山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

鈴鹿山系・鎌ヶ岳

2022年01月27日 | 山野歩
2021年11月14日(日)
『山野歩』
<鎌ヶ岳>
<水沢峠~鎌尾根~鎌ヶ岳~カズラ谷道>
[コースタイム]
[宮妻峡キャンプ場] 8:00 → 10:24 [水沢峠] → 11:05 [水沢岳(宮越山)] 11:15 → (鎌尾根) → 13:12 [岳峠] → 13:40 [鎌ヶ岳(1,161㍍)] 14:05 → 14:30 [岳峠] → 14:58 [カズラ谷道分岐] → 16:31 [宮妻峡キャンプ場]
◆所要時間:8時間31分
<ボランティアでルート整備>
バランスターWZを1袋呑み、好天の下、道標に導かれて水沢峠へと向かう。ゆっくりと歩く。
半時間ほど進むと“不動の滝・下り口”という道標が眼に留まる。
さて、細い下り道を僕の足腰で上手く歩けるのだろうかと思案し、
ちょっと躊躇したのだが、思い切って見学に行くことにする。
元の道に戻り、「大した滝ではなかったよな」と思いつつ、水沢峠への道をホンの少し進むと、
“水沢峠登山口”という道標が現れ、それに従い“水沢峠”へと向かう。
今日の山行も、道標とテープのお蔭で、地図を見る必要が殆どなかった。
この8月から始めた鈴鹿山系の山行は、道標とテープ、そしてロープの完備で、道迷いに陥ることはなかった。
“水沢峠登山口”からは、しんどい上り道が続き、思っていた以上の時間を要して“水沢峠”到着。
それより、“水沢岳”へもまたしんどい道が続き、疲れて“水沢岳”で1本おいて、
今日初めて飲料を飲み、芍薬甘草湯を1袋服用する。
そしてだ、それより始まった“岳峠”経由で“鎌ヶ岳”へと続く“鎌尾根”は、僕にとっては、更に厳しい道程となった。
前方に見えている“鎌ヶ岳”が、歩いても歩いても一向に近づいて来ないのだ。
“鎌ヶ岳”の頂が見えてから、到着するまでのしんどかったことと言ったらこの上ないものだった。
どの辺りだったかは記憶にないのだが、設置された鎖を伝い、右手へと下りなければならない処があったのだが、
丁度其処で休憩しておられた50歳代と思われる、独り山行の女性とホンの少し言葉を交わす。
そしてその女性は、僕よりの先に下りて行かれたのだが、
やっとのことで辿り着いた“鎌ヶ岳”の頂で、お昼休みにしているときに、
その女性が下山されるという様子で僕の前を通るときに、
「やっと着きましたね、大丈夫ですか」と、僕の身体を心配するが如く声をかけてくださったのだ。
“鎌ヶ岳”で十分に休憩をして、予定通り、“岳峠”より“カズラ谷道”を下山する。
その下山道で一ヶ所、急坂を上らねばならない処があったのだが、
其処で今日初めて、両脚に“こむら返り” が生じたのだ。
立ち止まり、慌てて芍薬甘草湯を服用して、暫く立ち竦むこととなったのだが、
幸いなことに、それ以降、“こむら返り”に陥ることはなかった。
往路、“鎌ヶ岳”へと懸命に歩むときに、樹木等に新しいテープを括りつけたりしている若い2人の男性の姿を眼にしていたのだが、
“カズラ谷道”を大分下った頃、女性1人、男性5人のグループに追いつく。
その中の一人の男性がツルハシを持っておられ、登山道の整地を始められたのだ。
その後、別の男性2人が足で砂などを道横へと蹴り出す作業を行なう。
その後も僕はそのグループと、追いつき追いこされという状態が暫時続き、何度か同じような景色を見ることとなった。
また一ヶ所、流れを渡渉しなければならない処があって、
そこで彼等は、登山者が渡渉し易いように流れの中に石を置くという、登山者の為の足の置き場所を作るという作業をしておられた。
おそらく、テープをつけておられた二人の男性も、この6人グル―プの中の人だったのだろう。
作業を行なう彼等の横を通るとき、僕は思わず「有難うございます」と言う言葉を発することとなった。
ところで、今日カメラに収めた唯一の“キク科”の花が、
ルート整備をしておられたボランティア6人組の、最後尾を歩いておられた一人の中年女性に、
僕のカメラに残っている映像を見て、[コモノギク]ではないかと教えて戴いた。



コメント
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