何であれ
残されて形を与えられたままの
もの
や
制度
などだけが
歴史
を語る資格をもつ
かつて
イデオロギー対立の一方の雄
となっていた
コムニズムは
風の前の塵となって
既に潰え去っており
勝ち残った側の
キャピタリズム
は
行方の定まらぬ航海に
みずから彷徨いつづける定めとなって
その昔
繁栄の手段
となっていた資本の論理が
自家中毒
を引き起こす事態
の予兆を指し示す時代
となった
経済は
文明の息の根
を止めようとする
あらたなる様相を
このところ
ひとしきり強めている
国際的なデフレ化の波が地表を覆い
資本の象徴
となっていた通貨の価値は
本来の安定性を俄かに失い
金利はゼロ以下
の水準へと
落ち込みはじめている
市場がデフレ経済へと埋没し
価値の基準
となっていたあらゆるものが
価値の機能性を失い
損失を加速する原動力
となるよう
息を潜めて
身構えている
平和の価値を戦争が反証する時代がつづき
貧困が生むテロの延長線上に
創造から破壊へと向かう
一筋の道
が置かれるようになっていた
主要な価値の基準
とされてきた地下資源は
一昨年頃から
供給過剰状態へと俄かに陥り
国際経済を圧迫して
繁栄する経済を遠ざけ
破戒活動に親近感を抱く勢力の増殖
を急がせた
経済成長の手段となっていた資本は
価値の喪失という変化の到来に伴って
損失の母体へと変化してしまい
世界規模のデフレを引き起こす経過
を却って急がせた
平和を希求してきた文明は
敵が存在しなければ
安心できない強迫神経症患者
の一群からなる
世界中の指導者層のすべて
を
防衛へと走らせることとなり
富を
専ら
破戒のためのツール
を充実させる目的として使い
繁栄を導く生産を
寧ろ
蔑ろにしたことによって
インフレ経済を
結果として手放した
平和状態を導くために
敵の存在を前提とした
アメリカのそれ
に代表される
バイアスの強くかかった価値観が
軍備の増強を当然視
する意識のマスを生み出し
濃縮するプロセスが
資本の充実を加速したものの
経済成長を疎んじたために
破戒のためのコストが
平和のためのコスト
を凌駕した
敵の不在
という状況こそ
が
平和の礎
文明はこれまで
資本の論理に
敵の概念
を持ち込むことで
軍拡競争を
延々と
繰り広げ
軍需産業に逼塞した経済の突破口
を開く
先導役となるよう促してきた
その果てに
水爆を弄ぶ幼児的首魁
による危機の増長を許すこととなり
繁栄する機会を自らの手で失い
喪失する機会だけを
増やす結果を引き寄せた
アメリカ一般にみられる
共通の病状は
強迫神経症という名の国民的
宿痾
それは建国の歴史がつくりだしたもの
北米大陸はもともと
ネイティブアメリカンの住む土地だった
大西洋を渡ってきた白い肌の侵略者たち
が先住民族を鏖殺した結果
合衆国が誕生した
という不幸な経緯の上に
今のアメリカが作られた
侵略の過程で
欧州系の移民たちは
ネイティブアメリカンからの執拗な反撃を受け
防衛するための戦闘行為を
インディアンの逆襲
と呼んで正当化してきた
アメリカ人ほど侵略者と戦うことに
燃えあがる民族は他にない
インベーダーとの戦いをテーマとする映画は
これまで数多くつくられた
不幸な建国の歴史というものが
銃規制に抵抗する
深層心理を培い
それが北米大陸で銃による犯罪
を絶えることなく生み出す
背景となっている
全米ライフル協会が果たしてきた役割を
後に拡大して果たすことになったのが
所謂
軍産複合体制というものであった
大航海時代にはじまった
スペイン人による新大陸への侵略は
中米で混血化をおし進め
当該地域を美女の産地
へと位置づけた
同様の経過はバルト三国などの
被侵略国などに多くみられ
韓国でも混血化を進めて
後の韓流ブームへと繋ってゆく
南米では殲滅作戦へとは向かわずに
棲み分けによる共存を
成り立たせる経過が選択された
カナダでも先住民族の不可解な多数の死
が今年新たに報告されているほど
侵略者による支配の歴史は
未来社会の成立に
重大な影響を及ぼしている
侵略行為が
反撃を強化する連鎖
を生み出したという事実が
北米大陸の先住民の末裔に希少価値を与え
絶滅種へと追いやってきた史実を
文明の糧としたのだが
新大陸を目指した移民の末裔には
強い強迫神経症となって
往時の傷
が残された
平和の実現を遠ざけてきたのは
紛れもなく
侵略の歴史
以外のなにものでもない
問題は流刑の地
と位置づけられていた北米大陸や
オーストラリアなどの新天地と
