2019年01月30日(水)
『ミヤマシシウド』
<槍沢の勾配角度が大きくなった処で出合う>
この写真は2008年09月18日、娘と二人の山行時に撮影したものだ。
槍沢の上りの勾配角度がかなり大きくなった処でこのミヤマシシウドに出合う。
槍沢沿いの道を此処まで登って来たところに咲いているセリ科の花は、
立ち姿からして[ミヤマシシウド]しかないだろうと思う。
[ミヤマシシウド]に出合ったころより降り始めた雨は、僕の身体に辛い山歩きを強いた。
当時の山日記に僕は次のように記している。
「殺生ヒュッテの敷居を跨ぐときの安堵感は格別であった。
疲労困憊の状況から解放され暫くの間温かい処で休める。
温かい飲み物が頂戴できる。との思いが僕の脳裡を占領していた。
僕はホットミルクを注文し、
冷え切った強張った右手で懸命にザックの紐を解き行動食を取り出し頬張る。
しかし体力が回復することはなかった。寒気からも逃れられない。ヒュッテを後にする」と。
『ミヤマシシウド』
<槍沢の勾配角度が大きくなった処で出合う>
この写真は2008年09月18日、娘と二人の山行時に撮影したものだ。
槍沢の上りの勾配角度がかなり大きくなった処でこのミヤマシシウドに出合う。
槍沢沿いの道を此処まで登って来たところに咲いているセリ科の花は、
立ち姿からして[ミヤマシシウド]しかないだろうと思う。
[ミヤマシシウド]に出合ったころより降り始めた雨は、僕の身体に辛い山歩きを強いた。
当時の山日記に僕は次のように記している。
「殺生ヒュッテの敷居を跨ぐときの安堵感は格別であった。
疲労困憊の状況から解放され暫くの間温かい処で休める。
温かい飲み物が頂戴できる。との思いが僕の脳裡を占領していた。
僕はホットミルクを注文し、
冷え切った強張った右手で懸命にザックの紐を解き行動食を取り出し頬張る。
しかし体力が回復することはなかった。寒気からも逃れられない。ヒュッテを後にする」と。