2023年03月16日(土)
『ハルリンドウ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ハルリンドウ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「高貴」でありました。また、次のような解説もありました。
「ハルリンドウという名前の通り、花の時期は春」
「3~5月にかけて、陽当たりの良い湿った土地に、青紫色の花を上向きに咲かせる」
「高さ10㌢前後、花も2~3㌢なのですが、まだ春が浅いこの時期に周囲が枯草に覆われる中で咲くハルリンドウの紫色は、
ひと際目を引き、高貴さを感じさせるというところなのでしょう」などと。
この見出し画像の[ハルリンドウ]をカメラに収めたのは、2002年5月3日で、場所は比良山系。
当時の山日記に僕は次のように記しています。
「…比良峠へ向うと直ぐに上りにかかる。淡紫色の可憐な立壷菫の花が彼方此方に観られる。
展望台へ上りきり僅かに下った足下に背丈が10㎝ほどの青紫色の春竜胆を一輪みつける。
この端正な花は後にも先にもこの一輪のみであった。
金糞峠への径は行き交う多くのハイカーで溢れていた。それは間違いなく石楠花を求めてやって来た人々であり…」などと。
竜胆は秋に咲く花だと思っていたので、季語として[春竜胆]が存在するのだろうかと思い、俳句歳時記を紐解くと、春に季語として次のように記載がありました。「山野の日当たりのよい、やや湿った草地に生育する」「リンドウ科の二年草」「春、数本蘇生した花茎の先に青紫色の漏斗状釣鐘形の花が一個ずつ咲く」「筆竜胆・苔竜胆は近縁種」と。