そこに住む先住民族との間に生じた
軋轢と葛藤の土台の上におかれた
目に見えないある何か
に対する認識の相違のさま
建国の歴史に潜む血塗られた過去が
アメリカ人の深層心理に作用して
強迫神経症を今に形成させている
その史実にこそ
濃縮された真正の本質
が塗りこめられて残された
防衛反応は
アメリカ人にとって
当然の義務
とされる正当な行為
銃による犯罪がアメリカで絶えないのには
相応の理由がある
過剰防衛に走り勝ちなアメリカは
世界の平和を守るための軍備強化
である
とこれまで一貫して
軍拡行動の正当性を
機会ある毎に
強く
主張しつづけてきた
第二次世界大戦で勝利した連合国は
アメリカの価値観に基づいて
戦後の復興を急いだ
これをブレトンウッズ体制と呼ぶ
その過程でドルが基軸通貨の地位につき
金本位制から71年夏
一方的に離脱し
石油ドル本位制へのスキームチェンジ
の誘導を強行しただけでなく
97年暮れの京都議定書からも
アメリカを再び「一方的に」離脱させた
米政府にみられるこの独善主義は
二重基準の土台の上に
常套敵な方法である
力による展開
によってつくられたもの
アメリカが執着してきた
地下資源の価値というものが
資本の論理で供給過剰となったことから
国際経済に対する新たな負の圧力となり
世界中の市場が
その影響を強く受け
資本供給を担当していた
国際金融資本のそれぞれが
通貨価値と市場価値とを
同時に失う展開に見舞われただけでなく
マネーゲームの主戦場と化した相場を
みっともないほどに
乱高下させる状況へと
陥れる経過に翻弄される立場
へと追い詰めた
共産主義なきあと
次に敗北を喫する立場となるのは
資本の論理
結果の総ては
原因を与えた者が引き受ける
というのが自然の摂理
問題の本質
を正しく察知することができるなら
最悪の事態
を回避するのに困難はない
苦難の時こそ
創意工夫が求められるものなのだ
考えるための能力は
学校ではなく
体験から学ぶもの
学力が高くても
知識を生かす方法を知らなければ
教育投資は
悉く
無駄となるばかり
こうして有効需要を失わせた知識は
資本の喪失を呼び込み
文明の転換を
迫るものとなってゆく
なりゆきを眺めていると
未来が見えてくるものなのだ
残されて形を与えられたままの
もの
や
制度
などだけが
歴史
を語る資格をもつ
かつて
イデオロギー対立の一方の雄
となっていた
コムニズムは
風の前の塵となって
既に潰え去っており
勝ち残った側の
キャピタリズム
は
行方の定まらぬ航海に
みずから彷徨いつづける定めとなって
その昔
繁栄の手段
となっていた資本の論理が
自家中毒
を引き起こす事態
の予兆を指し示す時代
となった
経済は
文明の息の根
を止めようとする
あらたなる様相を
このところ
ひとしきり強めている
国際的なデフレ化の波が地表を覆い
資本の象徴
となっていた通貨の価値は
本来の安定性を俄かに失い
金利はゼロ以下
の水準へと
落ち込みはじめている
市場がデフレ経済へと埋没し
価値の基準
となっていたあらゆるものが
価値の機能性を失い
損失を加速する原動力
となるよう
息を潜めて
身構えている
平和の価値を戦争が反証する時代がつづき
貧困が生むテロの延長線上に
創造から破壊へと向かう
一筋の道
が置かれるようになっていた
主要な価値の基準
とされてきた地下資源は
一昨年頃から
供給過剰状態へと俄かに陥り
国際経済を圧迫して
繁栄する経済を遠ざけ
破戒活動に親近感を抱く勢力の増殖
を急がせた
経済成長の手段となっていた資本は
価値の喪失という変化の到来に伴って
損失の母体へと変化してしまい
世界規模のデフレを引き起こす経過
を却って急がせた
平和を希求してきた文明は
敵が存在しなければ
安心できない強迫神経症患者
の一群からなる
世界中の指導者層のすべて
を
防衛へと走らせることとなり
富を
専ら
破戒のためのツール
を充実させる目的として使い
繁栄を導く生産を
寧ろ
蔑ろにしたことによって
インフレ経済を
結果として手放した
平和状態を導くために
敵の存在を前提とした
アメリカのそれ
に代表される
バイアスの強くかかった価値観が
軍備の増強を当然視
する意識のマスを生み出し
濃縮するプロセスが
資本の充実を加速したものの
経済成長を疎んじたために
破戒のためのコストが
平和のためのコスト
を凌駕した
敵の不在
という状況こそ
が
平和の礎
文明はこれまで
資本の論理に
敵の概念
を持ち込むことで
