山野颯想

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シュウカイドウ<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>

2025年01月09日 | 植物
2024年10月09日(水)
『シュウカイドウ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[シュウカイドウ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「片思い、繊細」でありました。また、次のような解説もありました。
「以前から、いろんな所で見掛けますので、ご存じの方も多いと思うのですが、ベコニアの仲間で、中国からマレー半島にかけて自生しています」
「ベコニアは寒さに弱いのですが、シュウカイドウは寒さにも割合強くて、冬を越して毎年育つ草花です」
「地下に球根があって、その球根が増えて花が増えて行くというもので、日本渡来したのは、1,940年頃ではないかと書いてあるものがありました」
「つまり江戸時代の徳川家光の時代ということですね」
「ずいぶん古くから、中国辺りから、きっと渡って来たんだと思うのですが、
その後、日本国内にどんどん広がってゆきました。気候が合っていたということかも分かりません」
「今では、元々日本にあったかのように、彼方此方で咲いていますし、野生化しているものもあるし、園芸品種のものもあります。庭園でも見ることができます」
「日本庭園によく似合うので、楚々とした花ですから、日本庭園でピンクの小さな花が付いて、葉っぱが艶々していたら、シュウカイドウかも分かりません」
「花の咲く時期は、夏の終わりから秋ということで、今、咲いていると思うのですが、茎がスーと伸びて、
先ず雄花が咲いて、そこからまた茎が伸びて、雄花が咲いて、それを繰り返して、一番先端に雌花が下向きに咲くんですね。
それが特徴で、雌花の雄花が一つの花に両方付いているというものです」
「その雌花は、三角錐のような形の子房が付いているので、雄花とはちょっと違うなというのが分かり易いと思うのですが、
その子房が膨らんで、雌花が其処で熟すということですね」
「一つ特徴は、この花言葉にも関係していると思うのですが、葉っぱがハートのような形なんですが、
左右非対称で、片思いという花言葉になったのではないかと思うのですが、艶々して、とても可愛らしい葉っぱです」
「ピンクの小さな花が付くんですが、その花が無くなっても、葉っぱだけでも結構美しいです」
「ピンクの花弁には、白いシュウカイドウ、白花シュウカイドウと言うらしいのですが、白い花のものもあるし、
葉っぱの裏が紫色がかった、ちょっと赤っぽくなったものもありますが、あまり交配して、様々な種類が作られるというものではないようです」
「花が終った後、零余子(むかご)が出来て、その零余子が落ちて新たなシュウカイドウが生まれるということで、
日本国中に結構広まったのではないかと思われます」
「小さめな淡いピンクの花を咲かせる、そして白花もあるシュウカイドウは、ほんとうに魅力的な花です」
「葉っぱの形から、たぶん片思いというような花言葉が生まれたんだと思いますが、
もう一つの繊細は、茎が細くてシューと伸びるんですけれど、下手をすると、ポキッと折れてしまうんですね」
「ほんとうにそれは、繊細な感じです」
「風にも揺れますし、雌花は下を向いて咲いたりしますが、全体に茎が細いので、ゆらゆらと揺れて繊細な感じがします」
「だからこそ、日本庭園にも向くというか、似合う花ということになっているのかなと思います」
「涼しい木陰ですとか、半日陰の処、また、割合乾燥に弱いので、密やかな場所に可愛らしく咲く花が、シュウカイドウと言えるかも分かりません」
「これは食べてはいけない花で、幾分毒の成分があるようですので、口に入れないようにして頂きたいと思いますが、
とても可愛らしい花で、小さな花がたくさん咲く花です」
「何故、シュウカイドウというのかと調べてみると、花の形は違うんですが、どうも、カイドウという庭木に花の色が似ていて、
花の色が淡くてピンクで似ていることから、秋に花の咲く秋海棠(シュウカイドウ)というふうに付けられたようです」
「別名、ヨウラクソウともいうんですが、それは、花が垂れ下がる様子が、仏像の飾り玉を紐に通した瓔珞(ヨウラク)に似ているということから、
ヨウラクソウということのようです」などと。
この見出し画像の[シュウカイドウ]は、昨年の10月15日に、阪急六甲駅より油コブシ経由で、六甲高山植物園を目指して歩いたときにカメラに収めたものです。
そのときの日記の一部ですが、次の如き記述がありました。
「…ウメモドキの果実との出合いは初めてのことで、六甲高山植物園から六甲ケーブル山上駅間の道は往復歩いたのだが、
往路では目に留まらなかった、シュウカイドウやキツリフネ、そしてアキノキリンソウが、帰路では目に留まるという不思議なことがあった」と。

コメント
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