新型コロナワクチンですが、デルタ株が流行する前はファイザー製のほうが新型コロナの発症を抑えられるとのことでした。だから、イスラエルをはじめとして欧米諸国は積極的にファイザー製を国民に接種し、成果も上がっていました。イスラエルでは一時はマスクなし外出してもOKとなりました。この時点で欧米諸国は多大なる犠牲を払わされましたが、新型コロナウイルス戦争に勝利しつつあったのです。我が国でも遅れ馳せながら医療従事者と高齢者からファイザー製のワクチンの接種をしました。
ところが、そんな状況下で感染力が数倍、重症化率が高い凶悪なデルタ株が何故かインド、イギリスから感染が始まり、瞬く間に世界中に広がりました。そして、欧米ではそのファイザー製のワクチンを2回接種したにもかかわらず新型コロナに感染する人が出てきました。(ブレークスルー感染)
まるで、新型コロナウイルスに意志があって、先行して効果を出していたファイザー製ワクチンを徹底研究し、ファイザー製ワクチンの防疫効果をのり越えるデルタ株を生み出したかのようです。
以上の推測が正しければ、今はデルタ株に対してモデルナ製ワクチンのほうがファイザー製より効果があるとのことですが、モデルナ製ワクチンも徹底研究され、早晩モデルナ製ワクチンの防疫効果をものり越える変異株が出てくるかもしれません。
この新型コロナウイルス戦争に勝つためには、こちらも次々出てくる変異株に対しても有効な新しいワクチンを先手先手で開発しなければなりません。まさに、新型コロナウイルスといたちごっこになります。「どんな変異株にも効果のあるワクチンの決定版?」が開発されるまではこんな状況が続くのかもしれません。
皆様へ
出来る感染防止策はすべて実行し、感染と重症化を防止し、この新型コロナウイルス戦争に絶対に勝ち残りましょう。