軍拡競争を
延々と
繰り広げ
軍需産業に逼塞した経済の突破口
を開く
先導役となるよう促してきた
その果てに
水爆を弄ぶ幼児的首魁
による危機の増長を許すこととなり
繁栄する機会を自らの手で失い
喪失する機会だけを
増やす結果を引き寄せた
アメリカ一般にみられる
共通の病状は
強迫神経症という名の国民的
宿痾
それは建国の歴史がつくりだしたもの
北米大陸はもともと
ネイティブアメリカンの住む土地だった
大西洋を渡ってきた白い肌の侵略者たち
が先住民族を鏖殺した結果
合衆国が誕生した
という不幸な経緯の上に
今のアメリカが作られた
侵略の過程で
欧州系の移民たちは
ネイティブアメリカンからの執拗な反撃を受け
防衛するための戦闘行為を
インディアンの逆襲
と呼んで正当化してきた
アメリカ人ほど侵略者と戦うことに
燃えあがる民族は他にない
インベーダーとの戦いをテーマとする映画は
これまで数多くつくられた
不幸な建国の歴史というものが
銃規制に抵抗する
深層心理を培い
それが北米大陸で銃による犯罪
を絶えることなく生み出す
背景となっている
全米ライフル協会が果たしてきた役割を
後に拡大して果たすことになったのが
所謂
軍産複合体制というものであった
大航海時代にはじまった
スペイン人による新大陸への侵略は
中米で混血化をおし進め
当該地域を美女の産地
へと位置づけた
同様の経過はバルト三国などの
被侵略国などに多くみられ
韓国でも混血化を進めて
後の韓流ブームへと繋ってゆく
南米では殲滅作戦へとは向かわずに
棲み分けによる共存を
成り立たせる経過が選択された
カナダでも先住民族の不可解な多数の死
が今年新たに報告されているほど
侵略者による支配の歴史は
未来社会の成立に
重大な影響を及ぼしている
侵略行為が
反撃を強化する連鎖
を生み出したという事実が
北米大陸の先住民の末裔に希少価値を与え
絶滅種へと追いやってきた史実を
文明の糧としたのだが
新大陸を目指した移民の末裔には
強い強迫神経症となって
往時の傷
が残された
平和の実現を遠ざけてきたのは
紛れもなく
侵略の歴史
以外のなにものでもない
問題は流刑の地
と位置づけられていた北米大陸や
オーストラリアなどの新天地と
そこに住む先住民族との間に生じた
軋轢と葛藤の土台の上におかれた
目に見えないある何か
に対する認識の相違のさま
建国の歴史に潜む血塗られた過去が
アメリカ人の深層心理に作用して
強迫神経症を今に形成させている
その史実にこそ
濃縮された真正の本質
が塗りこめられて残された
防衛反応は
アメリカ人にとって
当然の義務
とされる正当な行為
銃による犯罪がアメリカで絶えないのには
相応の理由がある
過剰防衛に走り勝ちなアメリカは
世界の平和を守るための軍備強化
である
とこれまで一貫して
軍拡行動の正当性を
機会ある毎に
強く
主張しつづけてきた
第二次世界大戦で勝利した連合国は
アメリカの価値観に基づいて
戦後の復興を急いだ
これをブレトンウッズ体制と呼ぶ
その過程でドルが基軸通貨の地位につき
金本位制から71年夏
一方的に離脱し
石油ドル本位制へのスキームチェンジ
の誘導を強行しただけでなく
97年暮れの京都議定書からも
アメリカを再び「一方的に」離脱させた
米政府にみられるこの独善主義は
二重基準の土台の上に
常套敵な方法である
力による展開
によってつくられたもの
アメリカが執着してきた
地下資源の価値というものが
資本の論理で供給過剰となったことから
国際経済に対する新たな負の圧力となり
世界中の市場が
その影響を強く受け
資本供給を担当していた
国際金融資本のそれぞれが
通貨価値と市場価値とを
同時に失う展開に見舞われただけでなく
マネーゲームの主戦場と化した相場を
みっともないほどに
乱高下させる状況へと
陥れる経過に翻弄される立場
へと追い詰めた
共産主義なきあと
次に敗北を喫する立場となるのは
資本の論理
結果の総ては
原因を与えた者が引き受ける
というのが自然の摂理
問題の本質
を正しく察知することができるなら
最悪の事態
を回避するのに困難はない
苦難の時こそ
創意工夫が求められるものなのだ
考えるための能力は
学校ではなく
体験から学ぶもの
学力が高くても
知識を生かす方法を知らなければ
教育投資は
悉く
無駄となるばかり
こうして有効需要を失わせた知識は
資本の喪失を呼び込み
文明の転換を
迫るものとなってゆく
なりゆきを眺めていると
未来が見えてくるものなのだ