マジョリティが狂信状態で
不正な幻影に囚われたとき
民主主義という制度は
劣化して
ついには死ぬ
民主制度を否定するのは
社会の劣化とそれが生む
不安定状態の
出現と定着なのだ
多数派が判断を誤ったとき
民主主義という制度は
崩壊へと至る道を歩み始める
誤謬に裏打ちされた
不健全な判断は
真実を遠ざける
増長しやがて
世界中へと蔓延してゆく
少数派が誤謬
をそれと指摘しなければ
多数派は責任をとらないまま
失敗の極点へと
まっしぐら
不具合が生じても
だれもその理由を
理解することができない
盲信状態に陥っているからだ
最悪の経過と結果を
多数派が同時に生みだす
これが民主主義の本質なのだ
状況を改善させたことは
かつてなく
ひたすら劣化してゆく
だけの社会を
止めることすらできずにいる
経過の初期にでる変化
は連立政権の成立
という状況だ
少数派の集合
でなりたっている多数派
というものは
砂上の楼閣であることから
離れられない
判断の誤りを悟ったところで
所詮は少数派であるため
多数意見を集約する能力が
欠けていてどこにもない
指導体制に責任をとせたことなど
一度もない
それが少数派の本質的欠陥
なのである
問題の解決を有耶無耶にしたまま
追求せずに諦めて
最終的に無罪放免とする経過
の負健全性を
理解することができない
バブル経済を潰した主体
となった与党政府を
与党連合が批判した事実
すら存在しなかったのだ
中小企業経営者を自死へと追い込み
少子高齢化を急がせて
雇用条件の強制的偏向を
民間企業に促した
就職氷河期を
避けることができなかった階層
は三十年後のいま
経済を牽引する中心勢力として
貧困状態を強いられている
与党政府の判断の失敗
を指摘した事実は
一例も存在しない
これは批判精神の欠如
という状態を
如実に物語っていたのである
多数派と少数派の双方が
明日は我が身
とそう心得ているため
他方の失敗を
追い詰める行為を避けたがる
相身互い
ということになるからだ
このように
フィードバックがかからないシステム
というものは
当事者から学習する機会を奪い去り
状況を悪化させるのみ
となる経過を
一方的に突き進む
これ以外の道を
知らずに過ごすことしか
できない
このため改善することが
一向にできなかったのだった
気候変動をこれほど長期間
まったく止められずにいる
世界中の知識人たち全員が
権威主義を奉じて
己の錯誤を顧みなかった
ちっとも減らないままのCO2に
業を煮やして
削減目標をひたすら
高め続けることしか
できなくなっていたからだ
温暖化に関する抑止効果が
まったく生みだされていなかった
という寒い現実の到来は
蓋し当然のこと
空気よりはるかに重いCO2は
空気層を超えて
大気圏を上昇することが
即ちできない
大気圏内のCO2
を示す400ppmとは
航空機のエンジンから
吐き出されたもの以外
には考えられないものなのだ
大気圏は空気層から上の
成層圏までの広大な領域であり
地表15km
一万五千メートルあたりが
成層圏と大気圏
との境界線となっている
温室効果ガスで最も軽いメタン
は地表25km付近にまで上昇し
そこで屯している状態にある
このため
大気圏に熱を与えていない
ことは言うまでもないことだ
世界が目の敵にしているCO2
は空気より150%も重いため
最終的に地表へと落下する
ことしかできない
落ちたところに水があれば
熱を水面に移して水和する
石灰質へと代わり
珊瑚や貝の成分として再利用され
石灰岩となって隆起したとき
崖やカルスト台地
鍾乳洞などを形成して
過去の時代が海だった
という証拠として
後代の人類に着けるのだ
それはCO2の性質
であるからだ
海面の熱は
温度が上昇し続けており
台風が発生する海域を
このところ変化させている
メタンは最も軽い温室効果ガス
