那須野校長先生のお話、素晴らしかったです。
開智小学校(開智学園総合部)の目指していることがよくわかりました。
那須野校長先生曰く
・何のために今学んでいるのか?将来に活かす学び方がある。
・何のために大学へ行くのか?それを自分なりに掴めるのが小中高時代の12年間。
・親がわかっているようでわかっていないのが自分の子。だから自分の子を他者の目を通してみてはじめてわかることが多々ある。
・今ほとんどの地域社会で失われしまっている子ども達の異学年齢集団。しかし、学校以外の世の中では異年齢集団が大半である。だから異年齢集団でどう対応し、どう過ごすべきかを実体験で学ばせてやるべきだ。だから、開智ではその良さを異学年齢学級で実現している。
一例をあげれば、毎年の入学式で新1年生を気遣う新4年生の姿。
「自分が1年生で入学したときに4年生のお兄さんやお姉さんにお世話になった。だから、自分も4年生になったらお兄さん、お姉さんとしてその「恩返し」を新1年生にしてあげたい。」そんな思いを大切にしている異学年齢学級。
学校内部も見学しました。11月29日は異学年齢学級(開智ではこれをチームと呼んでいる)での「表現」(来年2月の開智発表会でチーム毎に披露する演劇)の練習でした。かなり盛り上がっているチームもあり明るく活発な校風がうかがえました。しかし、11/29は「表現の練習日」という特別な日ですので、この日の開智だけを見学しても開智を見たことにはなりません。
学校の本質はイベント(行事)ではありません。学校の本質は8割をしめる普通の先生が普通にやっている授業とその生徒達です。だから、次の機会には普通の先生がやっている普通の学年別教科授業をも見学した上で、開智を本当に知り、理解して欲しいと思います。