先日こんな問い合わせ電話がありました。
電話の方:年長ですが、9月から入塾したいのですが・・・・
私 :エッ、ね・ん・ちょうですか?! 申し訳ありませんが、現年長クラスは定員一杯でお受けできません。」
電話の方:空きがでませんか?
私 :試験まであと4週間のこの時期ですから、もはや空きは出ないと思います。
仮に空きが出たとしても、入試4週間前の今からでは「責任をもった指導」が出来かねますのでお受け出来ません。
電話の方:いつなら入れたのですか?
私 :同じ年齢の幼児と言ってもずいぶん差がありますから、お子様によって大きく異なります。
入試1年前では到底間に合いそうもないお子様もいらっしゃいますし、間に合いそうなお子様もいらっしゃいます。
お子様を確実に合格させたい方は年少の4月から入塾されていますよ。
電話の方:・・・・
要するに、この方は「ご家庭では私立小学校受験のための勉強を何にもさせてこなかったのに、4週間だけの勉強で合格させたい。」とのこと。
埼玉県内私立小学校もずいぶん甘くみられたものです。
たしかに都区内伝統校や名門校ほど競争率は高くはありません。
しかし、県内私立小学校も「きちんと努力されたご家庭のお子様達」が確実に合格しています。
そして、世間の「努力がかなり足りなかったお子様達」は厳しい結果となったと聞きます。
各校工夫されて、「お子様達の努力を正当に評価する出題内容」としているので当然の結果かもしれませんね。
やはり、学問の王道は地味に地道にコツコツだと思います。
コツコツ努力して志望校に合格し、成功体験を積む。
-それを人生最初のステップでお子様に実体験でもって教えるーそういう素晴らしい機会が私立小学校受験なのです。