成分の一つである炭素は
燃焼の酸化作用で酸素と結びつき
重い炭素化合物となる定め
もう一つの成分となっている水素は
燃えて酸素と結びつき
気体の水である水蒸気となって
上空へと立ち昇る
この反応はそれぞれが内包する
原子の重さで
その後の振る舞いを方向づけた
水素の原子番号は1で最も軽く
炭素のそれは6である
酸素は8であるため
原始状態で最も重い
原子番号は原子核の数と同義で
それが重さの指標となっている
メタンはCH4であり
炭素の6と水素の1が四つある
合計すると10個の原子核からできている
中性子も同量あるのだが
ここでは要素化しないことにした
メタンの質量は10個の原子核
が作り出した重さを示す
次に軽いのが水蒸気つまりH2O
二つある水素原子と一つの酸素原子
を合計すると
原子の数で12個となり
メタンより原子核の数で
二個少ない
CO2なら
原子番号6の炭素と
原子番号8の酸素が二つとなり
6+8+8で22と最も重い
空気は窒素78%と酸素21%であるため
原子番号7の窒素と原子番号8の酸素の合計
である15個分の重さとなる
CO2が22個の原子核数であり
H2Oが12個の原子核数となっている
概算でこれほど大きな違いが
化合物の質量の差を生みだした
正確に知りたいのなら
アボガドロ数を割り出し
比較対照することで
それぞれの比重の違いを
検証することができる
要するに空気より重いCO2は
空気圏の上層である
大気圏へと昇ってゆくことが
本質的に不可能だったのだ
ところがすべての知識人が
この比重の違いを見失っていた
温暖化は空気圏の出来事なのだが
温室効果ガスの能力は
その行く先ごとに異なっている
この部分の要素化が
国連の認識から
そっくり抜け落ちていた
こうして多数派が
温室効果ガスの本質を見失い
CO2の排出削減に務めれば
温暖化は防止できる
とそう思い込んでしまったのだった
多数派どころか
全員が判断を誤っていた
ということが
温暖化をとまらないものにした
世界を不安定化させたのは
CO2だけではなく
世界中で多くの対立項を
つぎつぎに生みだし続ける
きっかけとなって作用した
地下資源の移動と燃焼
そしてそれを可能にした
決済通貨としてのドルなのだ
ブレグジットがEUの結束に罅をいれ
ついにはガソリンを運ぶ
タンクローリーのドライバーを排除し
燃料不足を生みだして
重大な社会的混乱を引き起こした
養豚業の労働者不足も引き起こし
豚肉の価格上昇を
これから引き起こすことになっている
難民の急増が社会の安定性を損ない
極右勢力の台頭とポピュリズムを
欧州全域で生みだしてもいた
多数派が惹起した混乱は
市場経済に悪影響を及ぼし
地下資源を決済するための通貨
となった機軸通貨としてのドルが
過剰流動性となって
世界市場全域に滞留し
08年にリーマンショックを引き起こした
その直前にドル余り現象が
中国を世界第二位の経済大国へと
僅か三年で押し上げていただけでなく
過剰流動性を持て余した中国の上位階級が
世界中でドルによる爆買い
を引き起こす事態さえ生みだした
過去の事実は記憶にまだ新しい
多数派が凡庸であるとき
世界は混乱を極める
これは問題認識能力に基づいた
揺り戻しという意味をもち
壮大な変化を生みだす
最初の動因として
機能するものとなる
要は思考力の問題なのだ
民主主義の成否を決めるのは
教育の成否
であるに他ならない
だが教育が権威主義化して
学歴主義へと奔ったために
権威を信じて疑わない
多数派が跋扈することとなり
民主主義と資本主義を
無批判な姿勢で追い詰める
ようになった
現状の拙さにこそ
学ぶための教科書
の役割が隠されている
劣化した民主主義の後にくるものとは
いったい何なのだろうか
人類に用意されている墓穴は
二つあるのだ
健全な判断をくだすことのみが
