日々是好日

懐かしき過去、期待の未来を希んで!

二宮尊徳訓を読む、冬至も明後日

2011年12月20日 | Weblog
 今日12月20日の「日々是好日」の書には、二宮尊徳の言葉が載っている。「盥(湯船)の湯を手で自分の方へ掻けば、湯は自分の方へ来るように見えるが、皆、向こうの方へ流れて帰ると言う。これは天理である。万事そのようで、仁といい義と言っても、其れは向こうへ押すときの名であり、自分の方へ掻くときは、不仁となり不義となる。慎まなければ不可無い」と言う有り難い教えである。
 丁度35歳で私が医長になった時、患者である熟懇の M 教授が、同じことを言って、部下統率の極意を教えてもらった事を憶い出す。明後は冬至である。柚子湯で邪気を払い、心機一転して、新年を目指そうと言う気持ちが籠められている。