2022年02月28日(月)
『フリージア』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花>
今朝の目覚めは、4時30分。スマホの寝屋川市の気温は「マイナス1度」と表示。NHKラジオ深夜便を聴く。
カシワギ ヒロシ氏による、絶望名言(老子)という話が終わろうとするところであった。
その後、アマイロノカミノオトメという曲が流れ、続いて今日の誕生日の花が紹介されました。
その今日の誕生日の花は、[フリージア(アヤメ科)]であり、花言葉は「無邪気」「潔白」でありました。
別名として、「ショウブスイセン、コウセツラン」。1、900年代後半に渡来。などの解説もありました。
この見出し画像の[フリージア]は、2007年4月15日にカメラに収めたものです。
その時の日記を下に記載します。
「5月の連休にT家の皆が集う山の家の掃除を兼ねて水道やガス、トイレの確認をしておきたいというMお母さんの意向を適えるべく僕は、
Mお母さんと上さんを車に乗せ三人で昨晩遅くにやって来た。
昨日「お母さんが山の家へ行きたいみたい。」と上さんから聞いたとき、
最も山の家へ行きたくなったのはお母さんや上さんではなく、間違いなく僕本人であったに違いない。
現在抱え込んでいる様々な懸案事項に支配され精神的に不安定な状況にある僕の脳裡が、
一時的であってもそれらから解放されることを期待したのである。
山の家の清閑な朝景色をゆっくりと楽しみ、長閑な春野に咲く花や萌え出でたばかりの若草の淡い色彩や芳香に包まれているであろう山の家で、
俗事から一時でも解放されたいという思いのみであった。
山の家を利用させて戴くようになって早いもので30年近い歳月が流れた。そんな中、過去に4月に訪れる機会がなかったのだろう。
嘗て山の家の周囲で見ることがなかった花達に出合えたのは殊に嬉しいことであった。
M御父さん手作りの門扉の傍らにユリ科の小貝母(コバイモ)が一輪咲く。
うっかりしていると見落としてしまう程の背丈の低い植物で、葉は披針形、花は暗紫色の網目模様がある淡黄色の地味な色彩の花であった。
それと比して華やかな花が門扉を正面に見た左側溝傍に咲いていた。ひとつは山吹色のフリージア、
もうひとつは花被、副冠ともに白色の立派な水仙であった。何れも園芸品種でお父さんが嘗て植えたものなのだろう。
その上には白色の雪柳が満開を向えている。その下ではルビー色のオオイヌフグリや紫のカラスノエンドウが存在感を示していたし、
門扉の内側では紅紫のムラサキケマンが幾輪も顔を覗かせていた。右側溝周辺には蒲公英と白色花の種漬花が最盛期を向え、
その種漬花のもとで成長するという前羽に橙黄色を持つ〝つまきちょう〟が可憐に飛翔していた。
玄関への木造り階段左横の微かに赤みを帯びた淡い茶色の葉の中に僅かに淡紅白色の花弁が残っている樹木を指して
「この桜は山桜なんですよ」とお母さんは言う。きっとMお父さんが苗木から育てた想い出の樹木なのだろう。」
『フリージア』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花>
今朝の目覚めは、4時30分。スマホの寝屋川市の気温は「マイナス1度」と表示。NHKラジオ深夜便を聴く。
カシワギ ヒロシ氏による、絶望名言(老子)という話が終わろうとするところであった。
その後、アマイロノカミノオトメという曲が流れ、続いて今日の誕生日の花が紹介されました。
その今日の誕生日の花は、[フリージア(アヤメ科)]であり、花言葉は「無邪気」「潔白」でありました。
別名として、「ショウブスイセン、コウセツラン」。1、900年代後半に渡来。などの解説もありました。
この見出し画像の[フリージア]は、2007年4月15日にカメラに収めたものです。
その時の日記を下に記載します。
「5月の連休にT家の皆が集う山の家の掃除を兼ねて水道やガス、トイレの確認をしておきたいというMお母さんの意向を適えるべく僕は、
Mお母さんと上さんを車に乗せ三人で昨晩遅くにやって来た。
昨日「お母さんが山の家へ行きたいみたい。」と上さんから聞いたとき、
最も山の家へ行きたくなったのはお母さんや上さんではなく、間違いなく僕本人であったに違いない。
現在抱え込んでいる様々な懸案事項に支配され精神的に不安定な状況にある僕の脳裡が、
一時的であってもそれらから解放されることを期待したのである。
山の家の清閑な朝景色をゆっくりと楽しみ、長閑な春野に咲く花や萌え出でたばかりの若草の淡い色彩や芳香に包まれているであろう山の家で、
俗事から一時でも解放されたいという思いのみであった。
山の家を利用させて戴くようになって早いもので30年近い歳月が流れた。そんな中、過去に4月に訪れる機会がなかったのだろう。
嘗て山の家の周囲で見ることがなかった花達に出合えたのは殊に嬉しいことであった。
M御父さん手作りの門扉の傍らにユリ科の小貝母(コバイモ)が一輪咲く。
うっかりしていると見落としてしまう程の背丈の低い植物で、葉は披針形、花は暗紫色の網目模様がある淡黄色の地味な色彩の花であった。
それと比して華やかな花が門扉を正面に見た左側溝傍に咲いていた。ひとつは山吹色のフリージア、
もうひとつは花被、副冠ともに白色の立派な水仙であった。何れも園芸品種でお父さんが嘗て植えたものなのだろう。
その上には白色の雪柳が満開を向えている。その下ではルビー色のオオイヌフグリや紫のカラスノエンドウが存在感を示していたし、
門扉の内側では紅紫のムラサキケマンが幾輪も顔を覗かせていた。右側溝周辺には蒲公英と白色花の種漬花が最盛期を向え、
その種漬花のもとで成長するという前羽に橙黄色を持つ〝つまきちょう〟が可憐に飛翔していた。
玄関への木造り階段左横の微かに赤みを帯びた淡い茶色の葉の中に僅かに淡紅白色の花弁が残っている樹木を指して
「この桜は山桜なんですよ」とお母さんは言う。きっとMお父さんが苗木から育てた想い出の樹木なのだろう。」