生き残るための最後の道
不正な幻影に囚われたとき
民主主義という制度は
劣化して
ついには死ぬ
民主制度を否定するのは
社会の劣化とそれが生む
不安定状態の
出現と定着なのだ
多数派が判断を誤ったとき
民主主義という制度は
崩壊へと至る道を歩み始める
誤謬に裏打ちされた
不健全な判断は
真実を遠ざける
増長しやがて
世界中へと蔓延してゆく
少数派が誤謬
をそれと指摘しなければ
多数派は責任をとらないまま
失敗の極点へと
まっしぐら
不具合が生じても
だれもその理由を
理解することができない
盲信状態に陥っているからだ
最悪の経過と結果を
多数派が同時に生みだす
これが民主主義の本質なのだ
状況を改善させたことは
かつてなく
ひたすら劣化してゆく
だけの社会を
止めることすらできずにいる
経過の初期にでる変化
は連立政権の成立
という状況だ
少数派の集合
でなりたっている多数派
というものは
砂上の楼閣であることから
離れられない
判断の誤りを悟ったところで
所詮は少数派であるため
多数意見を集約する能力が
欠けていてどこにもない
指導体制に責任をとせたことなど
一度もない
それが少数派の本質的欠陥
なのである
問題の解決を有耶無耶にしたまま
追求せずに諦めて
最終的に無罪放免とする経過
の負健全性を
理解することができない
バブル経済を潰した主体
となった与党政府を
与党連合が批判した事実
すら存在しなかったのだ
中小企業経営者を自死へと追い込み
少子高齢化を急がせて
雇用条件の強制的偏向を
民間企業に促した
就職氷河期を
避けることができなかった階層
は三十年後のいま
経済を牽引する中心勢力として
貧困状態を強いられている
与党政府の判断の失敗
を指摘した事実は
一例も存在しない
これは批判精神の欠如
という状態を
如実に物語っていたのである
多数派と少数派の双方が
明日は我が身
とそう心得ているため
他方の失敗を
追い詰める行為を避けたがる
相身互い
ということになるからだ
このように
フィードバックがかからないシステム
というものは
当事者から学習する機会を奪い去り
状況を悪化させるのみ
となる経過を
一方的に突き進む
これ以外の道を
知らずに過ごすことしか
できない
このため改善することが
一向にできなかったのだった
気候変動をこれほど長期間
まったく止められずにいる
世界中の知識人たち全員が
権威主義を奉じて
己の錯誤を顧みなかった
ちっとも減らないままのCO2に
業を煮やして
削減目標をひたすら
高め続けることしか
できなくなっていたからだ
温暖化に関する抑止効果が
まったく生みだされていなかった
という寒い現実の到来は
蓋し当然のこと
空気よりはるかに重いCO2は
空気層を超えて
大気圏を上昇することが
即ちできない
大気圏内のCO2
を示す400ppmとは
航空機のエンジンから
吐き出されたもの以外
には考えられないものなのだ
大気圏は空気層から上の
成層圏までの広大な領域であり
地表15km
一万五千メートルあたりが
成層圏と大気圏
との境界線となっている
温室効果ガスで最も軽いメタン
は地表25km付近にまで上昇し
そこで屯している状態にある
このため
大気圏に熱を与えていない
ことは言うまでもないことだ
世界が目の敵にしているCO2
は空気より150%も重いため
最終的に地表へと落下する
ことしかできない
落ちたところに水があれば
熱を水面に移して水和する
石灰質へと代わり
珊瑚や貝の成分として再利用され
石灰岩となって隆起したとき
崖やカルスト台地
鍾乳洞などを形成して
過去の時代が海だった
という証拠として
後代の人類に着けるのだ
それはCO2の性質
であるからだ
海面の熱は
温度が上昇し続けており
台風が発生する海域を
このところ変化させている
メタンは最も軽い温室効果ガス
