなければ

損失の温床としか

なり得ない

この事実が

既に確定しているにもかかわらず

有効性のない需要創出に

国会は政府与党に大枚を投じさせることを問題視せず

尚公然としている

という

実に不思議なことが

いまもなお

おきている


毎年莫大な規模の予算を計上し

借金の総額を更に膨らませていきながら

温室効果ガスである

二酸化炭素の濃度もまた

一様に増やし続けている

というありさま


過誤の本質はここに潜む


自然エネルギーを導入したところで

二酸化炭素の減量を

実現させることは

そもそもできない

これまでの温暖化対策にある欠陥をみずして

二酸化炭素濃度の減少を促すことは

できない

認識が持つ固有の欠陥は

昔も今も

同様に

世界中に

温存されたままになっている


環境政策にあるこの至らなさは

交流電源の欠陥を見ずに

直流電源と同じ効果を期待した

というその点がもつ認識の誤りに

当初から潜んでいた


直流電源は電気製品のスイッチを切った瞬間に

電流の消失がおき

電力をセーブする効果が得られる回路になっている

だが

交流電源の場合だと

そうはならない

直流は回路だが

交流は一方通行の電路なのだ

電気製品の中で整流することで

回路を形成させている

この違いを弁別していないということ糺さぬまま

節電すれば

二酸化炭素が減る

という思い込みを

国民にいだかせてきた


これら一連の行為は

意図的であるが故に

まさしく

犯罪にひとしい


交流成分の一つに周波数というものがあり

それは電圧の分布を

波の形で表しているものなのだが

波形がもつ山と谷

とが常に安定していないと

乱れた周波数となって

貴重な電気を

即座に

使えないものへと貶める


これを避けるためには

常時一定の

安定した円運動が

発電機に与えられていなければならない


消費者がどれほど節電しようとも

発電所では

回転数を制御することが

つまり

できくなっている


所与の交流送電システムというものが

インフラを構成している環境下では

節電行為に

どのような意味もない

寧ろ損失の生みの親

となることができるのみ


スイッチを切られて消滅した二次電流であるところの

消費電力は

誘導される機会を失って

励磁電流だけを地の底へと流し去る

エネルギー転換されなくなった電力が

ただ単に

接地点から惑星の胎内へと

消えてゆく

これほどの無駄は他にあるまい


損失の源を

これまで事実関係の調査検証を

永らく放置し続けていた

ということが

財政赤字を一際加速させることとなり

異常気象を日夜

募らせていく

その最大の原因になっている


節電行為で

巨大な損失が発生していることを知らぬまま

電気製品のスイッチを

せっせと善意で切っている

その姿には

文明の持つ固有の愚かさが

濃縮された状態で

消息を知る人の目に

映し出されている


事実関係を

きちんと調べる気になりさえすれば

簡単にわかっていたことを

一度もやってこなかった

この怠慢が

温暖化現象の被害を蔓延させ

異常気象による強風と

かつて体験したことがない

と形容せざるを得ない程の異常な降水量とを

地表へと与え続けるようになっている


節電という良く知られた行為には

環境効果など一切なく

電気料金を少なくする

程度の効能しか

見いだせない


この事実に

なお

目を瞑っている

ということこそが

文明が自らに冒した

最大の



教育の欠陥が

生み出している本質

が実害となって現れたもの


有効需要を創出することができずにいる

これまでの経済対策のすべては

損失をただ積み上げて

財政赤字の山を築かせ

化石燃料の輸入量を高めさせ

エネルギー資源の輸入に伴うドルの需要を促しつつ

世界市場に

ドル余り現象を押し付け

その途中経過で

リーマンショックを産み落とさせた

ということになる話


市場経済が内容するその課題は

エネルギー問題の解決へと

文明を正しく導こうとしていたのだが

地下資源の確保を巡り

1%;99%の対立を

却って際立たせた


実効が不在の環境対策のすべては

温室効果ガスの濃度を高める一方でありつづけ

降水量を増やして洪水を派生させ

強風を更に募らせて

竜巻や台風による自然災害を

より凶暴凶悪なものにした


また海面の水位を

水素と酸素の化合物が上昇させ

地球全体を沈没させてしまおうと

四六時中

文明の欠陥を証明するために

状況証拠の数々を

営々と

積み上げている


水は水素の酸化物であることから

水素濃度の高い天然ガスの消費増大や

純水素を必要とする燃料電池の普及などは

局地的なゲリラ豪雨を広域化するものとなり

洪水と土砂崩れなどを

同時多発的に引き起こす


水は安定な化合物であることから

一旦生成された水は

自然条件の下では

分解されず決して減ることがない

この水のもつ固有の特性が

地球を水の惑星と呼ばせている


水素の酸化が量的に拡大すると

降水量の増加が起き

海面水位の上昇を

温暖化が氷山と氷河を液化させるより早く

この惑星の沈没を急がせる


文明は経済を成長させようとして

エネルギーの消費を拡大させ

その結果として生じた

炭化水素の酸化物

つまり

二酸化炭素と水

という二種類の酸素化合物を

必要以上に量産する仕組みを作り上げ

貧富の差を拡大させつつ

資本を移動させる方法を洗練させながら

経済を賦活するという名目で

エネルギー資源の確保に全力を傾注する国家を増やし

領土領海を巡る所有権の確保に

これから

ますます

事態を深刻化させていくようになる


竹島の領有権に拘る韓国が

日本の弱点をあげつらうようになり

歴史認識と慰安婦へと的を絞りこみ

ことあるごとに

己の主張を正統化する機会として

利用するまでになっている


尖閣もまたよく似た経過を辿っており

これら一連の共通経緯は

正統性の継承に関するものばかり

で占められている


地下資源を巡る領有権の帰属判断の結果次第で

当事国の命運が定まる時代が

とうとうやってきた


地下資源によらない

エネルギーの確保

こそ



最重要課題となったのだ


需要創出の有効性は

効率よくエネルギーを取り出す方法の開発

ただこの一点にのみ

存する

電力を増幅する仕組みを理解すれば

その応用に制限はない


エネルギーコストを引き下げるには

エネルギー生産の効率化

がなされていればよく

地下資源を輸入する必要が消えてしまうと

貿易収支だけでなく

経常収支までもが

短期間で

健全化する


無効な需要に対する甲斐のない投資をやめれば

それだけで損失成分の重要部分が消えてなくなる

浮いた資本を善用することにより

可処分所得を増やす効果も同時に得られる

企業は生産コストを引き下げられるようになり

国民は所得の質を向上させ

豊かさと健全性とを

取り戻す


省エネ節電と自然エネルギー導入に対する

見識のない投資を直ちにやめ

電力増幅法開発への投資へと

切り替える


損失だったものは余得へと変化し

経済は自律的な反転へと

勝手に遷移する


問題の所在を知れば

有効解は自動的に手に入る
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