新しい知識もそれを毎日使うなら、当然憶えていられますが、ふだんつかわない知識は1回やっただけでは忘れてしまいがちです。<o:p></o:p>
このことから忘れてしまう原因はお子様の能力というよりも、1回勉強しただけでその後復習が足りないことにあると思います。「どんなことでも1回勉強したら、完全に理解し、二度と忘れない。」という人であればいいのですが、実際そういう人は滅多にいないと思います。<o:p></o:p>
そうであるならば、足し算の筆算でも、かけ算や割り算の筆算でも、1回目勉強したらそのままにしておかず、完全に定着するまで毎日のようにその問題を自主勉強すると良いです。<o:p></o:p>
そのためには、計算問題練習や漢字の読み書き練習を学習習慣として毎日決まった時間に決まった量をやると良いです。学校や塾の宿題でなくても自主勉強をさせるのです。<o:p></o:p>
この意味で宿題しかやらない習慣のお子様と宿題が終わっても自主勉強する習慣のあるお子様では6年間に大きな差がつきます。
御三家をはじめとして難関校に合格しているほぼ全員のお子様がそういう学習習慣を生活習慣としています。
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たとえば、
親が「もう遅いので睡眠不足で身体を壊すと元もこもないのでもう寝なさい。」と言っても、子供は習慣なので「決めたところまでやる。」と言ってまだ勉強しようとする。
あんまり夜遅くまで勉強しているので「予定表通りに寝て、明日すっきりした頭で勉強するほうがかえって能率があがるよ。」とか「試験が近いので、もっともっと勉強したいという気持ちもわかるけど、だからこそ健康維持のために早く寝るという勇気も必要だよ。」などと説得して寝かせている。
そんな日々を過ごしているのが御三家に余裕で合格している家庭です。