成分の一つである炭素は
燃焼の酸化作用で酸素と結びつき
重い炭素化合物となる定め
もう一つの成分となっている水素は
燃えて酸素と結びつき
気体の水である水蒸気となって
上空へと立ち昇る
この反応はそれぞれが内包する
原子の重さで
その後の振る舞いを方向づけた
水素の原子番号は1で最も軽く
炭素のそれは6である
酸素は8であるため
原始状態で最も重い
原子番号は原子核の数と同義で
それが重さの指標となっている
メタンはCH4であり
炭素の6と水素の1が四つある
合計すると10個の原子核からできている
中性子も同量あるのだが
ここでは要素化しないことにした
メタンの質量は10個の原子核
が作り出した重さを示す
次に軽いのが水蒸気つまりH2O
二つある水素原子と一つの酸素原子
を合計すると
原子の数で12個となり
メタンより原子核の数で
二個少ない
CO2なら
原子番号6の炭素と
原子番号8の酸素が二つとなり
6+8+8で22と最も重い
空気は窒素78%と酸素21%であるため
原子番号7の窒素と原子番号8の酸素の合計
である15個分の重さとなる
CO2が22個の原子核数であり
H2Oが12個の原子核数となっている
概算でこれほど大きな違いが
化合物の質量の差を生みだした
正確に知りたいのなら
アボガドロ数を割り出し
比較対照することで
それぞれの比重の違いを
検証することができる
要するに空気より重いCO2は
空気圏の上層である
大気圏へと昇ってゆくことが
本質的に不可能だったのだ
ところがすべての知識人が
この比重の違いを見失っていた
温暖化は空気圏の出来事なのだが
温室効果ガスの能力は
その行く先ごとに異なっている
この部分の要素化が
国連の認識から
そっくり抜け落ちていた
こうして多数派が
温室効果ガスの本質を見失い
CO2の排出削減に務めれば
温暖化は防止できる
とそう思い込んでしまったのだった
多数派どころか
全員が判断を誤っていた
ということが
温暖化をとまらないものにした
世界を不安定化させたのは
CO2だけではなく
世界中で多くの対立項を
つぎつぎに生みだし続ける
きっかけとなって作用した
地下資源の移動と燃焼
そしてそれを可能にした
決済通貨としてのドルなのだ
ブレグジットがEUの結束に罅をいれ
ついにはガソリンを運ぶ
タンクローリーのドライバーを排除し
燃料不足を生みだして
重大な社会的混乱を引き起こした
養豚業の労働者不足も引き起こし
豚肉の価格上昇を
これから引き起こすことになっている
難民の急増が社会の安定性を損ない
極右勢力の台頭とポピュリズムを
欧州全域で生みだしてもいた
多数派が惹起した混乱は
市場経済に悪影響を及ぼし
地下資源を決済するための通貨
となった機軸通貨としてのドルが
過剰流動性となって
世界市場全域に滞留し
08年にリーマンショックを引き起こした
その直前にドル余り現象が
中国を世界第二位の経済大国へと
僅か三年で押し上げていただけでなく
過剰流動性を持て余した中国の上位階級が
世界中でドルによる爆買い
を引き起こす事態さえ生みだした
過去の事実は記憶にまだ新しい
多数派が凡庸であるとき
世界は混乱を極める
これは問題認識能力に基づいた
揺り戻しという意味をもち
壮大な変化を生みだす
最初の動因として
機能するものとなる
要は思考力の問題なのだ
民主主義の成否を決めるのは
教育の成否
であるに他ならない
だが教育が権威主義化して
学歴主義へと奔ったために
権威を信じて疑わない
多数派が跋扈することとなり
民主主義と資本主義を
無批判な姿勢で追い詰める
ようになった
現状の拙さにこそ
学ぶための教科書
の役割が隠されている
劣化した民主主義の後にくるものとは
いったい何なのだろうか
人類に用意されている墓穴は
二つあるのだ
健全な判断をくだすことのみが
生き残るための最後の道